先日にGoogleは例年より約2ヶ月の前倒しでPixel 9シリーズを正式発表しておりすでに予約が開始しています。個人的には折畳式機種であるPixel 9 Pro Foldを2台購入するなど大散財という感じです。
今回はGoogle Pixel 9シリーズが欲しくなる理由について主観的にまとめたいと思います。
パフォーマンスが安定する可能性。
まず一つ目の理由としてGoogle AIの強化に伴いRAMがシリーズ全体で底上げされたことです。歴代でみるとPixel 6aやPixel 7aではリロード問題が話題となっており直近で使っているPixel Foldで見るとRAM12GBでありながらも挙動が安定しないことがかなり多いです。
自分の使い方は発売当初と比較してそこまで変わっていないはずなのですがバックグランドでアプリを7個以上開いた状態にしていると新たにアプリを開いた場合に挙動が不安定なことが多いです。
正直同じ使い方でRAM12GBのGalaxy Z Fold 6では安定していることを考えるとPixelはちょっとオーバースペック気味のモデルを選んだ方が挙動が安定してくれるのかなと思います。
またPixel Foldで見るとディスプレイ下部のアプリが固定されるバーの部分が消失する現象がたまに発生します。この現象が発生してしまうとホーム画面のアプリはタップしても反応しない感じになります。
なので再起動しないとお手上げの状態と挙動が安定しないからこそRAMが強化されるのは魅力です。特にPixel Foldで発生している現象はRAMだけの問題ではない可能性もあるのでPixel 9でRAMが底上げされるとはいえ本当に安定するかどうかは実際に試してみないと分からないところです。
少なくともGoogleとしてAIのオフライン処理を強化するために底上げした可能性が高いと思います。それでも日常的な使い方においてパフォーマンスが少しでも改善するのであれば嬉しいところです。
またストレージに関してもギリギリの容量で使っていると動作にもたつきが発生することもあります。
そう考えるとRAMが全体的に底上げされた上でストレージも予約特典を上手く利用することで普段の自分が使う容量をワンランク上のモデルを選びやすいので全体的に余裕を持たせやすいです。
自分はゲームをやらないためベンチマークスコアとか正直どうでもいいと思っています。何よりPixelに基礎スペックで求める部分としては動作がしっかり安定して使えることです。
そうなった時にPixel 8シリーズやPixel Foldはちょい不安定なのでPixel 9シリーズが良さげです。また余裕があれば今後何か新しい使い方をしたい時に快適に使える可能性も高くなると思います。
自分はせっかくなので今後Geminiをしっかり使っていきたいと思っており現状のスマホで最もGeminiに近いのはPixel 9シリーズで常にGeminiを使うわけではないからこそ日常的なパフォーマンスも重要で今回のRAMの増強やストレージの増強はかなり魅力的に見えます。
電池持ちが改善している可能性。
次に2つ目の理由としては安定性の部分で実際に試さないと分からないですが改善している可能性があることです。少なくともGoogle Tensor G4のアーキテクチャをみる限りSnapdragon 8 Gen 3やExynos2400に近い感じの中で海外の情報を参考にするとベンチマークは120万点前後です。
もちろん機種によりますがSnapdragon 8 Gen 3では200万点近い中で120万点前後だとめちゃくちゃ劣っているように見えると思いますがそれだけ余裕を持たせたチューニングを採用していると考えることもできます。
少なくともSonyはXperia 1Ⅵで最適化を重視したチューニングを採用したことで発熱が抑制されました。さらに前モデル対比で電池持ちが大幅改善するなどより多くのユーザー好みのチューニングを採用しています。
ベンチマークで200万点出ても放熱性能を強化した結果本体の外部温度がめちゃくちゃ熱いとか瞬間的なパフォーマンスは高くてもパフォーマンスの持続性が悪ければ正直意味がないです。
実際のところはわかりませんがSamsungの4nmプロセスルールにサプライヤーがSamsungなのでGoogleも本来発揮させたいパフォーマンスに出来ず最適化を優先させている可能性があります。
ただその結果Google Tensorに移行してからデメリットになっている発熱や電池持ちが少しでも改善してくれた嬉しいところで個人的にはゲームをやらないからこそ安定性が重要です。
これは実際に触ってみないと分からないところで実際には期待はずれになっている可能性もあります。少なくとも歴代Google Tensorのパフォーマンスを見ると安定性に過度の期待は出来ないです。
