国内においてもいよいよ発売されたGoogle Pixel 9 Pro FoldですがGoogle Storeにおいての在庫状況は依然として改善しておらず。ただ以前のように3ヶ月待ちみたいなことはなくなってきており現時点でも1ヶ月ちょいと需要が落ち着いてきていることに加え増産されている可能性が高い思います。
実際にどの程度売れているのか定かではありませんが2024年第3四半期折畳式機種市場においてGoogleがどれだけのシェアを獲得出来ているのか気になるところです。
今回はPixel 9 Pro Foldなど折畳式機種が気になるユーザーが最も求めていることについて主観的にまとめたいと思います。
意外なアンケート結果。
今回自分のYouTubeのコミュニティにおいて「折畳式機種を選ぶ際に最も気にするポイント」についてという内容でアンケート調査を実施してみました。まだ途中経過ですが上記の画像からも多くのユーザーが最も気にしているのは「デザイン」であることを確認することが出来ます。
少なくとも自分のチャンネルは「フラッグシップモデル」中心の情報を取り扱っていること。さらに折畳式機種に興味を持つユーザーとなれば、今回アンケートにご協力頂いた方の多くは、世間一般的にみれば「オタク」に分類されると思います。
その中で「デザイン」になるのは個人的にちょっと想定外で、最もスペックやカメラに拘るユーザーが多いと勝手に推測していました。今回の結果をみる限り「カメラ」を優先している人はかなりの少数派で、一つの可能性として2台持ちを前提にしている人が多いのかもしれません。
事前情報からも中国市場において折畳式機種を求めるユーザーの多くは価格やスペックよりも「デザイン」であることが判明しており、この市場ニーズに沿って中華メーカーは薄型化/軽量化にかなり注力している感じになります。
ただこれは中国市場で特に強い傾向なのかなと思っていましたが国内においても折畳式機種が欲しいと思うユーザーは同様の傾向にあることに。つまり中華メーカーが今後グローバル展開を強化していけばいくほど存在感が増す可能性があります。
Googleは正解?
初代Pixel Foldは出来るだけアプリをタブレットモードで表示できるようにメインディスプレイは横長形状となっていました。ただユーザーからのフィードバックによると「スマホらしさ」がほしいということからもPixel 9 Pro Foldではアスペクト比を大きく変更しています。
今回のアンケート結果でみても「コンテンツの表示」を最優先している人は全体の3位という感じです。またGoogleはアスペクト比の変更も影響したのかヒンジ構造の見直しに加え本体は薄型化した上で軽量化しています。
少なくともユーザーのニーズに沿った進化を遂げている感じで、個人的に気になったカメラの弱さはそこまでの問題ではないことになります。一方で売り上げが失速しているGalaxy Z Fold 6で見ると前モデル対比で見れば薄型化/軽量化したとはいえPixel 9 Pro Foldや中華メーカーと比較すると遅れています。
またSamsungが得意とする「ソフト」に関しても今回のアンケート結果を見る限り、そこまで優先している人はないです。他の市場でどのような傾向があるのか不明ですが、多くのユーザーが求めている進化を遂げていない可能性があるからこそ売り上げが伸び悩んでいる可能性もあります。
Samsungのは場合は今後Galaxy Z Fold Special Editonを正式発表する可能性が高いですが販売地域はかなり限定的の予測です。少なくともこの感じだとGalaxy Z Fold 7で大きく流れを変えることが出来るのか非常に気になるところです。
何より折畳式機種市場で最も力を入れていたSamsungが今回のアンケート結果で見ればニーズに最も沿っていないのはちょっと意外という感じでした。逆にPixel 9 Pro Foldはニーズに沿った進化を遂げたからこそ売れ行きがいいのかもしれません。