高いとの批判。だけど既存ユーザーならPixel 9シリーズはめちゃくちゃ安いよね

正式発表以降ネットの声を見ると「高い」との声が非常に多いですが円安の状況であることに加えアメリカ現地での価格を考えるとGoogleはかなり頑張ってくれたかのかなという印象です。

もちろんPixel 6シリーズやPixel 7シリーズの時と比較すると絶対的な「安さ」はありませんが、現地価格が大きく変わっていないことを考えると為替を恨むしかない感じです。

今回はPixelユーザーほどGoogle Pixel 9シリーズをかなり安く購入することができるので簡単にまとめたいと思います。

予約購入特典期間内であれば安い。

定価だけで見ればGoogle Pixel 9シリーズは前モデル対比で僅かに値上げされていることからも高く感じるかもしれません。ただGoogle Storeで購入するユーザーにとって最大のメリットは予約購入特典期間内に購入することで実質負担金をかなり抑えることができることです。

Pixel 9の場合 ストアクレジット 下取り(最大) 実質負担金
Pixel 8 2万4200円 6万4900円 3万9800円
Pixel 7 4万1900円 6万2800円
Pixel 6 3万6900円 6万7800円

あくまでも下取りに出す端末が満額査定である必要がありますが、Pixel 6を下取りに出した場合でも実質負担金は「半額」程度に抑えることが出来ます。

Pixel 9 Proの場合 ストアクレジット 下取り(最大) 実質負担金
Pixel 8 3万2100円 7万円 5万7800円
Pixel 7 6万5000円 6万2800円
Pixel 6 6万円 6万7800円

今度は新たに追加された「Pixel 9 Pro」で下取りに出す機種を一緒にした場合、Pixel 7とPixel 6は実質負担金が一緒です。このことを考えるとPixel 9 Proを選んだ方が絶対いいという感じになります。

何より実質負担金でみても半額以下になっているのでめちゃくちゃ安いことに違いはありません。

Pixel 9 Pro XLの場合 ストアクレジット 下取り(最大) 実質負担金
Pixel 8 Pro 5万100円 8万8000円 3万9800円
Pixel 7 Pro 7万円 5万7800円
Pixel 6 Pro 6万5000円 6万2800円

そしてPixel 9 Pro XLに買い換える場合も確認してみましたが「Pixel 6 Pro」が6万5000円でひきとってくれる可能性がある時点でおかしいです。何よりキャンペーンを活かすことで実質3分の1前後の価格で購入できるので安いことに違いはないです。

シェアが増大したからこその変更。

以前はシェアを拡大するためにより多くのユーザーが買いやすい価格設定にしていましたが、直近で見ればインフレや為替の影響からも値上げ回避するのが難しい状況になってきています。

一方で2024年第2四半期においてGoogleは出荷台数ベースで国内市場において「第2位」を獲得しています。少なくともシェアが以前と比較して拡大したことに加え多くのユーザーが安いと思う価格設定をするのが難しくなったからこそ自社ユーザーを優遇するのは当たり前の流れです。

これはAppleやSamsungであっても他社製品より自社製品の方が下取り価格が高いことが多く優遇しています。なのでGoogleも別に特別なことをやっているわけではないです。

また下取り価格だけで見れば「iPhone」もかなり強化しているのでGoogleがやりたいことは自社ユーザーの買い替え促進(囲い込み)とiPhoneからの買い替え促進です。

何より実質価格とはいえキャンペーン期間内ではあれば実質価格をめちゃくちゃ抑制できます。今後iPhone 16シリーズなどが発表されると思いますが、最新のiPhoneをApple Storeで実質半額以下みたいな買い方ができるのかと言われれば厳しいと思います。

事前情報からもGoogleの大きな欠点は「ブランドロイヤリティ」で既存ユーザーの満足度を改善すること。だからこそ「コスパ」を求めるブランドロイヤリティが低いユーザーをターゲット層から明確に外した戦略をとった可能性が高いです。

正直なところ買い方次第でPixel 9シリーズは定価でみれば値上がりしたとはいえ実質価格はほとんど変わっておらず何より安いという印象です。

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