Pixel Watch 3 開封レビュー。単純にデカくて見やすくなったのは正義

例年と異なり今年はフラッグシップモデルが4モデル構成になったことも影響したのか発売日が2回に分かれておりPixel Buds Pro 2に関しては生産の問題もあるのか9月26日とかなり遅めです。

少なくとも今年の新製品は発売日が分散していることでちょっと分かりにくいかなと思います。今回はGoogleさんにGoogle Pixel Watch 3/45mmをご提供頂いたので開封レビューをしたいと思います。

開封。

まず開封をしていきたいと思いますがPixel 9シリーズと同様に化粧箱が刷新されています。

開封していくとバンドが入っている部分とPixel Watch 3本体が入っている部分に分割されています。

あくまでも個人的な印象としてはプラスチックフリーの影響もあるのか開封が面倒になった印象です。

そして付属品を確認するとマグネットタイプの充電器。

次に説明書です。

Sサイズのバンドセット。

最後にLサイズのバンドが同梱されています。

自分の手首の太さだとSサイズは超ギリギリなのでLサイズのバンドを使っているという感じです。ちなみにSサイズは手首周りが150〜185mmの人向けでLサイズは165〜215mmの人向けという感じです。

またスマホで見れば開封と合わせて保護フィルムを貼っていきますが今回は購入しませんでした。

その理由としてPixel Watchの時にガラスフィルムや水貼りタイプのTPUフィルムを購入しましたがそもそも不器用な自分にとって上手く貼れるものがなくPixel Watch 2に関してはアクセサリーを全くない状態で使ってきましたが使用頻度が高くないとはいえディスプレイに傷がないです。

自分が会社員の時は什器にバンバンぶつけてApple Watchを壊したことがありましたが今の自分の生活だと什器にぶつけることもないのでアクセサリーなしでもほとんど傷がつく心配がないです。

おそらく今後アクセサリーを買うとしてもケースくらいでフィルムと両方を使うことはないです。何かあってからは遅いですが自分の使い方ならPixel Watch 2はほぼ傷がない状態で運用できたためPixel Watch 3も当面はアクセサリーなしで使う予定でアクセサリーで重くなるのは嫌です。

デザインを確認。

そしてPixel Watch 2と合わせてデザインを確認していきたいと思いますが筐体はアルミを採用しています。

ちなみにPixel Watch 3/45mmはマット仕上げを採用したブラックとヘーゼルに光沢仕上げのシルバーと3色展開となっており41mmモデルに関してはヘーゼルがなくてゴールドがある感じです。

物理ボタンの搭載位置などに大きな違いはありませんが改めて比較すると単純にデカいです。

実際に手元に41mmモデルがないので何ともですがPixel Watch 2は40mmなのでシリーズ通してディスプレイサイズが大型化しており45mmモデルに関しては単純にデカいのでその分重いです。

ちなみにPixel Watch 2は31gでしたがPixel Watch 3/45mmモデルは37gとなっています。そしてデザイン上で個人的に気になる部分として本体の薄さでサイドフレーム+ディスプレイ部分の厚みはほとんど一緒に見えますがユーザーの手首に触れるセンサー部分が僅かに薄くなった印象を受けます。

そもそも45mmと大型化していることもあり薄型化したように見えている可能性もあります。ただ実際に装着して比較している時よりもPixel Watch 3/45mmは薄型化した印象を受けます。

一方で個人的にはPixel Watch 2くらい全体的なドーム型の方が良かったと思っています。

その理由としては手首を曲げやすいという感じで丸みを帯びていた方が手首を曲げた時にPixel Watchのリューズ部分が手の甲にあたりにくい感じでPixel Watch 3ではよりフラットになったことで手首を曲げた際にリューズがあたりやすくなったのは個人的には残念という印象です。

またディスプレイ部分においてPixel Watch 3シリーズはよりベゼルがスリム化されています。

そのためPixel Watch 3/41mmモデルも筐体サイズがほぼ一緒でありながらもディスプレイは僅かに大型化している感じでGoogleの発表によると41mmモデルは16%ベゼルがスリム化しています。

