先日にGoogleはGoogle Pixel 9シリーズを正式発表しており国内で今年注目すべきAndroidは一通り出揃った感じです。あとは噂通りXperia 5Ⅵが下半期に登場するのであれば9月頃の正式発表になる可能性があります。
ちなみに直近でみるとXperia 5シリーズは2年連続で9月1日に正式発表されているので、仮に例年と同じ時期に発表されるのであれば、そろそろSonyからイベントの告知があってもおかしくないという感じです。
一方でPixel 9シリーズでの進化を見てXperiaでは圧倒的に欠けていることがあります。今回はXperia 1Ⅵが他社と比較して圧倒的に欠けていることについて主観的にまとめたいと思います。
圧倒的に欠けていること。
Googleが以前より意識していることの一つとして「生体認証」と「セキュリティ」です。Pixel 4シリーズの時は顔認証用センサーを搭載することでAndroidでは珍しく「3D顔認証」に対応。
そしてPixel 6シリーズで当初は顔認証が復活すると噂されていましたがPixel 7シリーズでついに復活。ただ復活させる際に「2D顔認証」とはいえクラス3に対応させたことでセキュリティを強化しています。
Googleによると顔認証用センサーを搭載していないとはいえDPAFに対応したインカメラがユーザーの顔をより立体的に認識した上でGoogle Tensorによって処理させることでセキュリティを強化しているとしています。
さらに先日正式発表されたPixel 9シリーズでは指紋認証が「光学式」から「超音波式」に進化させたのでAndroidの中でも生体認証におけるセキュリティは非常に高いレベルとなっています。
生体認証を強化するにもコストが嵩むため嫌悪するメーカーが多い中でGoogleはセキュリティを強化するためにしっかり底上げしてきた感じです。Pixel 9シリーズで強化されたからこそXperiaの生体認証はより置いてきぼりになった感じです。
国内で発売されている主要メーカーでみるとSamsungは一部機種で「超音波式画面内指紋センサー」を採用しておりAppleで見れば「3D顔認証」に対応するなど大手メーカーこそしっかりコストをかけている感じです。
一般向けの進化をするならより重要。
事前情報通りであれば来年登場するXperiaはさらに「一般化」が進むと予測されています。その中でXperiaの生体認証は足枷になる可能性があります。Sonyによると高度なセキュリティを求められるアプリが登場すれば本体の生体認証も強化するとしています。
ただこの発言からだいぶ長い年月が経過しており、何より唯一の指紋認証も2022年モデルは不安定でした。現状顔認証に対応していないことからも指紋認証の不具合が発生した場合実質生体認証がなくなるのでセキュリティはかなり下がります。
Xperiaにとって指紋認証はそれだけ生命線のはずですが不具合が発生しやすいと不安定であることからも他社の動向に合わせて抜本的な改革がそろそろ必要になってくるのかもしれません。
もちろん生体認証を強化すれば本体のセキュリティが単純に上がるとは言えませんが他社と同程度の生体認証は欲しいところ。Googleですらコストカットをしつつ生体認証を強化したのでXperiaもそろそろ底上げしてほしいところです。