Xperiaが今後存続するため。1よりも10の方が絶対重要だと思う理由

そもそも国内市場で見るとAndroidを購入する層は中高年が多いと言われている中、Xperiaも海外の調査会社からメインの購入層が中高年であることは指摘されています。

一方で若年層になるとiPhoneの人気が高い中で予算の問題からもAndroidのエントリーモデルもそれなりにシェアがある印象を受けます。今回はXperiaが今後継続するのは若年層を意識したマーケティングを強化する必要があると思うので主観的にまとめたいと思います。

ミドルレンジモデルの強化。

もちろんユーザーの収入状況や家庭環境にも影響されると思いますが、若年層は中高年と比較すれば購買力は低いです。またiPhoneが人気といっても必ずしも最新世代を所持しているユーザーが多いというわけではなく中古品や安売りされているiPhone 14などのシェアが高いとの話もあります。

少なくとも若年層に興味を持ってもらうには「価格」が絶対条件とも言える感じで、せめて一括価格が高いとしてもキャリアに販売を強化してもらう必要があるかなと思います。

さらに若年層でAndroidに興味を持っているユーザーは、目が肥えている可能性が高く「コスパ」が重要な要素になってきます。基本はスマホ一台でゲームに音楽に動画にカメラが満足に使えることが重要で、それで入手しやすい価格であることが条件になります。

その中でXperia 10シリーズは中高年の一般層をターゲットにした製品となっており、目の超えた若年層が興味を持つ製品ではないように見えます。Xperia 1シリーズに関しても中高年の男性が喜びそうな仕様となっており価格的にも若年層をターゲットにした製品ではありません。

このことからも現状だと若年層にとって分かりやすい機種が存在しておらず、今後Xperia 10シリーズの方向性を大きく変える。もしくは新たなミドルレンジモデルを追加する必要があるのかなと思います。

iPhoneを基準にした方が分かりやすい。

結局のところ若年層を意識するということは、若年層に人気があるiPhoneを意識するしかありません。いかにiPhoneより魅力的かアピールしていく必要があり、逆にiPhoneで重要視されていないことをアピールしても効果は薄いのかなと思っちゃいます。

例えば分かりやすい例としては「イヤホンジャック」や「SDカードスロット」でiPhoneでなくても困っていない人にとっては差別化にならないです。結局若年層の基準がiPhoneとなりつつある中でスペックの取捨選択は非常に難しく、良く言えば「差別化」になりますが、悪く言えば魅力を感じないスペックになる可能性もあります。

とはいえiPhoneのパクリみたいな製品に仕上げたところでエコシステムなどソフト関連が弱いXperiaに勝ち目がないという感じです。今後Sonyがミドルレンジモデルをどのように強化してくるか不明ですが、現状だとスマホにあまり興味がないユーザーにとっては分かりやすい機種。

一方で目の肥えた人からすると物足りないスペックで価格も高いと若年層に売るのは非常に厳しいかなという印象です。ただ今後もモバイル部門を継続したいとなった時に、iPhoneには劣るとしても勢いのあるXiaomiやPixelには絶対負けないという状況にしておかないと厳しいのかなと思っちゃいます。

最新情報をチェックしよう!