従来と異なりGoogleはAndroid15のソースコードは公開しながらも対象のPixelに対して本配信の開始はしていません。基本はソースコードの公開とPixelの本配信は同日となっており、近年でイレギュラーがあったのは「Android12」くらいです。
事前情報通りであれば10月15日にAndroid15の本配信が開始すると言われていますが、Googleが公式に発表したものではなくトラブルがあれば本配信はさらに延期される可能性があります。
今回なんだかんだAndroid 15はGoogle Pixelへの本配信が最も早い可能性が出てきたので簡単にまとめたいと思います。
vivoは最速ではない可能性。
先日にはインド版のvivoのvivo X Fold 3 ProにAndroid15の配信が開始したと話題になりましたが、どうやら「β版」だった可能性が高いです。
Funtouch OS 15 Android 15 Beta version rollout timeline.#vivo #funtouchos15 pic.twitter.com/DHT0yVXMk7
— Mukul Sharma (@stufflistings) September 30, 2024
少なくとも添付されている画像を確認すると10月中旬にvivo X Fod 3 Pro/vivo X100 Pro/vivo X100へAndroid15をベースしたFuntouch OS 15のβ版が配信されるということなので「本配信」ではありません。
β版は数ヶ月かけて開発が進むことを考えると年内に対象機種への本配信を開始する可能性があります。少なくとも10月中旬に本配信が開始されると予測されているPixelより先に本配信が開始することはないと思います。
Samsungも大幅に遅れる。
そして9To5Googleによると先日開催されたSamsung SDC 2024において、Android15をベースにしたOneUI7.0の配信は次のGalaxyと同時にくることを明らかにしたとしています。
つまりGalaxy S25シリーズはOneUI7.0を標準搭載している可能性が高く、Galaxyの中で最も早くOneUI7.0を搭載している機種になるのかもしれません。少なくとも事前情報通りであればSamsungはOneUI 7.0のβ版を8月中に開始すると予測されていましたが無期限の延期に。
ただ今回の情報によると年末までにβ版を公開することを明らかにしたとしています。ちなみにβ版が最初に配信される機種はGalaxy S24シリーズの可能性が高いですがGalaxy S25シリーズの発表に合わせて本配信が開始するかは不明です。
昨年は10月下旬にAndroid14をベースにしたOneUI6.0の配信を開始したことを考えると大幅に遅れています。何よりGoogleとアップデートで競っていたSamsungが大幅に遅れることが判明したことからも結局はPixelの本配信が最も早い可能性が高いです。
Oppoに関しては10月21日頃にColorOS15関連のイベントを開催するみたいですが、Googleが先になる可能性が高いです。今年はなんかイレギュラーだらけという感じで、どのメーカーも何かしらの事情を抱えているのかもしれません。