事前情報からもXperia 5Ⅵ用専用ケースがリークしたことからも今年の下半期に正式発表される可能性があると期待できる状況にありました。ただ実際のところ昨年と同じタイミングでSonyに全く動きがないことからも、以前リーカーが指摘した通り後継機種が出ない可能性も出てきた感じに。
今回ケータイ WatchによるとSonyは今年の下半期にXperia 5Ⅵを正式発表することはないと報告しているのでまとめたいと思います。
下半期に正式発表されず。
今回の情報によるとSonyは報道陣向けの説明会を開催しており、登壇したソニーマーケティング モバイルビジネス本部モバイルビジネス部 統括部長の水野雅夫氏、統括課長の湯原真司氏から、今年はXperia 5シリーズから最新モデルを発売しないことを明らかにしたとしています。
上記の画像からも2025年に向けて「Xperia 5Ⅴ」が継続販売する流れになるみたいですが、大手キャリアではほぼ終売状態になっているので現状だと直販版をしみじみと売っていくしかないという流れになりそうです。
何より今はアカウントを削除してしまったZackbuks氏の指摘通りでXperia 5Ⅵが少なくとも今年発表されることはないことになります。一方で一部情報によるとSonyは「Xperia 5シリーズ」の開発を中国企業に委託した言われています。
その中で来年登場する最新機種は「Xperia 5Ⅵ」の名称を採用するのか。それとも他のシリーズと合わせて「Xperia 5Ⅶ」にするのか。それとも全く別の名称を採用するのか現時点でよく分かっていないです。
少なくとも2012年にSonyがXperia Zを発表してから約12年間で、下半期に新製品を発表しなかったの初めてで大きな節目になるのかもしれません。
Xperia 5シリーズのユーザーを取り込む。
また今回の情報によるとXperia 5シリーズから最新機種を発表しない理由としてユーザーのニーズの変化だとしています。上記の画像からもXperia 1Ⅵは販売総数を増加させながらもXperia 5シリーズユーザーの取り込みに成功したとしています。
あくまでも比率になりますがXperia 1Ⅴの時はXperia 5シリーズから買い替えたユーザーは全体の10%だったのがXperia 1Ⅵでは20%に拡大していることを確認することが出来ます。
ちなみに上記の画像からも他社からの買い替えは前モデル対比で5%近く改善しているという感じです。実際のところの母数が不明なので何ともですが、今回のグラフをみる限りは他社からの買い替えを促進したというよりはXperia 5シリーズのユーザーが興味を持ったという流れになります。
一方で自分の周りでみると「Xperia 5シリーズ」を選んでいるユーザーの多くはサイズ感と価格です。Xperia 1Ⅵがサイズ感や価格という絶対的な要素を超えた魅力があると判断したユーザーが増えただけなのかもしれませんが、一方でXperia 1ⅥはXperia 1Ⅴ対比で取り回しは悪化しているのでコンパクトモデルを求めるニーズが減少している可能性もあります。
実際のところは不明ですが、この感じでみていくと「Xperia 5」シリーズ自体が不要になってきているのでは?とも思っちゃいます。何より今回の情報で今年スキップされたのは間違いないですが来年のどのタイミングに出てくるのか不明で、そもそも来年発表されるかも不明です。
少なくともsonyは新型を発表しないことに加え来年にかけては既存モデルを継続販売していくことしか明らかにしていません。最悪の場合はこのままXperia 5シリーズが終焉する可能性もあります。
そう考えるとSonyとしてはXperia 1シリーズにXperia 5シリーズのユーザーをどれだけ取り込むことができるのかが重要になってくるのかなと思います。