事前情報からもXperiaで大型カメラセンサーを搭載しない理由の一つとして、メインカメラセンサーに採用しているIXM888は一定の条件下でフルサイズと同等の描写力があることから、わざわざ大型カメラセンサーを搭載する必要はないとしています。
一方で大人の事情としてIMX888やLYT-900にしろコストの問題もあるかなと思います。今回Redditにおいて次期Xpeiaのメインカメラセンサーについて投稿されていることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
メインカメラセンサーが刷新される可能性?
今回以下の投稿されていることが判明しました。
新しいLYTセンサーが間近に迫っています。コードネームは818、1/1.28、808の後継で、たとえばOnePlus 12、1/1.43にあります。興味深いことに、ソニーは808のカスタムおよびXperia限定のバリエーションを使用していますが、より大きなIMX888、1/1.35です。このパターンを使用すると、次のXperia 1 VIIはLYT 818のバリエーションを持つかもしれませんが、より大きな、たとえば1/1.15のIMXですが、もちろん1インチタイプではありませんが、それに近いです。
サイズを除けば、ノイズレベルはソニーのどのセンサーでも最高、0.95eになります。さらに、UHCG(超高変換ゲイン)、連続HDR、および86dbのダイナミックレンジ。とても有望に聞こえます。
今回の投稿にあるようにXperia 1ⅤやXperia 1ⅥはIMX888を搭載しており、一方でOnePlus Openなど一部機種は同じセンサーでありながらも「LYT-T808」として採用しています。
少なくともIMX888はXperia独占のセンサーではありません。また今回の投稿通りであれば、次期Xperiaが搭載するセンサーの有力候補として先日正式発表されたばかりのLYT-818が採用されることになります。
直近の情報通りであればvivo X200 Proとvivo X200 Pro miniが世界初の搭載機種になる可能性があります。
ただ疑問もある。
一方で今回の情報で気になる部分としてLYT-818はIMX888と異なり2層トランジスタ技術を採用していないセンサーになります。センサーサイズで見れば1/1.35インチから1/1.28インチに大型化されることになります。
とはいえ2層トランジスタ技術に対応していないのであれば、Sonyがアピールしているフルサイズ相当の描写力を実現することはできなくなる可能性があります。そして2つ目に気になる部分としてメインカメラセンサーを刷新するにはスパンが短いように感じます。
少なくともXperia 1IIからXperia 1Ⅳと3年連続同じセンサーを採用しており、GoogleやSamsungのフラッグシップでも今や同じセンサーを3年以上使うことが当たり前になってきています。
少なくともセンサーの刷新でコストが増加することに加え、最適化も必要なためコストがかなり嵩むことから、メーカーはアルゴリズムの最適化を優先するとの話もあります。
Xperiaこそコストに余裕がないと思うのでIMX888をあと一年は使うのかなと思っちゃいます。もちろんユーザー視点でみれば刷新されるのであれば嬉しいですが、現状Sonyが発表しているセンサーの中で、2層トランジスタ技術を採用した上で1/1.35インチ以上のセンサーが存在していないので、より条件に合うセンサーが登場するまでは維持されるのかなと思います。