Samsungのよると折畳式機種を購入するユーザーのほとんどは既存の折畳式機種ユーザーだとしています。このことからも既存ユーザーのユーザビリティを改善することにフォーカスしてGalaxy Zシリーズの進化を重ねている感じです。
一方で中華メーカーのように薄型化/軽量化などインパクトのある進化がないからこそ新規ユーザーの獲得がなかなか進まないようにも見えます。今回9To5GoogleによるとSamsungは2025年に初のローラブルスマホを発表する可能性があると報告しているのでまとめたいと思います。
初のローラブルスマホを出す可能性。
少なくとも直近の市場統計をみる限りSamsungは折畳式機種市場において以前のような圧倒的な強さがないことは露呈しています。少なくともアメリカでみるとデザインが大幅刷新されたPixel 9 Pro Foldやカメラが優秀かつ手頃なサイズ感を実現したOnePlus Openに対抗する必要がある。
さらにヨーロッパを中心に勢いがあるのはHonorで先日グローバル発表されたHonor Magic V3は現状世界で最も薄い折畳式機種となっており、Galaxy Z Fold 6のデザインが大幅に遅れていることを確認できます。
さらに先日はHuawei Mate XTが正式発表され、世界初の「三つ折り」もHuaweiに先を越された感じです。そして今回の情報によるとSamsungは折畳式機種市場で存在感を強化するために初のローラブルスマホを2025年に発表する可能性があるとしています。
少なくとも撤退直前にLGがローラブルスマホのプロトタイプを公開していましたが製品化はされず。そのためSamsungが出すことを出来れば世界初となります。ちなみに今回の情報によると世界初のローラブルスマホのスペックは分からないとしています。
ただ開いた状態において12.4インチになるとしており、Under Display Cameraの搭載でコンテンツの邪魔にならないように配慮するとしています。一方でHuawei Mate XTのように定価はかなり高くなってもおかしくないです。
Galaxy Zシリーズの販売は不調。
また7月下旬より一部市場で発売されたGalaxy Z Fold 6とGalaxy Z Flip 6の売上は今回の情報によると「期待を裏切る」流れになっているとしています。少なくとも韓国で見ると予約段階では90万台ちょいと前モデル対比で10万台以上減少しています。
やはりハードの進化が分かりにくいことに加え、既存ユーザーの買い替えを促進させるほどのインパクトはなかったと判断することができます。だからこそSamsungはカンフル剤としてローラブルスマホを出したいのかもしれません。
今回の情報によると来年の下半期に正式発表される可能性があると指摘していることからもGalaxy Z Fold 7やGalaxy Z Flip 7と同じタイミングで発表になる可能性。
何よりローラブルスマホを出せても購入できる層は限定的になると思います。つまり現状の流れを変えるにはGalaxy Z Fold 7やGalaxy Z Flip 7で分かりやすい進化を遂げる必要があります。
まずは今月下旬に正式発表される可能性があると予測されているGalaxy Z Fold Special Editionでどれだけ注目を集めることができるかだと思います。