Exynosは壊滅的。Galaxy S25はやはり値上げ回避が厳しいかも

ぱっと見の印象としてSamsungは「アメリカ市場」にかなり力を入れている印象で、一部情報によるとSamsungはアメリカ市場での値上げを回避しながらも、コストが増加した分を他の市場で値上げすることでバランスをとっていたとの話もあります。

ただ直近でみるとGalaxy Z Fold 6やGalaxy Z Flip 6は前モデル対比で$100の値上げとなっており価格の据え置きが厳しくなってきた状況に見えます。今回韓国のメディアサイトによるとGalaxy S25シリーズは値上げされる可能性が高いと報告しているので簡単にまとめたいと思います。

値上げされる可能性が高い。

事前情報通りであれば来年の1月に正式発表される可能性がある「Galaxy S25シリーズ」ですが、今回の情報によると量産単価が全体的に圧迫されていることが判明したとしています。

つまり今回の情報によると出庫価格に影響する可能性が出てくるので、Samsungが従来と同じ利益率を確保しようとした場合値上げされる可能性があると判断することができます。

今回の情報によると単価上昇の主な要因となっているのは「ディスプレイ」と「RAM」だとしています。これは主にGalaxy S25 Ultraの話になるのかもしれませんが事前情報からもSamsungのM14をシリーズで唯一採用すると予測されており、RAMに関しても16GBにようやく対応すると言われています。

Galaxy S24シリーズを正式発表した際に、合わせて「Galaxy AI」も大々的に正式発表しましたがキラーコンテンツがないこと。さらにAI需要の増加からRAM自体のコストが増加していることからSamsungはGalaxy S24シリーズでRAMの増強は見送ったと言われています。

少なくともGalaxy AIを強化する上でRAMの強化は必須でPixel 9シリーズと同様に最新世代のGemini Nanoを統合していると言われています。逆にPixel 9 ProシリーズはRAMを増強+M14を採用したことを考えると価格はかなり頑張ったなという印象です。

この感じだとGalaxy S25とGalaxy S25+は価格が据え置きになってもGalaxy S25 Ultraは値上げされる可能性があるのかもしれません。

SoC歩留率は改善せず。

また今回の情報によると「Exynos2500」は当初の戦略的な目標を達成することはかなり難しい状態にあるとしています。せめて韓国向けだけでもExynos2500搭載モデルを出したかったみたいですが現状だとそれすら出来ない状況にあるとしています。

事前情報からもExynos2500はSamsungの第2世代3nmプロセスルールを採用していると予測されていますが、当初の歩留率は10%以下と言われていました。一方で20%程度まで改善したことに加え第2四半期の決算発表においてExynos2500の歩留率の改善が大きな目標であることにも言及しています。

ただ今回の情報通りであれば歩留率はそこまで改善していない可能性が高いと判断することができます。一方でコストが増加すると予測されているSnapdragon 8 Gen 4のみになればSoCによるコスト増加から逃れることは厳しい状況になります。

そうなるとGalaxy S25シリーズ全体で値上げ要因が強めになるのかもしれません。

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