2024年10月14日まで国内のGoogle Storeにおいても「創立記念セール」が開始。一部Pixel 9シリーズも実質負担金を抑制できることが出来ますが、Googleとしては型落ちとなったPixel 8シリーズの在庫をある程度早く処分したいように見えます。
今回は創立記念セールにおいて安くなったGoogle Pixel 8シリーズを購入するのはありなのか主観的にまとめたいと思います。
ベンチマークで判断するな。
Google Tensor G4はGoogle Tensorの歴史の中でも最も進化に乏しいとの評価もあります。このことも影響しているのかベンチマークで見て型落ちで安くなっているPixel 8シリーズを買った方がコスパがいいとの声もあります。
ただベンチマークだけでコスパを図ると個人的には失敗するのかなと思っています。
例えば3D Mark Wild Life Stress Testを行ってみるとPixel 9 Pro XLの方がトップスコアが改善した上で安定率もしっかり改善しています。つまりそれだけ長時間負荷をかけた際にパフォーマンスが安定しやすいのはユーザビリティの改善にも繋がります。
これはPixel 9とPixel 8で比較した場合でも同様の流れになっています。
スコア | フル充電に要した時間 | |
Pixel 9 | 13時間5分 | 85分 |
Pixel 9 Pro XL | 12時間32分 | 78分 |
Pixel 8 | 11時間17分 | 76分 |
Pixel 8 Pro | 11時間14分 | 83分 |
充電速度に関してはPixel 9シリーズのバッテリー容量が増えていることもあり大して変わらないですが、何より電池持ちが改善しているのであれば充電する回数自体を減らすこともできます。
正直電池持ちに関しては前モデルと体感値が全く違います。Pixel 9シリーズはスコアで見れば「電池持ちが良い」と評価するのは難しいですが、Pixel 8シリーズは実際に使っても厳し目という印象です。
少なくともGoogleはベンチマークでハイスコアが出るようなチューニングをしていないことを明らかにしています。その中でベンチマークをもとに進化しているかしていないかで判断して選ぶのは失敗する原因になりかねないです。
そもそも安いのか?
また個人的には創立記念セールにおいてPixel 8シリーズの価格がそこまで安いという印象を受けないです。
対象製品 | 通常価格 | セール内容や特典 |
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Google Pixel 9 Pro XL | 177,900 円より |
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Google Pixel 9 | 128,900 円より |
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Google Pixel 8 Pro | 159,900 円より |
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Google Pixel 8a | 72,600 円 |
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Pixel 8 Proはセールの特典を最大限活かした上で「6万7800」円になります。ちなみにPixel 9 Pro XLを購入する時にPixel 8 Proと下取りの条件を同じくするために「Pixel 6 Pro」の最大査定額がみると6万5000円になります。
さらにストアクレジットが5万100円分もらえるので実質6万2800円になるので、ストアクレジットをどう考えるか次第ですが、同じPixel 6 Proを下取りに出した場合でもPixel 9 Pro XLの方が安く購入することができます。
こう考えると個人的には、今回のセールで購入するのであればPixel 9 Pro XLを買った方がお得なのかなと思っちゃいます。何よりベンチマークや表面的な価格で判断すると地味に割高な買い物になる可能性があるので注意が必要です。