ただベンチマークで露骨に差が出てきたからこそPixel 9シリーズのチューニングに期待です。また5Gモデムも事前情報通りExynos5400に刷新されているのでモバイルデータ接続時の消費電力や発熱がどの程度改善されているのか気になるところで電池持ちの改善に貢献しているかもしれません。
またディスプレイも刷新されているので待機状態における消費電力がどの程度改善したのかスペックだけで見れば不安な要素がかなり多いですがGoogleが上手く最適化できれば話は違います。
何よりゲームをやらない自分にとっては嬉しい進化を遂げている可能性があるので楽しみです。
中倍率ズームの強化。
そして3つ目としてはカメラで海外の情報通りであればメインカメラセンサーの変更はない可能性が高いです。また自分は超広角で撮影する頻度が少なくテレマクロの存在を知ってからは超広角を利用したマクロ撮影にもあまり興味がないですがPixel 9 Proシリーズの望遠はかなり楽しみです。
何より望遠センサーがSony製かつ比較的新しいセンサーを採用しているのは嬉しいところです。リアルトーンなどの影響もあるのか不明ですがPixel 6シリーズ以降Samsung製センサーの採用比率が高くなってから世代を重ねるごとにどんどん彩度が濃いめになった印象です。
一方で今後Sony製センサーの採用比率が高くなれば以前のようなより自然に撮れるようになるのかもしれません。またPixel 9 Proシリーズはようやくズームエンハンス機能に対応したのが嬉しいところです。
Googleは中倍率におけるズーム画質の改善に注力しており望遠に切り替わる5倍以下は広角と超広角で同時に撮影することで底上げしている感じで5倍以上になればズームエンハンスで底上げする感じになっており光学5倍に最大30倍と個人的には丁度いいズーム倍率です。
正直50倍とか100倍に対応しても自分が許容できる画質で撮影できないなら使わないです。そう考えると自分は30倍程度までしか使わないので中倍率をしっかり底上げしてくれたのは嬉しいところであとはメインカメラ含めてGoogle Tensor G4の画像処理でどうなったか楽しみです。
特に自分はPixelのポートレート撮影が好きなので改善しているのか非常に気になるところです。メインカメラセンサーに変更がなかったのは残念ですが良く言えば取り回しがしやすいサイズのセンサーでアルゴリズムの最適化がもっと進んでいれば撮影のしやすは大幅に改善しているかもしれません。
あとは低照度の撮影において白飛びがしやすく照度関係なくフレアが入りやすい中で改善しているのか。何より自分はPixelのカメラに求めていることは動体の撮影とポートレートモードの取り回しです。
この2点はカメラセンサーも重要ですがカメラソフトでどこまで最適化できているかも重要です。これでPixel 9 Proでズームも使いやすくなっているなら個人的にはかなり楽しみという感じです。
実質負担金を抑制できる。
最後に4つ目としてはそれなりに実質負担金を抑えて購入することができるからです。自分は昨年からのストアクレジットで合計15万円分はあるのでPixel 9 Proはほぼタダになりました。
また手持ちのPixel 8シリーズやPixel Foldは今回の買い替えで下取りに出します。
例えば分かりやすい例としてPixel 8を下取りに出してPixel 9へ買い替えをした場合に下取りに出したPixel 8が最大条件を満たすことに加えストアクレジットを加味することで実質3万9800円で購入可能となっておりPixel 9 Proも同様に条件を満たすことで3万9800円です。
またどの機種に買い替えるかで最大下取り額は変わってきますが例えばPixel 9 Pro Foldへ買い替えをするとした場合Pixel 6の下取り額は最大で6万5000円でPixel 5でも6万円です。
2020年に7万4800円で発売されたPixel 5が条件を満たすことで6万円の下取りになるのはお大盤振る舞いという感じで古い世代の機種のユーザーの買い替え促進も狙っているように見えます。
またPixel 9 Pro Foldは2台購入したので約12万円のストアクレジットが今後貰えます。その他今回購入した機種はほぼストアクレジットが貰えるので次回買い物の際の実質負担金をしっかり抑えることができる感じで今回の買い物も下取りを上手く利用することで安くなります。
ストアクレジットに下取りの組み合わせに一度ハマるとGoogleのループから抜け出せなくなります。ただ自分はPixelが好きなのでこのループを逆に活かして上手く買い替えをしていきたい所です。
まとめ
今回はPixel 9シリーズがほしくなる理由を主観的にまとめてみましたが80%ルールを元にした順当な進化という感じでスペックでみれば品質面がしっかり底上げされた感じになります。
まだまだ使ってみないと分からない部分も多いですが価格をそれなりに頑張ってくれたからこそこの価格は個人的に許容できる感じでPixelユーザーこそ相変わらず買い替えしやすいです。
