事前情報からもSonyはXperia 5シリーズの開発を中国企業に委託したと予測されており、Xperia 5Ⅵが今年発表されることはなくても、シリーズ自体は継続している可能性があることになります。
一方でフラッグシップモデルの開発が外部委託なんて聞いたことがないので、フラッグシップモデルはXperia 1シリーズのみになる可能性があることに。今回RedditにおいてXperia 1Ⅶの搭載SoCについて投稿されていることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
Snapdragon 8 Eliteが採用されない?
先日にQualcommは命名規則を変更したSnapdragon 8 Eliteを正式発表。従来の命名規則を継続したSnapdragon 8 Gen 4の方が分かりやすかったようにも感じてしまいます。
そして今回以下のように投稿されていることが判明しました。
そして、以前とは異なり、ソニーはそれを使用するスマートフォンブランドの1つとして指名されていません。もちろん、それはソニーがスマートフォンで終わったか、メディアテックチップを使用することを確認するものではありませんが、それは本当に良い兆候ではありません。
ちなみに歴代SoCのプレスリリースを確認すると以下のようになります。
内容 | |
Snapdragon 8 Gen 1 | Snapdragon 8 Gen 1は、Black Shark、Honor、iQOO、Motorola、Nubia、OnePlus、OPPO、Realme、Redmi、SHARP、Sony Corporation、vivo、Xiaomi、ZTEなどのグローバルOEMおよびブランドに採用され、2021年末までに商用デバイスが期待されています。 |
Snapdragon 8 Gen 2 | の新しいモバイルプラットフォームは、ASUS Republic of Gamers、HONOR、iQOO、Motorola、nubia、OnePlus、OPPO、REDMAGIC、Redmi、SHARP、Sony Corporation、vivo、Xiaomi、XINGJI/MEIZU、ZTEなどのグローバルOEMおよびブランドに採用され、最初の商用デバイスは2022年末までに予定されています。 |
Snapdragon 8 Gen 3 | Qualcomm Technologiesの最新プロセッサは、ASUS、Honor、iQOO、MEIZU、NIO、Nubia、OnePlus、OPPO、realme、Redmi、RedMagic、Sony、vivo、Xiaomi、ZTEなどのグローバルOEMおよびスマートフォンブランドのフラッグシップデバイスに採用されます。 |
その上でSnapdragon 8 Eliteのプレスリリースを確認すると以下のようになります。
ASUS、Honor、iQOO、OnePlus、OPPO、RealMe、Samsung、Vivo、Xiaomiなどの大手OEMおよびスマートフォンブランドは、今後数週間でSnapdragon 8 Eliteを搭載したデバイスを発売する準備があります。
今までと文面が違うため何とも言えないところもあります。少なくともSonyが今後数週間以内にSnapdragon 8 Elite搭載機種を発表する予定がないことからも、今回の文面に「Sony」が含まれていないだけと判断することもできます。
Dimensityを採用する可能性は低い。
一部噂によるとSnapdragon 8 Eliteのコストは$200前後でDimensity9400のコストは$160前後と言われています。このことからもコストだけで見れば最新世代であってもDimensityの方が安いが可能性が高いです。
そのためDimensityを採用するべきだとの声もありますが、SonyはQualcommと複数年契約をしています。そのためXperia 10シリーズはどうなるか不明ですが、Xperia 1シリーズはSnapdragonを継続採用する可能性が高いと思います。
Qualcommもコスト増加に伴い採用しているメーカーが減るのを出来るだけ避けるべきためなのか契約に尽力している感じで、vivoにOppoにSamsungなどでみると最上位モデルのみはSnapdragonで固定している感じです。
何よりXperia 1ⅦはSnapdragon 8 Eliteを採用している可能性が高いと思います。