XperiaやGalaxyやiPhoneと比較すると生産台数が圧倒的に少ないことに加え、Sonyは利益重視の価格設定をしていることからも他社より高い傾向が強かったです。ただXperia 1Ⅵでみるとそこまで為替状況を考えるとそこまで値上げされなかった印象を受けます。
今回はXperia 1Ⅵの価格をキャリアモデル基準で判断するべきではないと思うので主観的にまとめたいと思います。
キャリアモデルは高い。
まず大手キャリアにおける価格を確認すると以下のようになります。
一括価格 | |
直販版 | 18万9200円 |
docomo | 20万9440円 |
au | 21万4800円 |
SoftBank | 21万960円 |
何より直販版が最も安く、RAM12GB/ROM512GBモデルでも20万4600円となっていることから、ストレージが半分のキャリアモデルの方が高いということになります。
そしてなぜキャリアモデルの方が高いのか推測できる理由をまとめると以下のようになります。
キャリアモデルが高い理由 |
メーカーから端末を仕入れた上で独自カスタマイズをしている |
ミリ波に対応させている |
分割払いで購入するユーザーが多いことからも分割購入を促進するような価格設定にしている |
CMなどの販促費も上乗せしている可能性 |
直販版もFelicaは同様に対応していますが、キャリアアプリへの対応などチューニングを行っていることからもコストは嵩みます。また一括で購入するユーザーは超限定的であることからも分割購入でお得に見えるようなプログラムを設定しているので一括価格をあえて高く設定している可能性があります。
一方で直販版に関してはキャリアのように購入方法が豊富という感じではなく、そもそも一括で購入する人が多いと思います。そうなってくると一括価格を安くしないと手が届かない方が増えるので結果売れにくくなります。
キャリアモデルは安心を買ってる。
何よりキャリアモデルを購入している人が圧倒的に多いことからもキャリアモデルの価格を基準に考えたくなるのは分かります。ただ直販版という安い選択肢がある以上、個人的にはキャリアモデルを基準に考えるのは違うのかなと思います。
キャリアモデルは実店舗におけるサポート含めた「安心」を買っているため直販版より高いとイメージした方がいいです。この「安心」は言ってしまえばキャリアが上乗せしている価格で、価格に不満がある人は直販版を購入するべきかなと思います。
誰だって最初は直販版を購入する時は不安かなと思いますが、メリット/デメリットを把握した上で問題なければ直販版の方がいいかなと思っちゃいます。特にフラッグシップはXperiaに限らず直販版の方が買いやすい環境が構築されてきた印象を受けます。
以前YouTubeでXperiaは20万円をきる価格設定にすべきだとのコメントを頂きましたが、すでに20万円をきっており、何より総務省が横槍を入れたことで以前よりだいぶ流動性がある市場になったと思います。
その中で少しでも安くほしいと思うのであれば、ユーザー自身も柔軟に対応する必要があるのかなと思います。ユーザー自身が柔軟に対応せず、いくら価格に不満を言っても状況は変わらない感じで、もし安く購入できる時がくるとすれば急激な円高が進んだ時なのかもしれません。