Pixel 9aの一部スペック判明。フレームないけどカメラバンプはあり

Pixel 7aからスペックが底上げされたことからもフラッグシップの無印との差別化が分かりにくい状態となっておりaシリーズも無印も中途半端に感じてしまうと個人的に現行のラインナップはマイナスに感じてしまいます。

Googleにどのような狙いがあるのか定かではありませんが今後も継続する可能性があります。今回海外サイトがGoogle Pixel 9aの一部スペックに言及しているので簡単にまとめたいと思います。

カメラが低画素化。

先日には有名なリーカーがCADを基に作成したPixel 9aのレンダリング画像を早くも公開されました。同氏の過去の実績を考慮するとほぼ確定的と言える感じでカメラデザインの変更が大きな特徴となっています。

そして今回海外サイトがGoogle Pixel 9aの一部スペックに言及していることが判明しました。

まず一つ目としてはインカメラでセンサーの詳細は不明ですが画素数は13MPになるとの予測です。現行モデルと画素数で見れば同じでコストカットを考えるとIMX712を踏襲している可能性があります。

ちなみにIMX712はDPAFに対応しているのでクラス3の顔認証も継続する可能性があります。次に2つ目としてはPixel 9シリーズで追加された新機能である一緒に写るに対応すると予測しています。

少なくともaシリーズはハードが原因の一部機能には非対応ですがハードに依存しない機能は共通化されていることが多くGoogle Tensor G4を搭載していることを考えると妥当に感じます。

そして3つ目としてはメインカメラでセンサーの詳細は不明ですが48MPになるとの予測です。単純に画素数で見るとPixel 9aは退化していることになりますが海外サイトによるとセンサーをクロップしているだけで現行モデルと同じくIMX787なのではと指摘しています。

カメラセンサーは端の部分になるほどノイズが発生しやすく歪みも発生しやすいとの話です。そのためセンサーの中央部分のみを使えばカメラソフトで余計な補正をする必要がなくなります。

次に2つ目としてはカメラ機構自体を小型化できると言われており内部スペースの節約に繋がります。そして3つ目としてはセンサーの一部のみを使用することで消費電力の抑制に繋がるとの話です。

単純に消費電力が減ればカメラ撮影時の発熱を抑制した上で電力効率の改善にも期待できます。少なくともこれはXperia PRO-Iでも同様の理由からクロップして使われていました。

一方でもちろんデメリットもあり一つ目としてはセンサーサイズが小さくなれば取り込める光量が減るためシーンによってはノイズが発生しやすくなったり全体的に暗くなる可能性があります。

そして2つ目としては望遠を搭載していない機種は広角によってズーム画質が左右されます。高画素化することで画質を担保しやすくなりますが48MPまで減れば画質が悪化する可能性があります。

少なくともPixel FoldやPixel 9 Pro FoldはIMX787をクロップしているとの話です。そのためPixel 8aは64MPの1/1.7インチに対してPixel 9 pro Foldは48MPの1/2.0インチと実質小型化しています。

センサー自体が一緒であればクロップしている分ナイトモードやズームは不利になると思います。何より現時点ではIMX787をクロップして搭載しているとの確定的な情報がないので何ともです。

ただコストカットのことを考えると同じセンサーを継続採用していてもおかしくないと思います。

本体サイズは大型化。

また先日にリーカーがレンダリング画像を公開した際に本体サイズにも言及していました。ただ今回本体サイズを訂正しておりPixel 9aは154.7×73.2×8.9mmになるとしています。

ちなみにPixel 8aは152.1×72.7×8.9mmであることからも本体の厚みは一緒ですが縦横は僅かとはいえ大型化しておりディスプレイサイズも変更されているのか不明です。

単純に本体サイズが大型化した上でディスプレイサイズを6.1インチのままにすればベゼルが太くなりますがレンダリング画像をみる限り極端にベゼルが太いわけではないのでディスプレイサイズが変更されているのかもしれません。

単純に考えればスペック表記で6.2インチあたりと考えておくのが無難かなと思います。

また賛否両論があるカメラバンプですが今回の情報によるとPixel 9aはカメラバンプこみで9.4mmとしていることからも0.5mmはカメラ部分が僅かに盛り上がっていることになります。

ちょっとPixel 8aのカメラバンプこみの厚みを確認できませんが一緒の可能性もあります。そうなると単純にカメラフレームがなくなっただけでカメラバンプ自体は変わらない可能性もあります。

また本体の厚みが維持されているとはいえ大型化していることを考えると重くなった可能性があります。少なくとも現時点ではなぜ大型化したのか不明でディスプレイサイズに合わせたのか。

それとも大容量バッテリーを搭載するために内部コンポーネントに合わせて大型化したのか不明です。Pixel 8までは小型化の流れでしたがPixel 9シリーズやPixel 9aで見ると大型化の流れです。

