Honor Magic V3 開封レビュー。薄くて軽いだけじゃなくマジでいい機種

今年の7月にはXiaomiにHonorにSamsungと立て続けに折畳式機種を発表しており8月にはGoogleがPixel 9 Pro Foldを発表するなど下半期に折畳式機種の新製品が集中しています。

また先日にはHuawei Mate XTが正式発表されており今後Galaxy Z Fold Special Editionが正式発表されるかもしれません。今回は現時点で世界で最も薄いHonor Magic V3を購入したので開封レビューをしてみたいと思います。

開封。

まず開封をしていきたいと思いますが前モデルと同様に黒を基調とした大きめの化粧箱です。直近でPixel 9 Pro Foldを開封したこともありHonorの化粧箱は高級感をかなり感じます。

そして付属品を確認すると66W対応電源アダプター。

次にUSB-Cケーブル。

説明書に専用ケースとお馴染みです。

中華メーカーの機種は基本同梱品で最低限のアクセサリーが揃うのは非常に嬉しいところです。ちなみにサブディスプレイには保護フィルムが標準装着されているので別途用意する必要ないです。

純正ケースも購入。

また今回合わせて純正ケースも購入してみましたが前モデルと同様に手帳型のケースです。

自分はあまり知らないメーカーのアクセサリーを使いたくないのでサブディスプレイの保護フィルムは出来るだけ傷をつけたくないこともあり中華系はよく手帳型を購入します。

正直カード入れが欲しいとかはなく単純にサブディスプレイのフィルムに傷がつくのが嫌だからです。

せっかくのデザイン性を多少なりとも手帳型ケースにすることで損ないますが傷よりはマシです。

逆にGalaxyやPixelはSpigenからサブディスプレイ用のガラスフィルムが発売されているので手帳型を選ぶことはないという感じで中華系はアクセサリーの選択肢の乏しさがネックになります。

だからこそ同梱品で最低限揃うのは嬉しいところで同梱品を大事に使っていきたい感じです。

デザインを確認。

そして大きな特徴であるデザインを確認していきたいと思いますがまず本体を閉じた状態で本体上部を確認するとマイクにスピーカーグリルに赤外線のようなものを搭載しています。

次に本体側面を確認すると音量ボタンに指紋認証が統合された電源ボタンを搭載しています。ただ他社と違う部分としてHonor Magic V3は本体を開いた時に右側面に物理ボタンが集中している感じではなく音量ボタンは本体左側面にあるので違和感があるかもしれません。

少なくとも本体を開いた状態だとスクリーンショットは他社より圧倒的に撮りやすいです。

最後に本体下部を確認するとスピーカーグリルにUSB-Cにマイクとお馴染みです。少なくとも物理ボタンの配置などはHonor Magic V2と比較しても大きな変更点はないです。

Galaxy Z Fold 6と比較。

そしてここからは折畳式機種市場において王者であるGalaxy Z Fold 6と比較したいと思います。まず本体を開いた状態で比較したいと思いますがHonor Magic V3の方が横幅があるため正方形に近いです。

縦幅にそこまでの違いがないこともあるのか単純にHonor Magic V3の方が大きく見えます。

そして何よりの特徴が本体を開いた時の薄さでHonor Magic V3は僅か4.4mmしかないです。ちなみに手持ちはブラウンですがブラックに関しては開いた状態で4.35mmとさらに薄いです。

正直これだけ本体が薄いとなると単純にすごいと思う一方でちょっと折れそうで怖いくらいです。

そして本体を閉じた状態で比較してみると本体の厚みに約3mmの差があるため雲泥の差です。そもそもデザインが遅れているGaalxy Z Fold 6と世界トップの機種を比較するのが酷かもしれません。

ちなみにHonor Magic V3のブラックは本体を閉じた時に9.2mmなのでさらに薄いです。

本体の重さに関してブラックは226gとさらに軽くなりますが手持ちでみれば230gとスペックではそこまで差がないとはいえ本体を閉じた時の横幅に6mm近くの差があるので取り回しが悪いです。

