Pixel 10を待つべき?Tensor G5で安定性が大幅改善に

まもなく正式発表されるGoogle Pixel 9シリーズですが事前情報通りであればSamsung製最後となるGoogle Tensor G4を搭載しているとの予測。現時点で大方のスペックがリークしておりパフォーマンスに関しては以前リークしたベンチマークスコアでみれば120万点前後との話です。

特にベンチマークスコアが気になる人からすればTSMC製に切り替わるGoogle Tensor G5に期待していると思います。今回韓国のメディアサイトがGoogle Tensor G5の一部仕様に言及していることが判明したのでまとめたいと思います。

安定性が大幅に改善される可能性。

Googleからの正式発表を待つ必要がありますがPixel 9シリーズが搭載するGoogle Tensor G4は不具合を抱えている5GモデムがExynos5400に刷新された上でアーキテクチャの刷新で全体的なパフォーマンスは底上げされる可能性があります。

またSamsungの4nmプロセスルールを採用していると言われていますが事前情報と直近の情報で異なる部分としてはパッケージング技術です。事前情報ではExynos2400と同じく最新のパッケージング技術が採用されると予測されていましたが直近の情報だとGoogle Tensor G3と同じ技術が採用されると予測されています。

そのため電力効率や発熱は期待していたほど改善されない可能性があり、海外サイトも歴代最小の進化に留まると指摘しています。一方でGoogleはTSMCとGoogle Tensor G5の開発を進めていることが判明しており直近のテストも想定以上の好成績を残したと言われています。

そして今回の情報によるとGoogle Tensor G5はTSMCの3nmプロセスルールを採用する上に統合ファンアウトタイプでパッケージ化されるとしています。つまりパッケージング技術が進化することで電力効率とパフォーマンスが大幅に改善するとしています。

また電力効率が改善すれば消費電力もより抑制できるので発熱も抑制できる可能性があります。まだまだ分からないことも多いですがGoogle Tensor G4と比較しても大幅に安定性が改善する可能性があります。

ベンチマークスコアに期待するな。

少なくともGoogle Tensor G5はSoCとしてパフォーマンスが底上げされるためベンチマークスコアが改善すると思います。そのためベンチマークスコアの改善に期待している人も多いと思いますがGoogleはベンチマークスコアでハイスコアを獲得するようなチューニングをしてくるとは思えないです。

そのためベンチマークスコアが気になる人はSnapdragon 8 Gen 4搭載機種やSnapdragon 8 Gen 5搭載機種をおとなしく買った方がいいです。今回の情報ではふれていませんがGoogle Tensor G5ではSamsung製の16GBのRAMが統合されているとの話です。

少なくともGoogle AIを底上げするためにSoCのパフォーマンスを強化するのであってベンチマークスコアを改善するために底上げはしていない可能性が高いのでベンチマークスコアに過度の期待するべきではないです。

一方でGoogle Tensor G5でSoCとして安定性の部分が改善するのであればPixel 10シリーズはスマホとしてもっと安定する可能性が高いと思います。事前情報通りであればPixel 10シリーズではラインナップがさらに強化され従来の命名規則通りであれば「Pixel 10 XL」が追加される可能性。

またGoogleの幹部によると2025年にはより大規模言語モデルをAndroidに統合したいとしていることからもGemini Nanoの上であるGemini ProレベルをPixel 10シリーズで統合したいのかもしれません。

少なくともAIをより強化するとなった時に大容量のRAMと安定したSoCは絶対必要です。だからこそGoogleはGoogle Tensor G5で一気に底上げしたいのかもしれません。

最新情報をチェックしよう!