世界でトップシェアを誇るSamsungですが中国市場においては大苦戦でシェアは1%以下との話です。一方で折畳式機種部門でみると10%オーバーと中国市場では健闘しているという感じです。
だからこそ先日の情報からも中国市場においてGalaxy Z Fold 6の派生モデルを出すとの予測があります。今回はGalaxy Z Fold Special Editionの予約開始日や発売日についてまとめたいと思います。
10月下旬に正式発表?
事前情報では9月25日に正式発表されると予測されていたGalaxy Z Fold Special Editionですが実際のところは正式発表されず次の機会としては韓国でのGalaxy Tab S10の正式発表のタイミング。
日本含めて多くの市場でGalaxy Tab S10シリーズはイベントなしで正式発表されておりアメリカなど一部市場ではGalaxy S24 FEに関しても同様にイベントなしで正式発表されました。
ただ韓国においては他の市場と同じタイミングで正式発表せず10月4日に韓国のみでオンラインイベントを開催するということだったので個人的にはこのタイミングかなと思いました。
ただオンラインイベントではGalaxy Tab S10シリーズ以外のことには一切言及しませんでした。一方で直近の情報によると韓国のT-StoreがGalaxy Z Fold Special Editionのポスターを一時的に公開していたことが判明していますが現時点で残念なことに削除されている感じです。
そしてこのポスターに関しては事前情報と異なる部分あるので鵜呑みにするのは危険です。まず名称がGalaxy Z Fold Special EditionではなくGalaxy Z Fold 6の派生モデルの扱いとなるGalaxy Z Fold 6 Special Editionとなっていることで事前情報と違います。
また添付されている画像がプレス画像とかではなく小売店で作った画像に見えちゃうところです。さらに今後のスケジュールに言及していますが全てカッコで予想となっているので注意が必要です。
その上で予約開始期間は2024年10月18日から2024年10月24日となっていることで発売日は10月25日で逆に予想の段階でよくこのポスターを公開したなと思っちゃうところです。
実際のところは当たっているのか不明ですがこの感じだとSamsungは韓国でイベントなしで正式発表することになりますが高単価な新製品をイベントなしで発表するのか正直疑問です。
ちなみにこのポスターがリークしたタイミングでインドなどでも同様に扱われると話題になりましたが蓋を開けてみるとGalaxy Z Fold 6のオンライン限定カラバリだった感じです。
少なくともファームウェアの情報からも韓国と中国以外で発売される可能性は低いかなと思います。とりあえず直近の情報通りであれば日本でも発表される可能性はかなり低いかなと思います。
手探りの状態に近いかも。
少なくとも事前情報通りであればGalaxy Z Fold Special Editionは手探りの状態の可能性があります。Samsungは今まで折畳式機種の薄型化に消極的だった理由の一つとしてはヒンジの耐久性です。
Samsungとしてはヒンジの故障からもGalaxy Foldの発売を延期した過去があるくらいなので耐久性という部分は慎重になっている可能性があり本体を薄型化するということはコンポーネントも合わせて薄型化する必要があり採用実績のないコンポーネントは故障のリスクがあります。
ただGalaxy Z Fold Special Editionは本体を折りたたんだ時の厚みが10.6mmで本体を開いた状態の厚みが4.9mmとなっていることからもリスクをとってまで薄型化した可能性があります。
また事前情報通りであれば初期ロットは50万台程度と言われており韓国でGalaxy Zシリーズが予約段階で毎年100万台近く売れることを考えるとGalaxy Z Fold Special Editionは中国と韓国で50万台程度と言われているので生産数はかなり限定的な印象を受けます。
もちろんサプライヤーの問題もあると思いますが事前情報通りであれば約280万ウォン前後と日本円で税抜で約30万円前後とGalaxy Z Fold 6の220万ウォンと比較しても高いです。