その結果Galaxy Z Fold 6の方がずっしり感が強めでHonor Magic V3の方がより軽く感じます。何より本体を開いた時の横幅は片手で持つことを想定していないと思うので気にする必要はないです。

ただ本体を閉じた時はスマホらしく使えるかに直結する部分でHonor Magic V3は自分の手の大きさではギリギリという感じですがGalaxy S24 Ultraと比較すれば軽くて持ちやすいです。

ちなみにサイドフレームはGalaxy Z Fold 6はフラット形状でHonor Magic V3は僅かに湾曲しているデザインを採用しているからこそよりスリムに見えるのかなと思います。

そしてバックパネルを確認するとHonor Magic V3のブラウンはレザー基調となっています。手持ちのGalaxy Z Fold 6は限定色のブラックということもあり質感はテカテカです。

¥Galaxy Z Fold 6のレギュラー色はマット仕上げという感じでここはユーザーの好み次第かなと思います。

ちなみにHonor Magic V3のブラックは特殊繊維を採用しており薄型化や軽量化に貢献しつつ耐久性はiPhone 15 Pro Maxのバックパネル対比で40倍とめちゃくちゃ強いみたいです。

デザインに関しては好みが分かれるところですがHonor Magic V3は大型モデルと遜色ない本体サイズになっておりGalaxy Z Fold 6と比較すると技術力でみれば雲泥の差に感じます。

一方で個人的な印象としてしつこくない高級感という部分ではGalaxy Z Fold 6かなという印象です。

メインディスプレイを確認。

そしてメインディスプレイを確認していきたいと思いますがディスプレイサイズは7.92インチです。Galaxy Z Fold 6と比較するとディスプレイサイズの違いからも表示解像度などに違いがあります。

ただ画素密度でみるとほとんど差がない感じで少なくとも肉眼で識別できるレベルじゃないです。

ディスプレイ輝度の違い。

一方で気になる部分としてディスプレイ輝度でHONORによると最大で1600nitsと暗めです。

海外サイトのディスプレイテストの結果を参考にするとHonor Magic V3は手動調節で579nitsで自動調節で1076nitsに対してGalaxy Z Fold 6は手動調節で786nitsで自動調節で1630nitsになっていることからもHDR表示においてはかなりの差があるという印象です。

少なくともカメラのサンプルを撮影しにいった時はGalaxy Z Fold 6の方が見やすかったです。ただHonor Magic V3の方が平均値が高いのか屋内で使っている時は明らかに明るいです。

HDRに対応したコンテンツを見る時や屋外で使うことが多い人はGalaxy Z Fold 6の方がいいです。一方で自分のように屋内中心で使う人にとってHonor Magic V3は分かりやすい明るさという印象を受けます。

コンテンツの見え方を比較。

次にコンテンツの見え方を確認していきたいと思いますがまず本体を縦向きの状態でYouTubeを再生してみると両機種とも一度に表示できる情報量は少ないですがコンテンツ自体は大きいです。

単純に横幅がある分Honor Magic V3の方がより大きく表示されていることを確認できます。

そのまま全画面表示にしてもやはりHonor Magic V3の方が大きく表示されています。

次に本体を横向きにした場合Galaxy Z Fold 6の方が関連コンテンツ部分が僅かに大きく表示されています。

ただコンテンツ自体は横幅があるHonor Magic V3の方が本当に僅かですが大きく表示されます。

次に少年ジャンプ+を本体縦向きの状態で表示してみましたがコンテンツの大きさはほぼ一緒です。

そして本体を横向き表示にすると見開き表示になりますがコンテンツの大きさはほぼ一緒です。ただHonor Magic V3は本体を横向きにした場合にインカメラ部分含めて縦に黒帯が発生しています。

