Pixelの特権の一つを失った。Googleは最新最速のアプデに拘りがなくなったかも

従来Androidの最新バージョンはGoogle Pixelが最も早く配信されるという流れとなっており、つまりPixelの特権の一つでした。ただ直近の情報通りであればPixel 9シリーズ含めた対象のPixelにAndroid 15が配信されるのは10月15日頃になると予測されています。

今回Pixel 9シリーズへのAndroid15の本配信が遅れているのは何か深刻な不具合が原因の可能性もあるので主観的にまとめたいと思います。

先を越された可能性。

従来であればGoogleはAndroidのソースコードの公開と同時にGoogle Pixelへの本配信を開始していました。

Android Version Source Code Release Pixel Update Release Days Between
Android 14 October 4, 2023 October 4, 2023 0
Android 13 August 15, 2022 August 15, 2022 0
Android 12L March 7, 2022 March 7, 2022 0
Android 12 October 4, 2021 October 19, 2021 15
Android 11 September 8, 2020 September 8, 2020 0
Android 10 September 3, 2019 September 3, 2019 0

ただAndroid 15に関してはソースコードが公開されていますがPixelへの配信を開始していません。一方で今回Ishan Agarwal氏が以下のようにポストしていることが判明しました。

インド版のvivo X Fold 3 ProにはAndroid 15の配信が開始したみたいです。手持ちの個体にはまだ配信が来ていませんが、vivo X Fold 3 Proが世界最速でAndroid15の配信が開始した機種になると先を越されたことになります。

例年より発表時期を前倒しした影響も大きいのかPixel 9シリーズはAndroid14を標準搭載しており、この流れをみると「最新/最速」にあまり興味がない状況になってきているのかもしれません。

調整が難航している可能性。

何よりソースコードの公開と同じタイミングでPixelへの本配信をできなかったことを考えると何かしらの問題を抱えている可能性があります。一方でAndroid 15 QPR 1 Betaの開発を進んでいることからも、開発スケジュールに大きな影響がでるほどの深刻な不具合ではない可能性があります。

あくまでも勝手な推測に過ぎませんが調整が難航している。もしくはPixel独自機能の開発に遅れが出ている可能性があり、不安要素が強めだからこそAndroid15の本配信が開始しても様子見をするのが一番かもしれません。

残念なことにPixelはソフトが安定せず不具合やバグは多めの印象を受けます。そのためAppleやSamsungでも不具合やバグが発生しやすいメジャーアップデートはPixelにとってさらに危険という流れになります。

Googleがなぜここまでタイミングをずらしているのか不明ですが、遅れている分しっかり仕上げて欲しいと思う気持ち反面不安もかなり強めという感じです。

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