ただ通常のGalaxy Zシリーズと比較すれば生産台数が少ないのでコストが嵩むのは仕方ないです。またGalaxy Z Fold 6と比較してメインディスプレイは8.0インチと大型化しています。
そのためディスプレイ周りのコストが増加することに加えメインカメラセンサーはGalaxy S24 Ultraと同じHP2センサーを採用する可能性がありカメラも大幅強化の可能性があります。
ただユーザーが不満に思っている部分がしっかり改善されているのであれば高くても買うはずです。何よりSamsungにとっては価格設定含めて手探りの状態に近い感じであることに違いはないです。
Galaxy Z Fold Special Editionの存在がGalaxy Z Fold 7に影響を及ぼすかも不明です。
何よりGalaxy Z Fold Special Editionが仮に大反響で売れた場合に後継機種をGalaxy Z Fold 7とは別に出すのか現時点で不明でGalaxy Z Fold Special Editionの後継機種が実質Galaxy Z Fold 7になる可能性もありある意味プロトタイプに近い感じかもしれません。
理想の折畳式機種に近い。
個人的にGalaxy Z Fold 6自体はデザインが洗練されたことですごくいい機種だと思います。ただどの機種であってもそうですが不満がないわけもなく一つ目としてはサブディスプレイです。
やはりアスペクト比22:9で6.2インチのディスプレイは操作性に視認性はあまり良くないです。メリットとしては折りたたんだ状態の取り回しがめちゃくちゃ優秀ということですが個人的には取り回しの良さを求めるなら最初から折畳式機種を使わないという感じです。
他社含めて最新世代の折畳式機種をもう触ってしまったので以前のように厚みが15mm以上とか重さが300gとかの機種に今更戻りたいとは思いませんが逆に本体の厚みが10mm以下がいいとか重さが200g以下になってほしいとかの拘りもなく薄型化/軽量化に拘るのであれば単純にデカい方が折畳式機種としてのメリットが増える感じでサブディスプレイに関しても同様です。
コンパクトモデルであるGalaxy S24でさえ横幅70mmを超えており各社の無印で横幅が70mm以下の機種なんてほとんどない感じなので逆に70mm以上あっても個人的に問題はないです。
ちなみに事前情報通りであればアスペクト比19.5:9でディスプレイサイズは6.5インチとの予測です。つまり横幅が74mm前後になると思いますが操作性も視認性も通常のスマホに近づく感じです。
そして個人的に2つ目の不満がカメラで最高級シリーズでありながらもカメラが弱かったです。先日アンケートをとった感じだと折畳式機種にカメラを求めているユーザーはそこまではいないです。
ただ個人的にはカメラにもある程度拘った上で折畳式機種の一台持ちをしたいと思っています。その中でGalaxy Z Fold 6のカメラは物足りない感じでしたがメインカメラの刷新の可能性があります。
現時点で他のセンサーが維持されるのか不明ですがこれでレーザーオートフォーカスでも搭載すればカメラの取り回しの良さはだいぶ改善する可能性があり個人的にはかなり期待している感じです。
一方でソフトに関しては心配する必要がなくS-Penを使わないのでデジタイザーがなくても問題ない感じでむしろメインディスプレイのアスペクト比が変更され現行モデルよりも横長になるのであれば一部漫画アプリは見開き表示に対応する可能性があるかなと期待してます。
もちろん正式発表されないと分からない部分が多いですが個人的にはGalaxy Z Foldで欠けていたハード部分がGalaxy Z Fold Special Editionでようやくカバーされる感じです。
何より個人的には理想の折畳式機種に一歩近づいたという感じで今から非常に楽しみです。
まとめ。
今回はGalaxy Z Fold Special Editionに関する新たな情報が出てきたのでまとめてきましたが国内では発売されない可能性が高いのは非常に残念に感じてしまいます。
ただ個人的には韓国で発売されるのであれば個人輸入してでも欲しいと思っちゃいます。