ディスプレイのオプションからディスプレイのカットアウトがありますがどのオプション選んでも黒帯を消すことは出来なかったのであくまでも本体縦向きの状態じゃないと効果がないのかもしれません。

ちなみに少年ジャンプ+はアプリの設定から本体を縦向きの状態でも見開き表示を強制できます。その状態で比較してみる本体の横幅の違いからもHonor Magic V3の方が大きく表示されます。

少なくとも漫画などをみている限りだとHonor Magic V3の方が明るく大きく表示されます。動画に関してもコンテンツ次第の面がありますが単純にHonor Magic V3の方が大きいです。

やはりディスプレイ輝度の差からも屋外での使用頻度が高いかで評価が分かれると思います。

サブディスプレイを確認。

次にサブディスプレイを確認していきたいと思いますがアスペクト比含めて好みが分かれそうです。

ディスプレイサイズでみるとそこまで差がないように見えますがGalaxy Z Fold 6は22:9なのでかなり縦長の印象を受ける一方でHonor Magic V3は普遍的なサイズにアスペクト比という感じです。

ディスプレイ輝度を比較。

まずディスプレイ輝度を確認したいと思いますがメインディスプレイと異なりHonor Magic V3はピーク輝度が最大5000nitsなっていることからも電池持ちとのバランスを考慮しているのかもしれません。

海外サイトのディスプレイテストの結果を参考にするGalaxy Z Fold 6は手動調節で772nitsで自動調節で1559nitsに対してHonor Magic V3は手動調節で821nitsで自動調節で2093nitsと現状折畳式機種の中では最も明るいディスプレイを搭載していることになります。

Galaxy Z Fold6でも十分に明るいディスプレイなのでHonor Magic V3はぶっ飛んでいます。

屋外でサンプルを撮影していた時は明らかにHonor Magic V3の方が明るいことを実感でき屋内で比較するとHonor Magic V3の方が平均値が高いのかよりその差が顕著になるという印象を受けます。

少なくとも自分は屋内で使うことが多いのでメインもサブもHonor Magic V3の方が明るく恩恵を受けやすいです。

コンテンツの表示を比較。

そして先ほどと同様に本体を縦向きでYouTubeを表示してみたところHonor Magic V3の方がコンテンツ自体は大きく表示されていますが一度に表示できる情報量は僅かに少ない感じです。

そして全画面表示にしてみると単純にHonor Magic V3の方が明らかに大きいという感じです。次に少年ジャンプを本体縦向きで表示してみましたがHonor Magic V3の方が単純に大きいです。

もちろん本体を横向きにして見開き表示に切り替えてもHonor Magic V3の方が大きいです。

ちなみにツイッターなどでみるとディスプレイサイズにそこまでが差がない上でアスペクト比が地味に違うことからも縦長となっているGalaxy Z Fold 6の方が表示できる情報量が多いです。

何より普通のスマホとして違和感なく使えるのはHonor Magic V3でコンテンツも大きく表示されます。

さらにHonor Magic V3はディスプレイ輝度も強化しているので視認性もしっかり確保しています。正直な話最新世代でGalaxy Z Fold 6のサブディスプレイに劣る機種はいないかもです。

ちなみにHonor Magic V3はナノクリスタルシールドを採用しており耐久性を改善しています。SGSで5つ星を獲得している上にバーフォンと同じくらいの耐摩耗性があるとしています。

折畳式機種特有機能を確認。

次に折畳式機種特有機能を確認していきたいと思いますが一つ目としてはディスプレイの折目です。開封したタイミングに約1ヶ月の差があるとはいえHonor Magic V3の方が全然目立たないです。

また折目を触ってみるとHonor Magic V3の方が明らかに折目がわかりにくい感じです。

ちなみにHonorによるとメインディスプレイはスーパーアーマードインナースクリーンを採用しています。ナノスケールの傷防止コーティングの採用によって前モデル対比で対傷性が5倍改善しています。

