Galaxy Z Fold Special EdtionはS-Pen対応。ただ妥協の産物

事前情報からもGalaxy Zシリーズ初の派生モデルとなる「Galaxy Z Fold Special Edtion」は本体を開いた時の厚みは「4.9mm」になると予測されておりGalaxy Z Fold 6と比較しても大幅に薄型化されることになります。

逆に「Galaxy Z Fold 6」はなんでもっと薄型化出来なかったのか?と疑問に思うくらい中華メーカーなどライバル機種と比較するとデザイン面では取り残されている感じです。

今回SamMobileがGalaxy Z Fold Special EdtionのS-Penの対応に言及しているので簡単にまとめたいと思います。

コストカットと薄型化が優先。

事前情報においてSamsungは「Galaxy Z Fold Special Edtion」で薄型化するためにGalaxy Z Fold 3シリーズ以降メインディスプレイに搭載しているデジタイザーをカットする可能性があると予測されていました。

デジタイザーをカットするだけでも最大0.6mmの薄型化が可能になる一方で「S-Pen」に非対応になるとの予測。ただ直近の情報からもGalaxy Z Fold Special EdtionはS-Penに対応していると予測されています。

ではデジタイザーがない状態でGalaxy Z Fold Special EdtionはS-Penに対応しているのか。現状だとスタイラスペンに対応する方法と主に以下の方式があるとしています。

仕様
アクティブスタイラス方式 スタイラスペン自体にバッテリーを搭載しておりスマホ本体に埋め込まれているデジタイザーと接続することでより高度なタスクを実現することができる
パッシブスタイラス方式 ユーザーの指と同様にタッチスクリーンを基に動作させておりあくまでも指の代わりにスタイラスペンでタッチしているようなイメージ。

ちなみにアクティブスタイラス方式を採用しているのはS-Penが内蔵している「Galaxy S24 Ultra」など歴代UltraモデルやGalaxy Z Foldシリーズという感じでパッシブスタイラス方式に対応しているのがGalaxy Tab Sシリーズという感じになります。

少なくともGalaxy Z Fold Special Edtionはデジタイザーがないことからも「パッシブスタイラス方式」になる可能性があり、Galaxy Z Fold 5やGalaxy S24 Ultraなどと比較すると劣化版のS-Penに対応するという感じになりそうです。

新たな方式を探す必要がある。

事前情報からもSamsungの幹部は次期Galaxy Z Foldの薄型化を開発チームに強く求めたと言われています。このことからもGalaxy Z Fold 7では「薄型化」が大きな特徴になると思いますが結局のところデジタイザーの存在は邪魔になる可能性もあります。

一方でS-Penへの対応をあれだけ強くアピールしていたことを考えると、とりあえず対応させておけばいいという訳にもいかず。

しかし、Galaxy Z Fold Special Editionがパッシブスタイラスのルートを取るようには聞こえません。情報筋は、厚さとコストの両方を削減するために、「彼ら[サムスン]はSペンを機能させる別の方法を考え出さなければならない」と述べています。

現時点だとGalaxy Z Fold Special Edtionがパッシブスタイラス方式を採用するかどうかは定かではありませんが、いずれ代わりになる方式が必要になることに違いはありません。

S-Penを使いたいと思うユーザーも全てがアクティブスタイラス方式を求めているわけではないと思います。その中でSamsungがS-Penをどのように進化させるのか非常に楽しみです。

一方で薄型化する上で「デジタイザー」すらカットされることを考えるとS-Penが内蔵される可能性はほぼないのかもしれません。

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