Galaxy Buds 3 Proにはトラブルが発生しているとはいえ7月下旬よりGalaxy Z Fold 6やGalaxy Watch Ultraなどを発売。一方でグローバル発表されたとはいえ国内で発売されなかったのが「Galaxy Ring」です。
個人的にはヘルスケアのデータを収集するにしても「邪魔にならない」が重要だと思っておりGalaxy Ringはまさにぴったりです。今回Android AuthorityによるとGalaxy RingはQi 2に対応していることが判明したと報告しているのでまとめたいと思います。
Qi 2に対応へ。
今年の1月に正式発表された「Qi 2」ですがAppleとWPCが協力して開発した充電規格とも言われています。そのためMagsafeに非常に似ており充電速度も最大で15Wとなっています。
ユーザーからすればMagSafeのようにマグネット対応のアクセサリーが使えるようにと期待していましたが現時点でAndroidで対応しているのは僅か1機種のみです。事前情報通りであれば中華系メーカーは採用に消極的と言われているので今年はこれ以上対応機種が増えない可能性もあるくらいです。
ただ今回の情報によるとSamsungにとって初のスマートリングであるGalaxy RingはSamsungにとって初のQi 2対応機種であることが判明しました。上記の画像からもワイヤレス充電規格が「2.0.0」であることを確認すること出来るのでQi 2に対応しています。
マグネットは内蔵されず。
今回の情報を聞くとGalaxy Ringもマグネットタイプの充電が出来ると朗報に感じるかもしれませんがマグネットは内蔵されていません。つまりMagSafeなどと合わせて使うことは不可能となっています。
磁石を使用してワイヤレス充電受信機と送信機を整列させる磁気パワープロファイル(MPP)を導入することで最もよく知られているので、これはQi2のほとんど正確な説明です。磁石を使用して充電コイルを完全に整列させることで、Qi2は、コイルが整列していないときに発生するエネルギー損失を減らすことで、エネルギー効率を向上させます。磁石は他のアクセサリーを取り付けるためにも使用でき、Qi2サポートは充電だけでなく便利です。
Qi 2の最大のメリットはあくまでも充電効率の改善であってマグネット内蔵が本質ではないです。またGalaxy Ringは本体のみで充電することは不可能で専用ケースで充電する流れになります。
結局のところ専用ケースをマグネットでどこかにくっつけても。。。というのもあるのかもしれません。何よりQi 2に対応するにあたってマグネットの内蔵は義務ではないことが明らかになりました。
つまり今後Qi 2対応機種が増えたとしてもマグネットが内蔵されるかどうかはメーカーの判断次第ということにります。またWPCによるとマグネットタイプの充電に対応していないQi 2対応機種はあくまでも「Qi対応機種」扱いになるとしています。
この感じだと先日にGoogleはPixel 9シリーズでQi 2非対応としていますが、今回のGalaxy Ringのように認証はQi 2に対応していてもマグネットタイプの充電に対応していないことからQi対応機種扱いになっていることもありえるかもしれません。