GoogleによるとAndroidのシェアを少しでも回復するためにはiPhoneに対抗する必要があるとしています。そしてiPhoneに対抗するためにはプレミアムモデルの拡充が急務だったことを明らかにしています。
そのためPixel 9シリーズでは小型のProモデルや折畳式機種の命名規則の変更を行なっています。今回は2025年に登場が予測されているGoogle Pixel 10シリーズのコードネームがリークしたので簡単にまとめたいと思います。
コードネームが判明。
まずGoogleはコードネームを決める際に年度別にカテゴリーを分けているので分かりやすいです。例えば現行モデルでみるとPixel 9はトーケイでPixel 9 ProはカイマンでPixel 9 Pro XLはコモドと爬虫類からコードネームを採用していますがPixel 9 Pro Foldだけはよく分からずです。
最初にリークした時はコメットと直訳すれば彗星なので2024年モデルの爬虫類と異なります。ただ海外サイトによるとコメットはフルハウスに出演していた犬の名称を採用した可能性があると指摘しておりPixel 8シリーズのコードネームと同じ犬科に含まれる可能性が高いとの予測でした。
一方で実際にはPixel 9シリーズと同じタイミングで発表されたので計画が変更された可能性がります。ただ発表時期の変更に合わせてPixel 9 Pro Foldのコードネームは最終的に何だったのか不明です。
コードネーム | コードネーム | コードネームのカテゴリー |
Pixel 9 | Tokay | 爬虫類 |
Pixel 9 Pro | Caiman | |
Pixel 9 Pro XL | Komodo | |
Pixel 9 Pro Fold | comet? | |
Pixel 9a | Tegu |
世間的なイメージでみれば世代の切り替えは年初かと思うかもしれませんがGoogleの場合はフラッグシップモデルのタイミングで切り替えているので実質下半期で切り替わっていることになります。
ちなみに先日プロトタイプがリークしたPixel 9aのコードネームはテグであることが判明しています。テグは中南米に生息するトカゲの仲間と言われているのでPixel 9シリーズと同世代になります。
少なくともGoogleの場合は下半期に登場するフラッグシップと翌年の上半期に登場する廉価版は同じ世代でコードネームを知らなくても命名規則と搭載SoCで簡単に判別が可能です。
そして今回の情報によると2025年に登場する新型Pixelのコードネームが判明したとしています。まず一つ目の機種としては上半期に正式発表される可能性が高いPixel 9aでテグになります。
そして下半期に登場する可能性が高い機種としてPixel 10シリーズが4モデル構成になるとの予測です。
コードネーム | コードネーム | コードネームのカテゴリー |
Pixel 10 | Frankel | 馬 |
Pixel 10 Pro | Blazer | |
Pixel 10 Pro XL | Mustang | |
Pixel 10 Pro Fold | Rango |
ちなみにPixel 10はフランケルでPixel 10 ProはブレザーでPixel 10 Pro XLがマスタングでPixel 10 Pro Foldがランゴと現時点で5つのコードネームが判明したとの話です。
Pixel 10シリーズのコードネームは馬科から採用されているのでPixel 10aもおそらく馬科です。少なくとも現時点での情報で判断すれば現行モデルの後継機種はそれぞれ登場することになります。
おそらくですがPixel 9シリーズの売上などが反映されるのはPixel 11シリーズからになるかもしれません。何より小型のProモデルが欲しかったユーザーにとっては嬉しいラインナップかなと思います。
さらに2モデル追加される可能性も。
今回の情報で注意すべき点としてコードネームが判明したからといって必ずしも製品化されると断定することは出来ない感じで逆に4モデル以上に増えることがないとも言い切れないです。
Piel 8シリーズのコードネームはかなり早い段階でリークしましたがPixel 9シリーズはコモドとカイマンはかなり早かったですがトーケイに関しては割と直前に判明した感じです。
そのため今後Pixel 10シリーズのラインナップが増える可能性がないとは言い切れません。少なくとも以前リークしたロードマップからも2025年モデルは折畳式機種を除いて4モデルになると予測されており新たに無印の大型モデルであるPixel 10 XLが追加される可能性があります。
iPhone 16シリーズと同じく4モデル構成にすることでユーザーのニーズに応えたいのかもしれません。またロードマップにおいて折畳式機種はその当時売上が不透明なことも影響したのか詳細な言及はなかったとされていますが売上が順調であればフリップ型を追加するとの予測があります。
