歴代の負のイメージ。すでにXperia 1Ⅵで心配する必要がなくなったこと

Sonyは2023年から国内市場において出荷台数が前年対比で40%の減少と厳し目。市場調査会社のアナリストによると国内でGoogle Pixelシリーズが売れればうれるほどSonyは厳しくなると指摘しています。

もちろんPixelの影響もあると思いますがXperia自身のイメージも大きく影響している可能性があります。今回は歴代Xperiaで抱えていたマイナスイメージがXperia 1Ⅵの時点でほぼ改善していることについて主観的にまとめたいと思います。

電池持ちの悪さ。

現行シリーズが始まった頃のイメージとしてXperiaは電池持ちが悪いだったと思います。特に歴代premiumモデルはそうですが、4Kの表示解像度に対応していたことからも電池持ちは特に悪かったです。

一方で世代を重ねるごとにSonyは電池持ちの改善に注力していたこと。さらに発熱対策の一環として「消費電力」の抑制だったことから結果的に電池持ちの改善に繋がりXperia 1ⅥはGSM Arenaが公開したバッテリーテストの結果でみると「17時間27分」のスコアを獲得しています。

少なくとも執筆時点で同サイトがバッテリーテストを公開している機種の中で、Xperia 1Ⅵと非常に電池持ちが優秀な機種となっています。ちなみに1位はiPhone 16 Plusで2位はRedMagic 9 Proとなっています。

つまり電池持ちが良いと評判のiPhone 16 Pro MaxやGalaxy S24 UltraよりもXperia 1Ⅵの方が電池持ちがいいです。もちろんユーザーの使い方によって印象が変わってくる可能性もありますが、数年前のように電池持ちが悪いということはないです。

何より現時点だとXperia 1Ⅵ以上の電池持ちの良さを求めるのは現時点でかなり厳しい状況となっています。

発熱時の挙動とカメラ。

またXperia 1Ⅳのマイナスイメージが強い影響もあると思いますが、Xperiaは発熱にめちゃくちゃ弱いというイメージがあると思います。ちなみにXperia 1Ⅳは爆熱SoCに対して消費電力を抑制することによって発熱を抑制するチューニングを本格的に強化しました。

ただソフト主軸だったことも影響したのか発熱するとリフレッシュレートの制限などからも挙動が不安定に。さらにカメラ動作時も消費電力が多いことから発熱の原因になり強制終了が頻発という感じでした。

ただXperia 1ⅤではSoCの進化で電力効率が改善したことに加え、カメラ動作時の消費電力をチューニングによって強化。その結果撮影環境にもよりますが4K/60fpsの設定で1時間の連続撮影も可能となっています。

そしてXperia 1ⅥではXperia 1Ⅳから始まった消費電力抑制を主軸としたチューニングの完成度が非常に高くなったこともあるのか電池持ちの改善はもちろん発熱自体もしにくくなっています。

ちなみにXperiaのカメラは発熱時に強制終了させる理由として本体内部への負荷防止に加えてユーザーのケガ防止の側面もあります。そのためシューティンググリップが必須になりますが「撮影持続モード」も用意しています。

つまり本体を直接触らない状態になっているのであれば本体がどんなに発熱してもユーザーはケガがしにくいから制御を緩めるねという感じです。撮影持続モードなしだと4K/120fps撮影が20分弱のシーンで撮影持続モードありだと1時間を超えるなど汎用性は高くなります。

常にユーザーは最新機種を使っているわけではなく自分が使ったことがある世代での評価やイメージが中心になってしまいと思います。ただここ2年くらいで「安定性」の部分は一気に改善しているので過去のイメージにとらわれる必要はないかなと思います。

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