直近の情報からもSamsungはExynos2500の製造に苦戦しているとも言われており、少なくとも大量生産を開始するための条件すらクリア出来ていないと言われています。
このこともコストが増加すると言われているSnapdragon 8 Gen 4をGalaxy S25シリーズで共通で採用するとの話もあります。今回WccftechによるとGalaxy S25はDimensity9400を搭載する可能性があると報告しているので簡単にまとめたいと思います。
コストカットの可能性。
今回の情報によると、来年の1月に正式発表が予測されている「Galaxy S25」はまもなく正式発表されるDimensity9400を搭載する可能性があるとしています。以前よりSamsungはフラッグシップにDimensityを搭載するとの噂があり、状況によってはExynos/Snapdragonを加えた3つのSoCが用意されるとの話。
ちなみにGalaxy Tab S10シリーズではExynos2400ではなくDimensity9300+を搭載したことを考えると、Exynos2500の安定供給が難しいと言われている中で、Dimensity9400を搭載するという流れになっても違和感はありません。
コスト | |
Dimensity9400 | $155 |
Snapdragon 8 Gen 3 | $200 |
Snapdragon 8 Gen 4 | $250? |
同サイトによると、Dimensity9400のコストはSnapdragon 8 Gen 4より20%近く安くSnapdragon 8 Gen 3と同程度になるとの予測があったと指摘。ただ今回の情報によるとDimensity9400のコストはSnapdragon 8 Gen 3と比較しても大幅に安くなったとしています。
ただ注意点としてコスト関連の情報は錯綜しており、Digital Chata Station氏によるとSnapdragon 8 Gen 3が$170前後でSnapdragon 8 Gen 4は$190前後になると指摘しています。
なので具体的なコストは不明ですが、Snapdragon 8 Gen 4よりDimensity9400の方がコストが安いことに違いはないのかもしれません。何よりSamsungがGalaxy S25でDimensity9400を搭載する理由としては「コストカット」のためだと思われます。
Exynos2500は消えた?
現時点でExynos2400やExynos2500のコストは不明ですがDimensity9400がSnapdragon 8 Gen 3よりコストが安いのであれば、Galaxy 25はパフォーマンスを向上させつつ利益率もしっかり改善できる可能性があります。
一方でGalaxy S25でDimensity9400を搭載するのであれば、必然的にGalaxy S25 PlusでExynos2500が採用される可能性は低いことになります。つまりDimensity9400を搭載するという情報が正しければExynos2500を諦めた可能性が高いと判断することができます。
何より不安な部分としては最適化で、Snapdragon 8 Gen 2を一律で採用したGalaxy S23シリーズと比較するとEynosが復活したGalaxy S24シリーズはちょっと最適化が不十分のようにも感じてしまいます。
自社製品であるExynosですら満足に最適化が出来ていない可能性がある中で、Galaxy S25でDimensity9400を採用して本当に大丈夫なのか気になります。また今回の情報から推測する限りGalaxy S25 PlusとGalaxy S25 Ultraは必然的にSnapdragon 8 Gen 4搭載モデルしか存在しないのかもしれません。