進化はないと不評。なのに毎年iPhoneは初期在庫が即完売になるのか

先日にAppleはiPhone 16シリーズを正式発表しましたが、細部で進化しているとはいえ分かりやすい進化があるとすれば「カメラコントロール」を搭載したことやiPhone 16 Proシリーズのディスプレイサイズが大型化したことです。

少なくとも近年のiPhoneを見るとデザインが大きく変わることもなければ、スペックもマイナーアップデートの繰り返しに見えるため「進化していない」という印象を受けます。

今回は毎年のように進化ないと言われる新型iPhoneが予約争奪戦が発生して初期在庫がすぐに完売するのか主観的にまとめたいと思います。

レビュアーは購入する必要性がある。

キャリアのオンラインショップで予約しても納期が表示されません。このことからも予約争奪戦で勝った/負けたの話になるのはApple Storeにおける直販版の話がメインになります。

また市場統計からも多くのユーザーは「キャリア」で購入します。このことからもApple Storeでの予約争奪戦に参加するユーザーの多くは「アーリーアダプター」が中心だと考えることができます。

その中でも自分のようにレビューをする人間の多くは購入していると思います。結局のところレビュー含めた「情報」は少しでも早く出せることに大きな意味があるので初期在庫の確保は重要になります。

個人的に今のiPhoneにめちゃくちゃ興味があるかと言われれば微妙ですが、世界で最も売れる可能性があるとiPhone 16シリーズを無視するわけにはいきません。

やはりiPhoneが世界各地で売れていることを考えると「ベンチマーク」として考えることができ、iPhoneなしでAndroidの良さを語っても説得力にかけるのかなと思います。

もちろんAndroidを全く使わずiPhoneの魅力を語っても説得力はないと思います。何より何か発信している人の多くが初期在庫を求めがちなのでApple Storeにおける初期在庫へのニーズが集中しやすいのかなと思います。

ステータスになる。

iPhoneの最もの強みは「デザイン性」やApple製品同士の連携性を強化した「エコシステム」でもなく「ブランド力」になります。特に若年層を見ているとiPhoneの人気は非常に高く韓国やアメリカにおいても同様の傾向にあります。

人気が高いiPhoneを持っていることに加え「最新機種」を発売日から持っていれば注目をさらに集めやすいと思います。また以前はキャリアが大幅に値引きしていたことからも単純に初期在庫を確保しにくい安いスマホという感じでしたが今は為替の影響からも年々高価格化しています。

なので以前より最新機種を購入しにくくなっているからこそ余計にステータス性が増している印象を受けます。当たり前の話ですが一年後にはiPhone 17シリーズが登場してiPhone 16シリーズは型落ちになります。

また初期需要が落ち着いて在庫が安定すれば話題性もなくなります。なのでステータスをアピールしたい人にとっては初期在庫を確保する必要性が出てきます。あくまでも主観ですがAndroidメーカーの機種と比較するとiPhoneはミーハー系の方が多い印象も受けます。

初期在庫を限定している可能性。

事前情報からも年末までにAppleはiPhone 16シリーズを合計で9000万台近く生産すると言われています。現状AppleがiPhone 16シリーズの大量生産をいつから開始しているのか不明ですがリークのリスクを考えると初期在庫の生産はある程度様子見していると思います。

何よりティム・クックCEOは流通管理のスペシャリストだったと言われており過剰に初期在庫を持つ可能性は低いです。ましてiPhone 12 miniやiPhone 13 miniなど初期在庫が過剰在庫になったと言われているので余計に慎重になるかもしれません。

あとは初期在庫がすぐ完売した方が話題になりやすいです。また人間の心理として手に入りにくいものほど欲しくなるので初期在庫に余裕を持たせないことで、あえて話題を集めるようにしている可能性もあります。

実際のところは不明ですが徹底的にデータ管理をしていることからも初期在庫がどの程度あれば初期需要に応えることができるかなんてある程度予測することは可能です。

またサプライヤーの生産を前倒しで始めれば初期在庫を確保することもできると思いますが、素人目線だとあえてやっていないようにも見えます。何よりiPhone 16シリーズがどの程度売れるのか楽しみで、今年はiPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxのどちらが売れるのか気になるところです。

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