先日にOnLeaks氏がGoogle Pixel 9aのCADを基に作成したレンダリング画像を公開。デザインは好みがあるので何ともですが一部情報によると2025年3月に正式発表される可能性がありiPhone SEと発表時期が被る可能性があります。l
またPixel 9シリーズの発表時期を見てもAppleを意識している可能性は高いかなと思います。一方で今回Google PixelはiPhoneに必ずしも勝つ必要があるのか主観的にまとめたいと思います。
スペックに価格が優れていれば勝ちなのか?
少なくともGoogleの目標としてはAppleからシェアを奪還してAndroidのシェアを回復させることを明らかにしています。そのための一つの手段としてGoogleはハード部門を強化しており、Pixel 9シリーズでみるとプレミアムモデルを強化している感じです。
一方で自分のYouTubeにおいて「PixelはiPhoneに勝つことは出来ない」とのコメントをよく頂きます。ただ何をもって「勝つ」と判断するか難しいところで、価格が安ければ勝ちなのか?それともスペックで優れていれば勝ちなのか不明です。
そもそもスペックと価格の両方が優れていれば勝ちになるのかも定かではありません。少なくとも「iPhone 16 Pro Max」で見ても最上位モデルの中で見ればスペックが特段優れているわけではありません。
現時点で明らかに優秀と言えるのは「電池持ち」くらいかなと思います。スペックや価格だけで見れば中華メーカーの最上位モデルには及ばない感じで、Appleが好きな人も「iPhoneの魅力はApple製品との連携の素晴らしさ」だとしています。
エコシステムが素晴らしいことは間違いないですが、逆に言えばiPhone単体にはそこまで魅力がないと捉えることもできます。ただそれでも2024年第1四半期に世界で最も売れた機種は「iPhone 15 Pro Max」で第2四半期には「iPhone 15」と圧倒的な強さを見せています。
このことを考えるとiPhoneに価格やスペックで勝ったとしてもPixelの方が売れるとは限らないと思います。
ファンを増やす必要。
少なくともiPhoneに勝つ必要はないと思っており、ブランドを重視しているユーザーもいればカメラも優先しているユーザーもいるなど、ユーザーは様々な主観的要素から機種選びをしているので「勝ち負け」の話ではないと思います。
一方でiPhoneの絶対的な強みとしては「ブランドロイヤリティ」が非常に高いことで、熱烈なファンが多いことです。すごく極端な言い方をしてしまえば、次期iPhoneがどんなデザインやスペックでも、iPhoneだからという理由で買う人が多いということになります。
ブランドロイヤリティに関しては、他社より優れたスペックに対応することや、優れた価格にすることではなくPixelユーザーの満足度をしっかり上げることです。
ソフトの不安定さを改善した上で電池持ちの改善などハードのデメリットもしっかり底上げしてあげる必要があります。何より既存ユーザーの満足度が上がれば次の買い替え候補にPixelが入る可能性がある。
また新規ユーザーを獲得すればシェアは徐々に増え結果Androidのシェア回復に繋がると思います。こう考えるとGoogleはiPhoneに対抗する必要はあっても勝つ必要はなく、いかに既存ユーザーを満足させることができるかが重要かなと思います。