ざっくりと言えば表面にシリコンゲルがありゲルがない機種と比較すると耐衝撃性も改善しているとのことです。何よりXiaomiをみると薄型化したことで折目が悪化しましたがHonorは改善したのがすごいです。

ヒンジを比較。

そしてヒンジですがGalaxy Z Fold 6は20万回の開閉に対してHonor Magic V3は50万回の開閉が可能となっています。実際に開閉してみると全体的にはGalaxy Z Fold 6の方が硬めという印象を受けます。

何よりサイドフレームがフラット形状を採用していることも影響しているのか開閉の際に滑ることがあります。一方でHonor Magic V3はGalaxy Z Fold 6と比較すると最低限の角度調整しか出来ないです。

そのためGalax Z Fold 6の方がよりきめ細かな角度調整ができますがユーザー次第です。少なくともフレックスモードでは困らないですが置いた状態で天体写真を撮りたいなら微妙です。

フレックスモードを比較。

次に3つ目としてフレックスモードですがHonor Magic V3はホバーモードのオプションが追加されています。少なくともGalaxy Z Fold 6やvivo X Fold 3のように非対応アプリを強制化することが可能になったことでAmazon Prime Videoなども画面が分割の状態になるので汎用性が高いです。

Galaxy Z Fold 6と同様ですが実用性はともかくほとんどのアプリをオプションで有効化することが可能です。

もちろんYouTubeなど最適化されているアプリに関しては両機種とも問題なく使うことが可能です。

ただ操作パネル部分に関してはSamsungがカスタマイズしたのかより細かな操作が可能です。何よりHonor Magic V2までは折畳式機種らしい使い方はほとんど出来ないのがネックでした。

それこそ初代はカメラすら非対応だったのがHonor Magic V3ではソフトが大幅強化されました。

ソフトが大幅強化。

タスクバーに対応したのはもちろんですがマルチタスクにおいて左右分割だけではなく上下分割も全てのアプリではないですが対応になったことで一気に汎用性が改善しています。

全体的にみればGalaxy Z Fold 6に及ばないですが自分が気にする部分では一気に進化しました。これだけでもかなり使い勝手が改善した感じでソフトの遅れを一気に取り戻した印象です。

ちなみに手持ちはグローバルモデルなのでGMS標準搭載とアプリ関連で特段困ることはないです。

またGalaxy Z Fold 6のようにメインディスプレイにデジタイザーが入ってるか不明ですがHonor Magic V3もスタイラスペンに対応しており初回購入特典として純正ペンが貰えました。

中華系は一応使えることが多いですがあまりアピールしていなのでちょっとわかりにくいです。

あとAppleを意識しているのかiPhoneのdynamic islandのようなUIにも対応しています。動画や音楽関連のアプリを閉じた時にすぐに続きから再生できるので地味に便利かなと思います。

基礎スペックを確認。

そして基礎スペックを確認していきたいと思いますが両機種ともAndroid14をベースにしたカスタムUIを搭載していますがカスタマイズ性という部分ではやはりOneUIの方が優れています。

またアップデートサポート期間に関してはHonor Magic V3のグローバル版は確認できずです。

容量構成を確認。

容量構成に関してはHonor Magic V3のグローバル版はRAM12GB/ROM512GBモデルの一択です。そのためRAM16GBモデルや512GBなど上位のストレージオプションが欲しいなら大陸版になります。

容量構成に関してはGalaxy Z Fold 6の方が多くの地域でオプションを選べるので有利です。

パフォーマンスの持続性と発熱。

そして発熱の程度を調べるためにベンチマークを3回連続でまわして負荷をかけてみました。最初にSnapdragon 8 Gen 3は200万点を超えてもおかしくないSoCなのでベンチマークに拘る人は両機種とも購入候補がはずした方がよく自分が試した限りで条件を満たすのはvivoです。

