Android15の互換ドキュメントからもAndroid16は例年より早く2025年第2四半期に本配信が開始する可能性があることが判明していました。ただPixel 10シリーズがAndroid16を標準搭載して発売したいという狙いがあることが大きく影響しているようにも見えます。
今回9To5GoogleによるとGoogleはAndroid16を2025年第2四半期に正式発表することを明らかにしたと報告しているのでまとめたいと思います。
Android16に言及。
Googleによると、「Androidはより頻繁にSDKをリリースする」ことを発表した上で、Android16を2025年第2四半期に正式発表予定であることを明らかにしたとしています。
また合わせてAndroid16の開発者向けプレビュー版がまもなく公開されることを明らかにしたとしています。
エコシステム全体のデバイス発売スケジュールによりよく合わせるために、より多くのデバイスがAndroidのメジャーリリースをより早く入手できるように。第2四半期のリリースをできるだけ多くのデバイスにもたらすために、デバイスパートナーと積極的に協力しています。
ちなみにAndroid15などでみると開発者向けプレビューが公開されたのは2月頃なので、全体的に約3ヶ月の前倒しになっていることになります。
メジャーリリースが第2四半期に予定されているため、アプリの準備が整っていることを確認するために、前年よりも数か月早く毎年の互換性テストを行う必要があります。
メーカーやアプリ開発者にとってはAndroid16が前倒しになることで大変だと思いますが、来年の下半期に登場する多くの新製品はAndroid16を標準搭載していてもおかしくないのかもしれません。
最も短命なバージョンに。
Android15がPixelに対して10月中旬に配信を開始したこともあり最も短命なバージョンになる可能性があります。またAndroid 15 QPR 1のベータプログラムはすでに終了しており、GoogleによるとAndroid 15 QPR 2/β版もまもなく配信することを明らかにしています。
一方でSamsungでみるとOneUI7.0で大刷新の準備をしていることからも来年の1月に登場すると予測されているGalaxy S25シリーズで初のお披露目という感じになります。
少なくともSamsungはOSのアップデートにかなり尽力していましたがOneUI7.0で大幅に遅れることに加えAndroid16の前倒しでタイムスケジュールがグタグタに。
少なくともSamsungがOneUI8.0を一刻も早く出したいとなるのであれば、既存機種へのAndroid15への本配信を進めつつ、一部フラッグシップを中心にOneUI8.0のβ版を進める必要があるとしています。
Samsungにとってはかなり大変だと思いますが、ユーザーからすれば最新機種が最新OSを搭載して発売してくれれば分かりやすいかなと思います。何よりAndroid15の開発は最低限に留まり、多くのメーカーは一刻も早く対象機種に配信を開始することが重要課題になるかもしれません。