個人的にはそこまで気にならないですがスペックでみるとPixelは他社より重い傾向にあります。なので少しでも取り回しの改善に期待したいところでしたがPixel 9aでは実現しない可能性があります。

Google Tensor G4を搭載へ。

少なくともPixel 8aを見ると手頃な価格でGoogle AIを楽しめるとアピールしている印象です。そのためPixel 9シリーズで対応した一部新機能は同様に対応する可能性があります。

ただ現時点で予測しにくい部分としてGemini Nanoの統合でRAM8GBを継続するのか。それともPixel 9と揃えてRAM12GBにすることで最低限Geminiを使えるようにするのか。

またPixel 9aはPixel 9がベースになると思うのでAIで越えることは考えにくいです。そのためPixel 9が非対応となっている動画ブーストやズームエンハンスなども同様に非対応だと思います。

何よりPixel 9シリーズの最大の特徴が個別の新機能というよりはGeminiの最適化です。そのためGeminiで差別化してくるとは考えにくいですがコストを考える難しいところです。

またGoogle Tensor G4を搭載することはほぼ確定だと思いますが廉価なパッケージ方法を採用することでコストを抑えてくる可能性があり一部情報によるとSoCに統合されている5Gモデムも最新のExynos5400ではなく現行モデルと同じExynos5300を継続との話です。

そのため同じGoogle Tensor G4でもPixel 9シリーズが搭載している物より条件が悪く単純に考えれば発熱しやすく通信関連の不安定さもそのまま踏襲している可能性があります。

ちなみに事前情報通りであればPixel 6aはPixel 6シリーズと同じGoogle Tensorを搭載する可能性があります。ただPixel 7aからは廉価なパッケージング技術が採用されているとの話で細かい部分とはいえユーザーを騙している印象で個人的には値上げしてでも同じものを搭載してほしいところです。

何より世代を重ねるごとにインフレの影響からもコストカットがかなり目立つようになりました。このことを考えると無理に毎年出さずに値上げのペースを少し落としてほしいように感じます。

少なくともターゲット層を考えると無印に近いスペックにする必要はないのかなと思います。国内で見ると為替の影響もあるとはいえPixel 9aで8万円近くになったら厳しいと思います。

iPhone SEに勝つ必要はない。

そして事前情報通りであれば2025年の3月中旬頃に予約が開始すると予測されており3月下旬には一部市場で発売とiPhone SEの新型とタイムスケジュールが丸かぶりの可能性があります。

iPhone SEはiPhone 14をベースにデザインを刷新すると予測されておりFace IDに対応する可能性が高いです。さらにApple intelligenceに対応させる可能性があるのでRAMは最低でも8GBの可能性もあります。

SoCに関しては最低でもA17 Proとパフォーマンスは3年ぶりということもあり大幅に向上する可能性があります。そして価格に関してはPixel 8aと同じ$499になると予測されておりPixel 9aは値上げ出来ずです。

少なくともAIの部分で見ればGoogleの方が明らかに先行しているとの評価が多いです。GoogleとしてもPixel 9aでGoogle AIをアピールしたいのであればハードで劣る可能性が高いiPhone SEより先に発表することでしっかりと牽制する必要があるのかなと思います。

一方でよく言われることの一つですがPixel 9aはiPhone SEに勝つ必要はないと思います。

少なくともGoogleとしての狙いはPixelの売り上げを拡大してiPhoneに勝つことではないです。ちなみにGalaxy Sシリーズは年間で3000万台近く売れますがiPhoneは1億台前後売れます。

つまり同じ最新のフラッグシップ同士で比較してもこれだけの差があるのにPixelがどんなに頑張ったところでひっくり返せる可能性はほぼゼロでひっくり返したら革命です。

何よりGoogleはAndroidのシェアを拡大するためにiPhoneに少しでも牽制したいとの話です。

ただパートナーであるSamsungやXiaomiが苦戦していることからもGoogle自らハードに力を入れてAndroidユーザーを増やそうとしておりGoogleとしてはAndroidユーザーを増やすことでGoogleのサービスを使って課金してもらうことが一番の狙いだと言われています。

なのでPixelがiPhoneに勝てればいいですがiPhoneの邪魔を出来るだけでも十分という感じです。それでPixelを買ってくれなくてもGalaxyやXiaomiなどAndroidを買ってもらえれば十分という可能性もあります。

そのため端末自体でiPhoneに勝つ必要はなくPixel 9aに関しても同様の立ち位置だと思います。

まとめ。

今回はGoogle Pixel 9のカメラに関する情報がリークしたので簡単にまとめてみました。個人的には目新しい情報という感じではなく現行モデルや傾向を考えれば妥当に感じます。

何より気になる部分としてPixel 9との差別化がどうなるのか個人的には非常に気になるところです。

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