少なくともHonor Magic V3は発熱を抑制するために露骨にソフトで制御している印象です。

何より本体がかなり薄いため通常のチューニングだと外部温度が上がると熱くて持てなくなります。そして計測終了ごとに外部温度を計測してみましたがGalaxy Z Fold 6は39.2/41.1/39.1度でHonor Magic V3は35.4/36.1/36.1度と実際に触っても明らかに発熱が違います。

SamsungはおそらくですがSnapdragon 8 Gen 3自体が発熱しやすいことからベイパーチャンバーを大型化して放熱性能を強化することでパフォーマンスの持続性を維持した可能性があります。

ただその結果が外部温度が上がりやすくなって使い方によっては不快に感じるようになったと思います。一方でHonor Magic V3はパフォーマンスの持続性というより発熱自体を抑制している印象です。

少なくとも自分の使い方であればHonor Magic V3の方が嬉しいチューニングをしています。

そしてパフォーマンスの持続性を調べるために3D Mark Wild Life Stress Testをしてみました。テスト前は前モデルと同様にテスト途中に発熱が原因で強制終了になるかなと思っていました。

ただ実際のところは完走できた感じで変な話これだけでも大きな進化に感じてしまいます。今までは薄型化を優先した結果パフォーマンスはないがしろという感じだったのが大幅に改善した印象です。

トップスコアでみればGalaxy Z Fold 6の方が上とはいえ安定率に関しては僅かに優秀です。ちなみに計測時間は20分くらいになりますが外部温度を計測したところGalaxy Z Fold 6は40.4度に対してHonor Magic V3に関しては40.5度なのでほとんど一緒という感じになります。

少なくとも薄型化が特徴であるXiaomi Mix Fold 4は完走できなかったことを考えるとHonor magic V3はデザイン性を優先しつつパフォーマンスも頑張っているのでびっくりしました。

バッテリー関連を確認。

そしてバッテリー関連を確認するとバッテリー容量に関してはHonor Magic V3が多いです。一方で海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にするとHonor Magic V3はメインのみを使った時のスコアが10時間5分と前モデルよりも悪化しており全体でみてもかなり悪いです。

一方でサブディスプレイのみを使った時のスコアだとGalaxy Z Fold 6より優秀になります。これはユーザーの使い方次第で評価が分かれるところですがGalaxy Z Fold 6の方が安定していることになります。

少なくともGalaxy Z Fold 6のスコアも安定とは言えないのでHonor Magic V3が厳し目です。一方で充電速度に関しては大きな差がありGalaxy Z Fold 6は充電開始30分で49%でフル充電に要した時間が86分に対してHonor Magic V3は充電開始30分で82%でフル充電に46分です。

またHonor Magic V3はワイヤレス充電に対応しただけでも嬉しいのに最大50Wに対応しました。

その他を比較。

その他Honor Magic V3はGalaxy Z Fold 6のIP48には及ばないとはいえIPX8に対応しています。前モデルの時にあったハードの物足りなさを一気に改善しているのでめちゃくちゃ良くなりました。

そして生体認証はインカメラを利用した2D顔認証に加え電源ボタンに統合された指紋認証です。Galaxy Z Fold 6は電源ボタンを押すことで認証されますがHonor Magic V3は触れるだけと楽です。

ただこれはオプションからボタンを押すに変更することが出来るのでユーザーの好み次第です。そして音量を70%に設定した上でスピーカーテストをしてみましたが少なくとも音量自体はGalaxy Z Fold 6の方が大きいですが高音のバランスが悪いです。

一方でHonor Magic V3は音のバランスが悪くないですが比較した限りだと低音が弱いです。

カメラを確認。

最後にカメラを確認していきたいと思いますがGalaxy Z Fold 6のメインカメラセンサーは1/1.57インチのGN3に対してHonor Magic V3は1/1.56インチのIMX906とほぼ一緒です。

一方でHonor Magic V3は望遠にペリスコープを採用しており最大ズーム倍率は強めで、とりあえず写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

