Pixelが無双状態に?2027年にはより大言語モデルが統合される可能性

8月に開催された新製品イベントにおいてGoogleは「Google Pixel 9シリーズ」の発表時間よりもGeminiに時間を割いていた印象を受けます。少なくともPixel 9シリーズというハードよりもGoogleはPixelでGeminiを使えることの方がアピールしたかったのかもしれません。

今回XにおいてGoogle Pixelと今度のAIについて情報を共有して頂いたので簡単にまとめたいと思います。

大規模生成AIを導入。

今回Xにおいて以下のような情報を共有して頂きました。

あくまでも開発段階としていることからも、今後の開発進捗によっては変更される可能性があるので注意が必要です。ちなみにGoogleの幹部によると2025年には、Androidにより大言語モデルを導入することに期待していると以前発言しています。

この発言と今回頂いた情報を合わせて考えると開発進捗は遅れている可能性があるのかもしれません。少なくとも現状だとスマホ向けとして「Gemini Nano」が存在しており、スマホで見ればオンライン限定として「Gemini Pro」を使った機能も提供しています。

なので単純に考えると、今後Gemini ProレベルのAI性能がPixelに統合される可能性があるのかもしれません。

一部ヒントを出している。

以前Pixel 9シリーズが正式発表される前の段階でしたが、Googleは今後の動画ブーストにも言及しており、いずれはオフラインで処理することを目標にしていることを明らかにしています。

Pixel 9シリーズで見ると「Pixel 9」のみ非対応で、既存モデルだとPixel 8 Proのみが対応している機能になりますが、Googleによると開発当時のモバイル向けSoCでGoogleの求めるパフォーマンスを満たすものがなかったとしています。

さらに高度なAIによって補正をかけていることからも現状ではGemini Proを介してオンラインで処理されています。ただ当たり前の話オンラインで処理しているということはセキュリティ上のリスクもあります。

さらに処理速度の問題もデメリットもありPixel 9シリーズは前モデル対比で改善しているとはいえ1分以内の動画でも処理が完了するのに2時間以上はかかります。

少なくともGoogleはGemini Proを介している「動画ブースト」や「編集マジック」はオフラインで処理できるようにするのが分かりやすい目標の一つなのかもしれません。

そのためGoogle TensorをTSMC製に切り替えて底上げした上で、ソフト面ではより高度な処理ができるように大言語モデルの統合を急いでいるのかもしれません。単純にAIにしろSoCにしろパフォーマンスが向上すればキラーコンテンツが出てきてもおかしくないように感じます。

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