世界的なインフレの影響は為替の影響からも年々フラッグシップモデルを中心に高価格化が進んでいます。今後円高が進行していけば一年後にみた時に後継機種の方が安いという逆転現象が発生している可能性もありますが実際にはその時にならないと分からないです。
何よりメーカーも努力しているとはいえ価格の据え置きが困難な状態になっているからこそ、本体価格を安くして「新規ユーザー」を獲得するより「既存ユーザー」を獲得することにフォーカスしている印象を受けます。
Pixel 9シリーズで見ても数年前と比較すれば高くなりましたが特典を利用すればかなり安いです。今回はGoogle Storeにおける予約/購入特典がまもなく終了してしまうので改めて簡単にまとめたいと思います。
予約購入特典を確認。
まずGoogle Storeにおいて執筆時点で実施されている予約/購入特典を再度確認すると以下のようになります。
ストアクレジット | 下取り | 実質価格 | 特典期間 | |
Pixel 9 | 2万4200円 | 6万4900円 | 3万9800円 | 9月2日 |
Pixel 9 Pro | 3万2100円 | 8万8000円 | 3万9800円 | |
Pixel 9 Pro XL | 5万100円 | 8万8000円 | 3万9800円 | |
Pixel 9 Pro Fold | 5万7700円 | 10万円(最大) | 9万9800円 | |
Pixel Watch 3/ 41mm | 1万800円 | – | 4万2000円 | |
Pixel Watch 3/45mm | 1万2800円 | – | 4万7000円 | |
Pixel Buds Pro 2 | 6800円 | – | 3万円 |
ちょっと記憶違いだったら申し訳ないのですがPixel 9 Pro Foldなど当初発表されていた特典期間より短くなっているような印象を受けます。何よりGoogle Storeで安く購入できる期間は一律で「9月2日」に終了してしまうので悩んでいる時間もあまりありません。
何より「Pixel 9 Pro Fold」に関しては在庫がなく予約すら出来ない状態なので、このままでいくと予約/購入特典の恩恵を享受すること自体が無理かもしれません。
またリスク面でみるとPixel 9とPixel 9 Pro XL以外の新製品は予約/購入特典期間内に発売されないです。そのためレビューなどを見てから買いたいと思っても出来ないのが難しいところだと思います。
逆にPixel 9とPixel 9 Pro XLはレビューを見てからでも購入できるのでユーザーにとってはだいぶ優しいと思います。
安く欲しいならメーカーの都合に合わせるしかない。
少なくとも以前のような「安い」という価格では購入出来なくなっているのでユーザーも様々な選択肢を用意した上で、その中から最善を選ぶしかないと思っています。
単に「高い」と不満を言っても安くなることはないので正直意味がないです。先ほどの話と重複しますがGoogleは以前のように誰にとっても安い価格をやめて「ユーザーの囲い込み」を優先しているように見えます。
ただこれはGoogleに限った話ではなく他社でも同様です。例えば下取りの際に自社製品の下取り額を優先しているのが分かりやすいと思います。結局「安さ」を求めているユーザーはメーカーにとってブランドロイヤリティが低いためリピーターになりにくい。
そのことを考えるとブランドロイヤリティが高いユーザーにコストをしっかりかけようと考えるのは妥当に見えます。なので少しでも安く欲しいユーザーはメーカーの施策に合わせるのが一番わかりやすいです。
ただ今回で見れば既存ユーザーではない場合Pixel 9シリーズで施策の恩恵を最大限享受するの難しく、Pixel 10シリーズで最大限発揮するという感じです。今年のGoogle Storeにおける販促はどうなっているのか不明で例年通り9月に「創立記念セール」が開催されるのか不明です。
今後ブラックフライデーなど大型セールを控えていることに違いはないですが施策で見れば現在開催されている予約/購入特典がなんだかんだ一番条件がいい可能性があります。
もちろん来年になって発売から時間が経過すれば端末自体の割引なども行われる可能性がありますが結局実質負担金でみると今が一番条件がいい可能性があります。気になる人は早めに決断することをおすすめです。