そしてPixel Watch 3/45mmモデルはPixel Watch 2対比でディスプレイが40%と大型化しています。

何より特徴的なドーム型のデザインは健在ですがデザイン全体で見た時の新鮮味はありません。ただ個人的にはめちゃくちゃ待望していた大型モデルが追加されただけでも意味があったと思います。

ディスプレイを確認。

そしてここから自分の使い方に基づいてみていきたいと思いますがディスプレイに関してPixel Watch 3シリーズはActua Displayを搭載したことでディスプレイ輝度が2倍となる2000nitsに対応しましたがここ数日使ってきた感じだとめちゃくちゃ明るくなった印象はないです。

少なくとも自分の使い方だとPixel Watch 2でも通知や時間を確認するには十分な明るさでした。逆に低照度の環境で屋外で使っている時は自動調節だとちょっと暗くしすぎと感じることがあったくらいです。

Pixel Watch 3シリーズは最小輝度が1nitsになったことも影響したのか極端に感じることもあります。もっとアクティブに使うユーザーからすれば恩恵を感じやすいのかもしれませんが自分の用途だとスマートウォッチでがっつり何か確認することはないのであまり恩恵を感じることは出来ません。

一方でディスプレイで気になっていた部分としてドット感でPixel Watch対比でPixel Watch 2は表示解像度が下がりましたがPixel Watch 3シリーズも共通して320ppiと画素密度は一緒です。

単純に文字盤の違いが影響しているのか不明ですが時間を確認する時に気にならなくなりました。そして前モデルの時は一度に表示できる情報量が少なかったこともあり視認性が悪かったです。

おそらく41mmであればベゼルがスリム化したとはいえそこまで大きく変わらない可能性があります。

ただ45mmになると設定項目などでみると一行分多く表示できる感じなのでかなり見やすいです。サークル型のデザインを採用しているので四隅部分は大きく欠けてしまうことに違いはないです。

ただこのデメリットを改善するにはディスプレイをフラット化すればいいだけですが今度はデザインの特徴がなくなるという感じでしたが45mmでサイズが大型化したことでバランスが絶妙です。

ぶっちゃけた話細かい進化ポイントより45mmとディスプレイが大型化したことで不満が一気に改善しました。逆に41mmモデルであれば自分の使い方ならそこまでの違いを実感出来なかった可能性があります。

ちなみにPixel Watch 3シリーズは最大60Hzのリフレッシュレートに対応しており応答性が改善しました。これは実際に使ってみると改善していることを実感できPixel Watch 2の方がぎこちないです。

単純にディスプレイが大きくなって応答性が良くなっただけでも前モデル対比でイメージが変わります。

基礎スペックを確認。

次に基礎スペックを確認するとQualcomm SW5100を搭載しており前モデルから僅かに強化されています。容量構成に関してはRAM2GBに対してROM32GBとスマートウォッチの中で割と贅沢な方ですが公式サイトをみる限り変更点は特段ない感じでSoCがちょっとだけ進化したくらいの感じです。

ちなみにPixel 9シリーズはGeminiが基本ですがPixel Watch 3はGoogle AssistantがベースとなっておりHey Googleと呼びかけることで他のPixelのように自動で起動してくれます。

そして筐体サイズが違うので当たり前かもですがPixel Watch 2は306mAhのバッテリーを搭載しているのに対してPixel Watch 3/45mmは420mAhとバッテリー容量は大幅に増加しています。

ちなみに公式サイトを確認するとPixel Watch 2は50%充電するのに30分でフル充電に75分です。一方でPixel Watch 3/45mmは50%充電するのに28分でフル充電に80分と僅かに遅いです。

ただバッテリーの容量差を考えるとGoogleの発表通り充電速度自体は改善していることになります。

ちなみに自分の充電環境で試してみたところ電池残量が45%からフル充電に要した時間は48分です。電池残量が45%から85%までは25分とそれなりのスピードに感じましたがそれからが遅かった感じです。

