先日にはGoogle Tensorを搭載したPixelに対してAndroid15の本配信が開始。従来であれば最新のフラッグシップは最新バージョンを標準搭載した上で発売されていたので、Pixel 9シリーズはAndroid15にアップデートすることでスタートラインに立てた感じになります。
一方で個人的に気になっていたのは折畳式機種関連の機能です。折畳式機種を今後より快適にするにはGoogle自体が頑張る必要があります。今回はAndroid15にアップデートしたPixel 9 Pro Foldで物足りないと感じる部分について主観的にまとめたいと思います。
Android15で追加された新機能。
例えばメインディスプレイからサブディスプレイに切り替えて使いたい場合、SamsungやOppoなどはオプションを用意していましたがPixel Foldはなかった。ただ以前より開発されていたことが判明しておりAndroid15で実装されるかと思いきやAndroid14を標準搭載したPixel 9 Pro Foldは発売時点で実装。
そのため開発が判明していた全ての新機能がAndroid15で追加されているわけでもありません。その上でAndroid15で追加された折畳式機種関連の新機能は以下のようになります。
折畳式機種関連の新機能 |
タスクバーを固定表示できるオプション |
ペアアプリを登録できるオプション |
今回追加された新機能は大きく2つで、どちらもアプリによりアクセスしやすくするためのオプションという感じです。少なくともPixel Foldユーザーからすれば嬉しいところですがGalaxy Z Fold 6やvivo X Fold 3シリーズなど他社の折畳式機種を使っているユーザーからすれば目新しさを感じることはないと思います。
フレックスモードのオプションが欲しい。
Googleはアプリの最適化が不十分であることを認めています。だからこそPixel Foldは少しでも多くのアプリがタブレットモードで表示できるように横長のメインディスプレイを搭載していました。
ただPixel Foldユーザーからのフィードバックとしてスマホらしさを求めているユーザーが圧倒的に多かったことからもPixel 9 Pro Foldは正方形に近いアスペクト比に変更されています。
その結果スマホ向けのアプリはより表示しやすくなりましたが、従来見開き表示ができたアプリが出来なくなるなどマイナス部分もあります。だらかこそGoogleはオプションをより強化する必要があると思いますがマイペースに感じます。
少なくともOppo/OnePlus/Honor/Xiaomi/vivoなど多くのメーカーの折畳式機種を使ってきましたが、「折畳式機種機能」という項目が設定の中に用意されています。そのため特有の機能を一目で確認することが出来るので便利です。
この辺SamsungのOneUIはGalaxy Labにある程度まとまっているとはいえわかりにくいです。一方でPixel 9 Pro Foldは折畳式機種機能という項目もなければオプションが少ない上に確認もしにくいです。
オプションが少ないからこそ専用の項目を作らないという流れなのかもしれませんが分かりにくいです。またフレックスモードのオプションには対応してほしかった印象を受けます。
何よりハードでは他社と比較して厳しい部分もあるからこそソフトは頑張って欲しい。特にソフトが割と疎かになりがちな中華メーカーと同程度のオプションには対応してほしいかなと思っちゃいます。
とりあえず今後配信されるFeature Dropのタイミングで新しいオプションが追加されることに期待です。