先日にはようやく国内でも発売された「Google Pixel 9 Pro Fold」ですが発売日からしっかり使っていますが、前モデルと比較すれば満足度はかなり高くなりました。何よりデザインはもちろんですがビルド品質もしっかり改善されているので高級感もかなり増した印象を受けます。
一方で全ての機種でそうですがお気に入りの機種とはいえ不満がないわけではないです。今回は発売以降Google Pixel 9 Pro Foldを使ってきて最も不満に感じる部分について主観的にまとめたいと思います。
電池持ちがかなり悪い。
Google Pixel 9 Pro Foldが正式発表された時から正直「電池持ち」に不安がありました。スーパーバッテリーセーバー状態において他のPixel 9シリーズは最大で100時間に改善している一方でPixel 9 Pro Foldは前モデルと同じく最大72時間になっていること。
この時点でPixel 9 Pro Foldはシリーズの中で最も電池持ちが悪いことは確定した感じです。また前モデル対比でディスプレイ輝度が大幅改善した上にサイズまで大型化しているのにバッテリー容量は僅かとはいえ減少しています。
さらにGoogle Tensor G4ではそこまで電力効率の改善に期待できない状況からも前モデルより悪化してもおかしくないという感じでした。
想定通りと言えば想定通りですが実際に使ってみるとPixel 9 Pro Foldの電池持ちはかなり厳しいです。自分は日常的な使い方ではゲームはそこまでやるわけでもなくカメラやマップはほとんど使いません。
その状況でスクリーンオンタイムで5時間はいかない感じで、使い方によっては4時間もいかない感じです。電池残量でみるとPixel Foldは寝る前の電池残量は40%前後のことが多かったですがPixel 9 Pro Foldの場合は30%以下のことが多いです。
なので自分の使い方だと電池持ちが悪いと批判されたPixel Foldより10%近く電池持ちが悪い感じで、ライトユーザーにとっても満足できるような電池持ちではないと思います。
少なくとも出先でそれなりに使いたいとなった時にはモバイルバッテリーは絶対あったほうがいいかなと思います。まだ使い始めて1週間程度なので最適化が終了していない可能性もあります。
なので今後僅かに改善する可能性があるとはいえ、現時点で評価すればかなり厳しいです。
他社と比較しても厳しい。
残念なことに自分がいつも参考にしているGSM Arenaのバッテリーテストが現時点で公開されていません。少なくとも同サイトはPixel 9 Pro Foldのレビュー作成を開始しているみたいなのでいずれ公開されると思います。
メインディスプレイのみ | サブディスプレイのみ | |
vivo X Fol 3 Pro | 13時間26分 | 14時間40分 |
Pixel 9 | 13時間5分 | – |
Pixel 9 Pro XL | 12時間32分 | – |
OnePlus Open | 11時間59分 | 14時間7分 |
Galaxy Z Fold 6 | 11時間31分 | 13時間3分 |
Honor Magic V3 | 10時間5分 | 13時間21分 |
あくまでも自分の使い方においてGalaxy Z Fold 6やPixel 9 Pro XLのスクリーンオンタイムは8時間に届かない感じです。一方でPixel 9 Pro Foldは4時間から5時間の間であることを考えると電池持ちは半分いかないくらいになります。
何より現時点での評価でみるとと同サイトのバッテリーテストにおけるスコアで10時間すらいかない可能性があるのかなと思います。逆に11時間近くのスコアを獲得するのであれば、先日の記事でまとめさせて頂きましたが通信関連の不具合が電池持ちに大きく影響を与えている可能性があります。
そもそも電池持ちに期待していなかったとはいえ個人的にはここまでひどいとは思いませんでした。Snapdragon888を搭載したGalaxy Z Fold 3など爆熱世代のフラッグシップモデルを使っているユーザーからすればそこまで悪い印象を受けないと思います。
ただそれ以降フラッグシップの電池持ちは著しく改善していることからPixel 9 Pro Foldはかなり見劣りします。他がいいからこそ電池持ちに関してはかなり残念に感じてしまいます。