Googleは先日より対象のPixelに対してAndroid15の本配信を開始しましたが、12月のFeature DropであるAndroid15 QPR1 Betaの開発は着々と進んでいます。また一部情報によるとGoogleは12月にGemini 2.0を正式発表すると予測されており、仮に正式発表された場合に昨年と同様Pixelにも何かしらの恩恵があるかもしれません。
何よりPixel 9シリーズでハード品質が改善したからこそソフトの改善が重要になります。今回9To5GoogleがAndroidのナンセンスなアニメーションテストについて言及しているので簡単にまとめたいと思います。
ナンセンスなテスト。
以前よりiOSのアニメーションは非常に快適と評判が良かったこともあるのか、Androidメーカーもアニメーションの改善に尽力しています。ただ同サイトによると中華メーカーでよくみるアプリの「オープン・クローズテスト」は本当にナンセンスだと否定しています。
何がきっかけで「オープン・クローズテスト」が流行っているのか不明。このテストを行うとアニメーションが最適化されていないと動作がおいつかなくなるとしています。
率直に言って、それはばかげた「テスト」です。なぜなら、それは誰かが実際に自分の電話をどのように使用しているかを反映していないからです。これは間違いなくストレステストですが、アニメーションは実際に人々がそれらを見る方法ではないときに、これらのテストでアニメーションが「壊れている」わけではないと主張します。
結局のところ「オープン・クローズテスト」のようなトレンドができてしまうと、メーカーはここに集中して他の見えない部分の改善を疎かにする可能性があると危惧しています。
Pixelは最適化を重ねるべき。
GoogleによるとGoogle Tensor G4でアプリの応答速度を17%改善した上で、ウェブパフォーマンスは20%改善。その結果前モデル対比で動作性が大幅に改善したことを実感できます。
少なくともGoogleはPixelに対して専用機能も多数用意しており、XperiaやAQUOSの方がよほどピュアアンドロイドに近い感じです。何よりソフトはそれなりに頑張っていることからも今後最適化に集中するべきだと思います。
結局のところ分かりやすい指標として「DxOMark」におけるカメラテストや「AnTuTu」などがありますが、実使用の部分で恩恵になることはあまりありません。少なくとも中華メーカーは分かりやすい指標で高スコアを獲得することに注力して他の部分が疎かになることは今まで多数ありました。
なので分かりやすい指標で良さをアピールするのではなく、地味でユーザーにとって分かりにくいとしてもGoogleはハードとの最適化を積み重ねることが最優先に感じます。
逆にハードとの最適化を優先しないで、アニメーションの最適化を優先するようになると、ユーザーは恩恵を受けにくいのかもしれません。