少なくともPixel Foldは4カ国限定でしたがPixel 9 Pro Foldは約20カ国で販売されています。Pixel Foldの売上がGoogleの想定を超えたからこそPixel 9 Pro Foldの販売地域が拡大されたと考えることができ先日までの予約状況を見れば出だしはかなり好調な可能性があります。
そう考えるとGoogleはフリップ型の開発を進めていてもおかしくないと思いますが詳細は不明です。
ちなみにGoogleは以前海外サイトのインタビューにおいてフリップ型は否定していないです。少なくともGoogleは折畳式機種に可能性を感じており現状で最もやりたことを反映できるのがブック型というだけでフリップ型など様々なフォームファクターに興味があるとの話です。
とはいえフリップ型に関するリークはここ半年くらいで見ても全くないので詳細は不明です。ただ折畳式機種が拡充される可能性は十分にありえるという感じで今後の展開が楽しみです。
一方で仮に現行モデルと同じ命名規則だとしてPixel 10 XLとPixel 10 Pro Flipが追加されるのであれば2025年に合計で7機種が発表され下半期に6機種とめちゃくちゃ偏りが出る可能性があります。
またPixel 10シリーズはTSMC製に切り替わるGoogle Tensor G5を搭載する可能性が高いです。このことを考えると発表時期のバランスをとるために折畳式機種を上半期にずらすと考えにくいです。
仮にずらすとしても2026年の上半期だと思いますが初代のように中途半端になりかねないです。この辺はGalaxy SシリーズとGalaxy Zシリーズみたく年度途中で世代の切り替えが発生しない方がメーカーとしても発表しやすい上にユーザーにとっても分かりやすいと思います。
Google Tensor G5に期待したいこと。
自分はPixel 9を発売日に入手した一方でストアクレジットの期限は発行日から基本1年です。その上で2025年9月1日となっていることからもPixel 10シリーズはこれより前に発表される可能性があります。
単純にPixel 9シリーズからAppleに牽制をかけたかっただけかもしれませんが個人的にはGoogle Tensor G5の開発スケジュールのタイミングからPixel 9シリーズで先に発表時期を調整したように見えた感じでPixel 10シリーズは8月に発表と先に決まっていたのかもしれません。
すでにGoogle Tensor G5はTSMCのテストも合格したと言われており契約も完了したとの話です。少なくともTSMCの3nmプロセスルールに基づいて設計され新しいパッケージング技術の採用とコストは爆増する可能性がありますがSoC自体の品質は改善する可能性があります。
何よりSamsung製SoCに不安を感じている人が多いからこそGoogle Tensor G5に期待しているのかもしれません。
先日に正式発表されたiPhone 16シリーズでは価格が据え置きになったことを考えるとGoogleとしてはコストが例え増加したとしてもアメリカで値上げしにくい状況になったと思います。
また2025年の上半期にはiPhone SEが登場すると予測されていることからもGoogleとしてはPixel 9aと真っ向勝負という流れになるのでPixel 10シリーズ含めて正念場になるのかもしれません。
個人的にはGoogle Tensor G5に切り替わることで電池持ちの改善と発熱の抑制に期待しています。また残念なことに手持ちのPixel 9 Pro Foldは通信関連の不具合が発生している可能性があります。
このことを考えるとExynos5400でも完全に解決出来ていない可能性がありTensor G5でSamsung製を維持するのかQualcomm製を採用するのか気になっておりQualcomm製がいいです。
今思うとAppleですら自社で満足のいく5Gモデムを開発出来ていない状況でSamsungが安定した5Gモデムを出せる可能性は低いのは正直当たり前と考えた方がいいのかもしれません。
個人的にはPixel 10シリーズで高くなってもいいのでハード品質をもっと頑張って欲しいです。結局のところ高くて不安定な要素が強いからこそユーザーから不満が出やすいんだと思います。
これが高くても安定してくるのであればユーザーの不満は格段に減るのかなと思います。
また執筆時点でAndroid15の本配信は開始していませんが事前情報通りであれば10月です。このことを考えるとPixel 10シリーズが標準搭載しているのもAndroid15かなと思います。
現時点でスペックに関する情報はありませんが現行モデルと同じであれば来年の1月頃に有名なリーカーがレンダリング画像を公開する可能性がありPixel 9aはまもなくだと思います。
まとめ。
今回はGoogle Pixel 10シリーズのコードネームが判明したので簡単にまとめてみました。少なくともPixel 9シリーズから人気があるモデルとそうではないモデルがはっきりした可能性があります。
さらに事前情報通りラインナップが強化されるのであれば人気は細分化される可能性があります。何よりも個人的にはPixel 10シリーズでも折畳式機種をかなり頑張ってほしいところです。