割とシンプル。結局Pixel 9シリーズはどれを購入するのがおすすめなのか

Googleはユーザーのニーズに応えるためなのか値上げのインパクトを緩和するためなのか新たに小型のProモデルを追加したことで前モデルよりもラインナップが強化されています。

ユーザーとしては選択肢が増えるのは嬉しい判明悩みの種も増えることに違いはないです。今回はGoogle Pixel 9シリーズの中でどれがおすすめなのか選び方について簡単にまとめたいと思います。

小型モデルの選び方。

基本リークの時と基本変わらないですが個人的にはPixel 9 Proを起点にするべきだと思います。日本市場で見ればコンパクトモデルの方がニーズが高いためPixel 9もしくはPixel 9 Proに人気が集中する可能性があります。

またGoogleとしてもコストカットの側面もあると思いますがPixel 9とPixel 9 Proでは本体サイズが152.8x72x8.5mmと全く一緒でアクセサリーも兼用出来るのが分かりやすいところだと思います。

ちなみに材質の差なのか定かではないですがPixel 9は198gに対してPixel 9 Proは199gです。ただ正直詳細なスペックを知らない状態で触った時はPixel 9 ProよりPixel 9の方が重く感じましたが今思うとなぜPixel 9の方が重く感じたのかちょっと不思議という感じです。

一方でPixel 9 Proのスペックがオーバースペックに感じるのであればPixel 9を選ぶべきです。

筐体サイズが一緒でデザインもシリーズを通して統一されているからこそ選びやすいと思います。個人的にはスペックに拘りがない人はPixel 9ではなくてPixel 8aで十分かなと思っちゃいます。

ちなみにPixel 9とPixel 9 Proの価格差はGoogle Storeで見ると3万1000円です。価格差を考えるとPixel 9 Proの方が選びにくくなると思いますが長期間を使うことを想定しているユーザーほど基礎スペックは少しでも余裕がある方が快適に使えると思います。

Pixel 9は最大で256GBモデルのみとなっておりPixel 9 Proは512GBモデルまであります。ストレージは足りるかどうかで判断されることが多いですが余裕がない状態で長期利用すると動作が不安定になる可能性があるので使う期間を想定した上でストレージを選んだ方がいいです。

そしてRAMに関しても同様でゲームアプリを使う時やAIを使う時に逼迫しがちになりますが日常使う上でRAMが地味に逼迫されている状態だとアプリの切り替えの際にもたついたりアプリが落ちたりする可能性があるので普段自分がどの程度使っているかチェックした方がいいと思います。

少なくともRAM12GBの機種を使っていてギリギリの状態の人はPixel 9 Proを選んだ方がいいです。現時点ではこのような使い方はしないと思っても仮にPixel 9シリーズのサポート期間である7年をフルに使うとなれば今後どうなるのか分からないので余裕があった方が絶対いいです。

またPixel 9 ProシリーズはRAM16GBに対してPixel 9のみRAM12GBに対応しています。今後GoogleがGoogle AIを強化するほど同じアップデートサポート期間だとしてもRAMの問題からPixel 9は取り残される可能性が高いので注意が必要かなと思います。

個人的にはフラッグシップが欲しい人はちょっと背伸びしてもPixel 9 Proを選んだ方がいいと思います。

Pixel 9 Proの懸念点。

そしてPixel 9 ProとPixel 9 Pro XLに関しては単純に本体サイズの違いと認識した方が分かりやすいです。当たり前の話ですがディスプレイサイズが大きければ視認性も良くなるので視力と要相談です。

個人的にはPixel 9 ProとPixel 9 Pro XLではもっと差別化してくれるかなと思っていましたが実際には本体サイズの違いから発生する差という感じでそこまである感じではないです。

一方でスペックでは確認しきれない部分もありPixel 9 Proの懸念点にもなってきますが一つ目としては発熱で同じSoCを搭載していることです。筐体サイズが小さいPixel 9 Proの方が排熱が苦手な可能性が高いので単純に考えれば発熱はしやすくなる可能性が高いです。

そして2つ目としては電池持ちで当たり前の話ですが筐体サイズに違いがあればバッテリー容量も異なる感じでPixel 9 Pro XLの方がバッテリー容量が多く電池持ちに差がある可能性があります。

