まもなく「Pixel 9 Pro」と「Pixel 9 Pro Fold」が発売予定となっていますが様子がおかしいのは「Pixel 9 Pro XL」です。発売されたばかりとはいえ多数の転売が発生した結果市場価値が崩壊しています。
今回はGoogle Pixel 9 Pro XLの市場価値が一気に下がった理由について主観的にまとめたいと思います。
市場価格が大幅下落。
Google StoreにおいてPixel 9 Pro XLは17万7900円からとなっていますが、例えばじゃんぱらにおいてPixel 9 Pro XLの売価をみると12万9980円となっています。つまり買取価格はもっと安いということになります。
何より今回の例で見ればGoogle Storeより「4万7920円」も安く購入することができます。少なくともGoogle Storeにおいて「下取り」や「ストアクレジット」などの特典を利用しない人にとって魅力的な価格設定になっていると思います。
またメルカリなどフリマアプリをみても13万円から14万円の価格設定が多い印象を受けます。少なくともGoogle Storeで購入した人からすればちょっと損したなと思うかもしれません。
市場価格が崩壊した理由。
そして推測に過ぎませんがPixel 9 Pro XLの市場価格が崩壊した理由をまとめると以下のようになります。
市場価格が崩壊した理由 |
ストアクレジット目的に購入して本体を売却した人が一定数いる(転売目的の可能性) |
海外での販売地域が拡大したことで買取業者が海外に流しにくくなった |
128GBモデルの供給過多 |
ストアクレジットはストレージオプション関係なく一律です。このことからストアクレジット目的の人からすれば「128GB」モデルを購入する人が多くなる結果中古市場には「128GB」モデルが多くなります。
そのため買取価格は渋めになりがちです。さらに円安の影響からも買取業者は端末によっては国内ではなく海外に流すこともあります。ただ海外モデルを欲しいと思う人はベースモデルよりも上位のストレージオプションを好む傾向があります。
このことを考えると128GBモデルの行き場がどんどんなくなった結果市場価値が崩壊している可能性があると判断することができます。また国内や海外でみるとPixel 9シリーズの中ではPixel 9 ProとPixel 9 Pro Foldに人気が集中している印象です。
この2機種であればプレミアム価値がもしかしたらつくかもしれませんがPixel 9 Pro XLは在庫が安定しているからこそプレミアム価格はつかずに市場価値が崩壊したという感じです。
ちなみにPixel 9はストアクレジットの旨みもそこまでないため転売の餌食になっておらずPixel 9 Pro XLほど市場価値は崩壊していないという感じです。
結局は特典を利用した方が安い。
Google Storeにおける特典はまもなく終了となっていますが「下取り」を上手く活かすことで3万9800円まで実質負担金を抑えることができます。少なくとも特典を上手く利用して購入できた人は「損した」と思う必要はないと思います。
少なくともGoogle Storeで購入していない場合であっても「メーカー保証」は一緒だと思います。ただ「Preferred Care」に後から購入できるのか不明なのがちょっと懸念です。
iPhoneであれば設定項目からApple Careに加入することが可能ですがPixel 9シリーズは見落としているだけなのか不明ですが設定には見当たらないです。そうなった時にGoogle Storeに電話するという流れになるのかもしれません。
Google Storeで購入した場合は「注文履歴」から購入30日以内であれば加入することもできます。本体価格を抑えられたから保証は気にしないと考えるかはユーザー次第だと思います。
少なくとも損したと思う必要もないですが市場価格が発売1週間ちょいでここまで下がってしまうのは残念です。ただ予約特典が終了してからは転売の流れも減ると思うので市場の在庫が落ち着けば価値は少しずつ上がっていくかもしれません。