先日には有名リーカーが来年正式発表される可能性が高い「Galaxy S25 Ultra」のCADを元に作成したレンダリング画像を公開。現行モデルから大きな違いはないとはいえサイドフレームをフラット化させるなどデザインを底上げしています。
一方で今年の7月に正式発表されたGalaxy Buds 3 ProやGalaxy Watch UltraのデザインはApple製品に似ているとSamsungのトップがモバイル部門のトップを呼び出して注意したとされています。
今回ICEUNIVERSE氏がAppleを製品をSamsungが真似する理由について言及していることが判明したのでまとめたいと思います。
Apple製品を模倣する理由。
先日リークしたGalaxy S25 Ultraのレンダリング画像からもiPhoneに似ていると言われても仕方ない部分もあります。その上で同氏によるとGalaxy S25 Ultraのライバル機種は「iPhone」だとしており、中華メーカーの機種を意識していないとしています。
ではなぜSamsungがAppleをバリバリ意識するのかというと韓国の若年層が完全にAppleに夢中になっており、SamsungとしてはAppleからユーザーを少しでも振り向かせるためだとしています。
その結果GalaxyをApple製品に似せていると指摘しています。とはいえApple製品のデザインを模倣しただけではユーザーを引き戻すことは出来ません。その上でGalaxy S25 UltraはiPhone 16 Pro Max対比で優れている部分があることを指摘しています。
Galaxy S25 Ultra | iPhone 16 Pro Max | |
本体の厚み | 8.0mm | 8.25mm |
重さ | 219g | 227g |
SoC | Snapdragon 8 Gen 4 | A18 Pro |
その他デザインで見ればGalaxy S25 Ultraの方が僅かにベゼルがスリムとされており、スペックで見ればGalaxy S25 Ultraの方がバッテリー容量が多くメインカメラセンサーや超広角の画素数は多いこと。
またiOS18に対してOneUI7.0の方が非常に滑らかであることも指摘しています。とはいえAppleのブランド力や自社製品同士の連携性などを考慮すると物足りないことに違いはないです。
中華メーカーを意識しない理由。
一方で中華メーカーの機種を意識しない理由にも言及しておりざっくりとまとめると以下のようになります。
中華メーカーの機種を意識しない理由 |
中華メーカーのUltraモデルはニッチ向けであること |
カメラの大型化に伴い理想とするデザインの実現が難しくなること |
カメラの頻繁な更新はコストが増加してSamsungの数千万台という販売需要に対応できなくなる可能性 |
少なくとも中華メーカーの「Ultra」モデルはカメラを中心に強化していますが、そもそもカメラへの極度の拘りはニッチなニーズであること。少なくとも中華メーカーのUltraの売上はGalaxyのUltraの販売台数に遠く及ばないと指摘しています。
なので同じ「Ultra」を採用しているとはいえGalaxyのUltraモデルは「人気モデル」として定義されており、より多くのユーザーのニーズを満たすことが前提で、中華メーカーのUltraのようにオタク向けではないと指摘しています。
何より同氏が指摘する通り世界で最も売れているUltraがGalaxy SシリーズでiPhoneのPro Maxを意識しているからこそオタク向けの進化をさせないということだと思います。
Samsungが若年層からユーザーを引き戻したいのはわかりますが結局iPhoneに似ていると判断されている時点でなかなか難しいのかなと思っちゃいます。人気モデルを目指した結果販売台数も順調に拡大しているとはいえiPhoneの Pro Maxには遠く及ばない現状で今後どのように強化していくのか楽しみです。