キャリア経由での販売にあまり期待出来ない状況になったのか、今年で見ればSamsungは直販版にかなり力を入れている印象を受けます。Galaxy S24シリーズやGalaxy Z Fold 6など最新世代のフラッグシップモデルはキャリアモデルと同日発表となっており、発売日に関しても同日と今までのタイムラグが大幅改善。
さらにキャリアの販売に影響が出ないようにするためなのか、昨年まではカラバリもストレージも限定的でしたが今年で見ればキャリアよりも選択肢があるのでかなり魅力的になっています。
今回韓国の毎日経済によるとSoftBankが年内にGalaxyの取り扱いを再開させる可能性があると報告しているのでまとめたいと思います。
SoftBankが取り扱いをやめた理由。
約9年前にSoftBankは「Galaxy S6 Edge」を取り扱っていますが、それ以降はGalaxyの取り扱いが一切ありません。今や直販版が充実していることからもSoftBankが直接取り扱わなくても、正直そこまで困ることはないと思いますが、なぜSoftBankは取り扱いをしなくなったのか。
あくまでもネットにある噂に過ぎませんが一つ目の理由としてはiPhoneに偏りすぎたマーケティング戦略と言われています。SoftBankが国内展開を強化する上で、ボーダフォンに協力を求めたみたいですが、その後SoftBankに買収されています。
さらにSoftBankはAppleとの交渉が上手く進み当面は国内独占販売をできる権利を得たことからも「iPhone」が中心になり、この動向に対してSamsungが不振感を募らせたと言われています。
そして2つ目の理由として国内メーカーを保護することで、特にSoftBankの孫正義氏はSHARPに特許を売り込んで得た資金をもとにアメリカでSoftBankの前進となる会社を設立しています。
AQUOSに関してSoftBankは扱っており、SHARPに少しでも恩を返すために海外メーカーのスマホを少しでも取り扱わないとの選択をしたとも言われていますが実際のところは分からないです。
年内に取り扱いを開始する可能性。
そして今回の情報によるとSamsungは日本市場において端末販売拡大にも積極的だとしており、SoftBankに対しても年内には供給を開始することが決定していると断言しています。
残念なことに今回の情報では、どの端末の取り扱いがあるのか不明で、Galaxy ZシリーズやGalaxy Sシリーズの取り扱いを開始するのか。それとも国内発表があってもおかしくない機種として「Galaxy S24 FE」が今後出てくる可能性があり、SoftBankも合わせて取り扱いを再開するのか気になるところです。
少なくとも情報源によるとSoftBankは若年層に人気があるキャリアと認識されており、SoftBankでGalaxyの取り扱いが再開することで若年層へのリーチもしやすくなる可能性があるとしています。
何より大手キャリアでしっかり扱うことになればSamsungの国内シェアはさらに改善する可能性があります。シェアが拡大して販売優先国になれば、今まで取り扱いがなかったラインナップも日本で展開してくれるようになるかもしれません。
そうなればGalaxyに興味を持つユーザーがさらに増える可能性があるので、Samsungにとっても好循環になるのかもしれません。