直近の情報からもSonyは今年Xperia 5シリーズから最新機種を出さないことを明言しています。少なくともXperia 5Ⅴの販売を継続することを明らかにしており、Sony Store含めて直販版は在庫を補充する流れとなっています。
今回SonyはXperia 5Ⅵを出さなかったのは市場のトレンドに沿っていない可能性が出てきたので簡単にまとめたいと思います。
ハイエンドコンパクトモデルがトレンドに?
先日にGoogleは新たな小型のProモデルである「Google Pixel 9 Pro」を発売しており、iPhone 16 Proと真っ向勝負という流れになっています。一方でハイエンドコンパクトモデルのデメリットとしては電池持ちの悪さと発熱のしやすさです。
ただ技術の進歩によりハイエンドコンパクトモデルのデメリットが今後徐々に改善される可能性があります。何よりDigital Chat Station氏はweiboに以下のように投稿していることが判明しています。
Q4には6.3インチ1.5K小型ストレートスクリーンの新しいフラッグシップが2社あり、TOP5には2社もこのプランを評価し始めており、来年には小型ストレートスクリーンの新型機が一波あると予想しています。
少なくともハイエンドコンパクトモデルをもっとも先に出すのはvivoで先日にvivo X200 Pro Miniの実機画像を公開しています。上記の画像からもiPhone 16 Proより薄い上でバッテリー容量が5700mAhと大容量バッテリーを搭載。
またメインカメラにはLYT-818を搭載する上に、望遠はペリスコープにテレマクロと妥協がありません。少なくともvivo X200 Pro Miniの売れ行きが好調であれば他社が追従する可能性が出てきます。
Sonyはタイミングが悪い。
ハイエンドコンパクトモデルが欲しいという声はよく聞きますが、YouTubeのコメントを見ると「小さくて安いスマホが欲しい」というユーザーが圧倒的に多い印象を受けます。
AppleがiPhone 12 miniを出した特に「高い」との声が多かったことを考えると、やはり安い小型モデルが欲しいと考えているユーザーが多いです。一方でvivo X200 Pro Miniはちょっと上手いと思うのがプレミアムモデルをベースにした小型モデルであること。
これがvivo X200をベースにしていたのであれば価格の安さを求められますが、vivo X200 Proをベースにしているからも、多少価格が高くなってもユーザーからの不満の声を減らすことができる可能性があります。
一方でSonyは今後Xperia 5シリーズをどうするのか不明ですが、事前情報通りであれば開発を中国企業に委託したと言われています。そうなればXperia 1シリーズと整合性がとれるのか不明で、今後どのような立ち位置になるのかも不明です。
何より今までハイエンドコンパクトモデルを頑張って継続してきたのに、いざ新型を出さないとなった特に市場ではハイエンドコンパクトモデルがトレンドになる可能性が出てきたのでタイミングが悪いです。
またiPhone 16シリーズでシネマライクの機能を強化しましたがXperia 1Ⅵではシンプルなカメラに変更と、ある意味時代を先行し過ぎた上でタイミング悪いように感じてしまいます。
実際のところハイエンドコンパクトモデルの選択肢が今後増えるか不明ですが、国内でみればPixel 9 Proで中国ではvivo X200 Pro Miniなどが注目を集めていく流れになるのかもしれません。