そして電池持ちですがPixel Watch 3シリーズでは新たにスーバーバッテリーセーバーに対応しています。最大36時間の電池持ちで通常モードだと常時表示ディスプレイをオンで最大24時間になっています。

ここ数日使った感じだと朝の6時半から夜の9時まで消費電力は平均でみると30%前後です。ただ以前のように通知を制御するなどをしておらず日常使いの範囲であれば十分な電池持ちです。

一方で自分はアクティビティで全く利用しておらず強いて言うなら出先で軽くあるったり出先まで自転車で移動するくらいなのでアクティビティにも含まれていない程度の運動しかしていないです。

また前モデルの時は電池残量からも睡眠計測を諦めていることが多かったですが今回試したところ電池残量が66%の状態でおやすみモードに切り替えた状態で約8時間睡眠をとったところ電池残量は45%だったので睡眠計測で約20%消費している感じなので自分の使い方なら電池は心配ないです。

ただフル充電に約1時間半かかることを考えるとどのタイミングで充電するかが難しいところです。正直自分は睡眠計測をあまり使わないので寝ている時に充電もしくはお風呂に入っている時に充電しておけば充電時間に困ることはないですが睡眠計測をするとちょっと難しいと思います。

ちなみに待機状態で約8時間放置した時の消費電力は8%という感じで意外と消費電力が多いです。あとは専用のマグネット充電器が前モデル用からピンが追加されたことで個人的に不便になりました。

Pixel 9シリーズのバッテリーシェアにも非対応なので今後どうにかしてほしいところです。

地味に嬉しい新機能。

少なくとも自分はGoogleがPixel Watch 3シリーズで強化してきたフィットネス機能のほとんどを使うことがないので新機能の恩恵を受けにくいですが単純にデカくなっただけでもデカいです。

やはり今までは通知確認用兼おサイフケータイとして使うことが多かったですが通知の視認性が悪かったのがPixel Watch 3/45mmを使ってみて大きく改善されたので満足度は高いです。

またPixel Watch 2の時は他社のAndroidとペアリングして使っていることが多かったですが久しぶりにPixelとペアリングして使ってみて便利だと実感したのがウォッチ認証です。

UWBを搭載したことも影響したのか本体のロックが解除されるのがめちゃくちゃ速くなっています。ちなみにウォッチ認証はペアリングしているPixelの顔認証と指紋認証でロックが解除出来ない時にロックが解除されているPixel Watchが代わりにPixel本体のロックを解除する機能になります。

ちなみに初代から対応している機能ですがPixel Watch 3シリーズはUWBを搭載しています。

またPixel 9以外のPixel 9シリーズや歴代Proモデルも対応しており今回強化されたウォッチ認証の恩恵を受けられる感じでPixel 9 Pro Foldと合わせてつかっていますが本体を開く時にはロックが解除される感じなので個人的にはめちゃくちゃ便利に感じます。

その他Pixel Watch 3シリーズからはPixelレコーダーに対応したことやGoogle TVのリモコン代わりに。さらにNESTが撮影しているライブ映像をPixe lWatch本体で確認できるなど地味に便利になっています。

個人的にはフィットネス機能が強化されたことよりもスマートホーム関連が強化されたことが嬉しいです。

まとめ

今回はGoogleさんよりPixel Watch 3/45mmをご提供頂いたので開封レビューをしてみました。少なくとも自分の使い方としては通知の確認に歩数計など最低限の健康管理に電子決済という感じです。

そのため毎年買い換える必要性はない感じですが通知の関連は今までちょっと見にくかったです。ただそれが45mmが追加されたことで改善したことに加え電池持ちも幾分良くなったのは嬉しいです。

本体価格が41mmで5万2800円からちょっと高いですがストアクレジットなどを上手く活かして購入するのはありで試してみたい人は安くなったPixel Watch 2を購入するのもありかもしれません。

製品提供:Google Japan

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