値上げでも納得。Pixel 9シリーズで唯一高価格化を許容できる重要な進化点

Google Pixel 9シリーズは正式発表まであと1週間きったとはいえほとんどのスペックがすでにリークしており先日には公式PVまでリークするなど最後の追い討ちの状態となっています。

もちろん現時点で全てのスペックや機能がリークしているわけではありませんが全体像を掴むには十分な情報があるという感じです。今回9To5GoogleがGoogle Pixel 9シリーズで注目すべき進化点について言及しているので簡単にまとめたいと思います。

値上げに影響しない進化。

Google Pixel 9シリーズでは現行モデル対比で順当にスペックアップされると予測されています。一方で進化があるからこそ気になるのは価格でヨーロッパ向けの価格はすでにリークしているとはいえ「アメリカ」の価格は現時点でリークしていません。

ちなみに「Pixel 9 Pro Fold」のアメリカにおける価格はリークしていますが他の3機種に関してはリークしていない感じです。その上で同サイトが指摘している部分として値上げにそこまで影響を与えない可能性があるスペックです。

基本的に「重要な変更」がない限りでメーカーは値上げをしにくい状況にあるとした上で、ディスプレイ輝度が大幅改善されるディスプレイや最大7年のアップデートサポート期間への対応などはPixel 9シリーズの価格に影響をそこまで与えない可能性があるとしています。

素人目線で見るとSamsungのM14を採用することやコストが高いと言われているQualcommの3D Sonicを採用することに加えExynos5400を統合したGoogle Tensor G4の搭載などコストが増加しそうに見えますが同サイトによれば「重要な変更」に該当しない可能性があると指摘しています。

少なくとも現行モデルと比較するとハード品質は大幅に改善されそうですが、これだけでは値上げするための十分な理由とは言えないことになります。

RAMの強化が大きい。

一方でGoogle Pixel 9シリーズにおいて非常に重要な進化となっているのは「RAM」だとしています。事前情報通りであればPixel 9はRAM12GBですがPixel 9 Proシリーズに関してはRAM16GBとPixel史上最大の容量に対応することになります。

今年の中華メーカーの最上位はRAM16GBを搭載した機種が増えましたが多くの機種はRAM12GBまでのことが多いです。ちなみにGalaxy S24 UltraやGalaxy Z Fold 6ですらRAM12GBのままとなっています。

一方でGalaxy S24など各社の無印になるとRAM8GBであることも多くPixel 9がRAM12GBに対応しているのはある意味異常に見えるかもしれません。ただGoogleがPixel 9シリーズでRAMを一気に底上げした理由は明白でGoogle AIのオフライン処理を強化するためだと思われます。

何よりAIのオフライン処理はRAMの占有率が高く大容量のRAMがないと安定しないです。さらにRAMはAIだけのために存在しているわけではなくマルチタスク機能などでも重要で日常でスマホを使う上で非常に重要な役割を果たしています。

つまりGoogle AIにそこまでに興味がない人であってもPixel 9シリーズは強化されたRAMによって日常的なパフォーマンスがより安定している可能性があり、アップデートサポート期間が長い機種だからこそ今後数年安定したパフォーマンスを維持する上でも重要になってくるとしています。

なので仮にPixel 9シリーズで値上げされたとしてもRAMが強化されたことでユーザーの心象を和らげる可能性があると指摘しています。必要な容量があれば十分と言われがちなストレージとRAMですが長く使いたい人ほど余裕を持たせておいた方がいいです。

その中でPixel 9シリーズは例えGoogle AIをそこまで使わないとしてもユーザーに優しい仕上がりになっているのかもしれません。

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