事前情報からも歩留率の悪さからもExynos2500はGalaxy S25シリーズに採用されないと予測されています。一方でGalaxy S25に関してExynos2500が間に合わないことからもコストカットのためにDimensity9400を搭載するとの予測もあります。
今回Phone ArenaによるとExynos2500のアーキテクチャがベンチマークから判明したと報告しているのでまとめたいと思います。
アーキテクチャがリーク。
今回の情報によるとリークしたベンチマークテストの結果からExynos2500のアーキテクチャが判明したとしています。
コア | クロック数 | 数 |
Cortex-X925 | 2.59GHz | 3 |
Cortex-A725 | 2.25GHz | 5 |
Cortex-A520 | 1.75GHz | 2 |
10コア構成というのはExynos2400から変更がありませんが、個人的に意外だったのは超大型コアであるCortex-X925を3つ搭載していることです。また執筆時点では正式発表されていませんがSnapdragon 8 EliteやDimensity9400は高効率コアを廃止していますが、Exynos2500は2つとはいえ維持している感じになります。
Exynos2400はメインコアにCortex-X4を一つ搭載するなど、割と無難な構成ですがExynos2500では割と攻めの印象を受けます。その他Samsungの3nmプロセスルールを採用すると予測されており、パッケージング技術も進化する可能性があります。
発熱や電力効率は大丈夫なのか。
すでに正式発表されているDimensity9400を見るとメインコアにCortex-X925を採用しています。ただDimensity9400は1つの代わりにクロック数が最大3.6GHzとなっていますがExynos2500は3つ搭載しているけどクロック数は2.59GHzとなっています。
アーキテクチャで見ればある意味Dimensity9400よりExynos2500の方がチャレンジングですがクロック数を抑えることで発熱抑制や電力効率を意識している可能性があります。
一方でアーキテクチャの割にはパフォーマンスがそこまで出ないという懸念もあります。何よりベンチマークがリークしたことからもSamsungは開発を継続している可能性がありますが現状の歩留率のままだと製品化されずスキップされる可能性もあります。
Exynosは毎年のようにハズレという感じで、よくなってきたと思いきや今度は生産が安定しない。モバイル部門は製造に振り回されないSnapdragonやDimensityを中心に考えた方がいいのかもしれません。