もともとは国内でも人気が高かったことも影響しているのか、毎年新型Xperiaが出る度に否定的な声はかなり多い印象を受けます。またブランド力の違いもあるのかもしれません、Xperiaが先にやっていたことをAppleはiPhone 16シリーズで踏襲しているように見える中、Xperiaは批判の嵐でiPhoneは絶賛の嵐となっています。
おそらくですがXperiaのファンからアンチになった人が他社と比較しても地味に多いのかなと思います。今回YouTubeにおいてXperiaのカメラの熱暴走についてコメントを頂いたので主観的にまとめたいと思います。
弱点を言わないと公平じゃない。
今回以下のようにコメントを頂きました。
Xperiaの弱い部分をほとんど比較に出してないのが不公平感強く感じました。ずっとXperia使ってましたが熱暴走で5分も録画出来ないし音ズレ酷いしでSD使えるのとLDACのメリット捨てる事になりますが今回からiPhone16proに乗り換える事にしました
投稿してくれた方は「Xperia 1Ⅴ」は使っているとの話ですが、個人的に特段気になることがなければ開封ならまだしも比較レビューで触れることはありません。
カメラの熱暴走に関してXperia 1Ⅳの時は確かにひどかったと思いますが、Xperia 1Ⅴでは4K/60fps撮影でも環境次第ですが一時間は撮影できる感じ。これはXperia 1Ⅵでも同様のテストを行っており問題なく1時間は撮影できています。
一方でiPhoneに関してはこの手のテストで発熱によるカメラの強制終了はよほどじゃない限り発生しないです。何より自分のテスト環境だと最新のXperiaとiPhoneであれば連続撮影に特段問題ないと判断したので触れる必要がないと思いました。
何より手持ちの個体で不具合や動作が不安定=全ての個体で発生しているはずもないです。なので手持ちの個体で発生していないことまで加味してレビューするのはほとんど不可能という感じになります。
カメラの強制終了はメーカーによって考え方が異なる。
少なくともXperia 1Ⅳに関しては本当に暴れん坊だっただけだと思いますが、カメラ含めた発熱の制御はメーカーによって考え方が異なると思います。少なくとも自分が試した感じだと特にXiaomiやASUSの機種は放熱性能を強化してパフォーマンスの持続性を優先したチューニングを採用しているように見えます。
そのため内部温度が50度近くになろうと外部温度がどんなに上がってもタスクを継続することが優先されている印象です。そのためカメラで長時間撮影をしても発熱によると強制終了ということは端末自体が限界を超えない限りはほぼないです。
一方でSonyなど国内メーカーは「安全優先」という印象を受けます。端末自体は余裕があってもユーザーに危害を加える可能性があると判断した時にカメラを強制終了させることがあります。
ただユーザーによってはカメラで見れば撮影を優先したいと思うので、Sonyはシューティンググリップが必須になりますが撮影持続モードを用意しています。正直安全にかなり配慮しているのは国内メーカーらしい考え方だと思います。
一方で国内メーカーでフラッグシップモデルを定期的に展開できているのはSHARPとSonyくらいで、GalaxyやiPhoneにPixelなどが何方かと言えば持続性優先のチューニングが採用されていることからXperiaやAQUOSの配慮は理解されいないくいというのが現状かもしれません。
何より真夏に屋外で長時間撮影すればどの機種もかなり発熱すると思います。その中で長時間撮影できる機種が絶対正義という感じになりますが、それだけ内部コンポーネントに負荷がかかるため故障するリスクが高くなります。
結局ざっくり言ってしまえば、どんな状況でもユーザーが思い通りになる端末を使いたいなら、ある意味配慮がない海外メーカーの機種を使った方が分かりやすいかもしれません。