超広角で撮影。

今回のサンプルはGalaxy Z Fold 6/Honor Magic V3の順番になっているので予めご了承下さい。

Honor Magic V3の方が全体的に明るく補正されていることを確認することができます。

広角で撮影。

明らかにGalaxy Z Fold 6の方が彩度が高いというべきか過剰補正されている印象を受けます。

次に接写してみましたがGalaxy Z Fold 6の方が被写体にしっかり寄って撮影できる印象を受けます。

逆光に近いシーンで撮影してみましたがGalaxy Z Fold 6はフレアが入っており黒潰れがしやすくなっています。

ポートレートで撮影。

Honor Magic V3の方が全体的に優しい色味に感じます。

Honor Magic V3の方が被写体に寄りやすい印象を受けますがボケ感はそこまで強くない感じです。

次に2倍で撮影してみました。

Honor Magic V3の方がボケ感が弱いこともあるのかフォーカスは逆に安定している印象を受けます。

そして次にGalaxy Z Fold 6は3倍でHonor Magic V3は3.5倍と光学ズームで比較してみました。

ポートレート全体でみるとHonor Magic V3の方が被写体に寄りやすくフォーカス精度も悪くない印象を受けます。

望遠で撮影。

まず2倍で撮影してみました。

次にHonor Magic V3では光学となる3.5倍で撮影してみました。

次に10倍で撮影してみましたがHonor Magic V3の方がノイズが多い印象を受けます。

そして20倍で撮影してみましたがHonor Magic V3は限界という感じです。

最後にGalaxy Z Fold 6にとって最大となる30倍で撮影してみましたがズーム性能はGalaxy Z Fold 6の方が安定している印象です。これはカメラセンサーの問題なのかソフトの問題なのか不明ですがHonor Magic V3のペリスコープは正直みせかけです。

超広角(低照度)で撮影。

次に低照度の環境で手持ちかつナイトモードでサンプルを撮影してきました。

街灯など強い光源があるとHonor Magic V3は白飛びしやすい印象を受けます。

広角(低照度)で撮影。

Honor Magic V3の方が僅かにシャープに見えるのは気のせいでしょうか。

強い光源と距離がある場合Honor Magic V3も白飛びせずに頑張っている印象で全体的に見ると明るく補正されている印象です。

かなり強い光源があるシーンですがHonor Magic V3が思ったより白飛びしなかった印象です。ゴーストに関してはGalaxy Z Fold 6より抑制できている印象を受けます。

望遠(低照度)で撮影。

最初に2倍で撮影してみました。

次にHonor Magic V3は光学となる3.5倍で撮影してみました。

最後に5倍で撮影してみましたがこのくらいの倍率ならいい勝負という感じです。何より前モデルはフレアがひどくて正直使う気にならなかったですがHonor Magic V3では大幅に改善しており、Galaxy Z Fold 6と比較してもシーンによっては十分に勝負できている印象です。

カメラスペックでみるとパッとしないですがカメラソフトをかなり頑張ったのか、めちゃくちゃ改善していることを実感できます。

まとめ。

今回はHonor Magic V3を購入したので開封しつつGalaxy Z Fold 6と比較してみました。昨年までであればGalaxy Zシリーズの方が圧倒的でしたが今年になったらほぼ逆転気味です。

何より前モデルのデメリットだった耐久性やソフトなどをしっかり底上げしてきた印象です。正直Honor Magic V2があまりにも微妙だったのでHonor Magic V3は購入するか微妙でした。

ただいつもお世話になっているまめこさんから連絡がきて購入してみたら大正解でした。

約24万円と折畳式機種の中ではそこまで高いわけではなく何より薄型化/軽量化に固執すると今後パフォーマンスやスペックとのバランスが悪くなると懸念していたら今回でイメージが地味に変わった感じでHonorには今後も折畳式機種をかなり頑張ってほしいなと思います。

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