ただ実際のところ電池持ちにどの程度の差があるのかは試してみないと分からないので断定出来ないです。

スマホを使う上で消費電力が多いのはディスプレイとなってきますがPixel 9 Pro XLは6.8インチの大型ディスプレイを搭載しているので単純に考えれば消費電力が多いです。

一方でPixel 9 Proはディスプレイサイズが小さいとはいえ最大3000nitsのディスプレイ輝度に対応しておりバッテリー容量を考えると電池持ちとのバランスが大丈夫なのか気になる感じです。

Google Tensorに移行した後のPixel 6やPixel 7は大型モデルより電池持ちが安定していました。一方でディスプレイ輝度が大幅強化されたPixel 8シリーズではPixel 8 Proの方が電池持ちが優秀と逆転現象が発生しておりPixel 9 Proシリーズはどうなるのか不明という感じです。

ちなみにスペックで見ればPixel 9 ProよりPixel 9の方が電池持ちが優秀の可能性があります。

Pixel 9シリーズでもディスプレイ輝度がしっかり底上げされたからこそ判断しにくい感じです。Google Tensorに移行してから発熱や電池持ちなど安定性の部分は大きなデメリットになっています。

特にPixel 9 Proはコンパクトだからこそデメリット部分がより強くでる可能性があります。そのため前モデルと同じ流れであればPixel 9 Pro XLの方が安定性が優れている可能性があります。

ただここは本当に試してみないと分からないので今後の情報が揃うのを待った方がいいです。ちなみにGoogle Storeにおいて価格差は1万8000円なのでそこまである感じではないです。

異質な存在。

ラインナップが増えたことによって悩みの種が増えそうにみえますが大枠で捉えることが出来れば割とシンプルなラインナップになっている感じで個人的には比較的分かりやすいかなと思います。

少なくとも中間の立ち位置であるPixel 9 Proが追加されたからこそ分かりやすくなったと思います。一方でPixel 9シリーズの中でも完全に異質な存在になっているのがPixel 9 Pro Foldです。

名称にProが採用されているとはいえ個人的にはPixel 9とPixel 9 Proの間くらいの印象です。

何よりシリーズの中で最もスペック的に欠如しているのがカメラでカメラ構成でみればトリプルレンズかつ望遠はペリスコープを搭載しているのでしっかりしているように見えますが搭載しているセンサーがリーク通りであればかなり厳しめなので過度の期待は出来ないです。

少なくともズーム性能に拘るのであればPixel 9 Proシリーズを選んだ方がよくメインカメラはPixel 9やPixel 8aの方が優秀なのでカメラは本当におまけ程度に捉えた方がいいです。

一方で最大の特徴となるのはやはりメインディスプレイで何より大画面で楽しみたい人向けです。これはユーザーによってハマるかハマらないか好みが非常に出やすいですが個人的に大画面は正義です。

折畳式機種のサイズ感になれてしまうと大型モデルであってもディスプレイが小さくてチマチマしているなと思っちゃうくらいなので自分の中で視認性が大きく違うという印象です。

またスタイラスペンに対応していなとはいえディスプレイサイズが大きい分編集マジックの範囲指定やかこって検索の指定などやりやすい可能性が高くマルチタスクを捗りやすいです。

GoogleとしてはGeminiをあれだけ推していることを考えるとGeminiをどんどん使って欲しいと思っているはずです。例えばGeminiでメールの定型分を考えさせてGmailと合わせて開くことでコピペもしやすいです。

いちいちアプリを切り替える手間も減る上でアプリを都度閉じないということはアプリの挙動が不安定になりにくいと考えることもできるのでマルチタスクもしやすいかなと思います。

とはいえ個人的に折畳式機種は究極のダラダラできるデバイスかなと思っています。

スマホを持っているのが疲れればフレックスモードを使えばいいだけで楽な体制でビデオ通話もしやすいなど個人的にはよく言えばコンテンツの消費を最大限楽しめるデバイスだと思いますが悪くいえば人間をより堕落させるためのデバイスだと思っており自分は後者になりつつあります。

この堕落のために価格含めて許容できる人向けでシリーズの中では完全に異質だと思います。

まとめ。

今回はGoogle Pixel 9シリーズが正式発表されたので改めて選び方についてまとめてみました。個人的にはダラダラしたい人間なのでPixel 9 Pro Foldが一番気になる感じです。

繰り返しになりますが長く使いたい人ほどスペックに余裕を持たせるのがポイントだと思います。

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