歩留率が最大の問題。Exynos2500の仕様が初めてリーク

直近の情報からもTSMCへの需要過多から今年の後半に登場が予測されているSnapdragon 8 Gen 4ではコストが30%前後増加する可能性があると予測されており、Snapdragon 8 Gen 4搭載機種の価格にも大きく影響する可能性があります。

ちょっと前までは$200以下でもかなり高い方だったのにSnapdragon 8 Gen 4では$250前後になるとの予測。今回SamMobileによるとGalaxy S25シリーズが搭載予定となっているExynos2500の仕様が初めてリークしたのでまとめたいと思います。

初めて仕様がリーク。

Galaxy S23シリーズの時は半導体部門が開発した「Exynos2300」はパフォーマンス不足のためスキップされたことからSnapdragon 8 Gen 2搭載モデルしか存在していませんでした。

ただGalaxy S24シリーズから発売地域によってExynos2400搭載モデルとSnapdragon 8 Gen 3搭載モデルに分かれており国内で見ればSnapdragon 8 gen 3搭載モデルが発売されています。

その事前情報からもExynos2500の開発が進めていると言われていましたが今回の情報によるとSamsungの第2四半期における業績報告書において初めて「Exynos2500」に言及していることが判明したとしています。

また合わせて一部仕様が判明したとしているのでまとめると以下のようになります。

コア クロック数
プロセスノード 3nm(第2世代GAA)
サプライヤー Samsung
メインコア Cortex-X5(x1) 3.2GHz
ミドルコア Cortex-A730(x3) 2.5GHz
Cortex-A730(x2) 2.3Ghz
高効率コア Cortex-A520(x4) ?
GPU Xclipse 950 GPU ?

実際のパフォーマンスは不明ですがアーキテクチャを順調に進化させた上でスマホ向けとしてExynosでは初の3nmプロセスルールを採用していることです。何よりSnapdragon 8 Gen 4ではオリオンコアに刷新される中でどのようなパフォーマンスになるのか楽しみです。

問題はちゃんと生産できるのか。

また今回の業績報告書においてExynos2500の安定供給に注力していることが明らかに。ただ事前情報からも歩留率は非常に深刻で事前情報では20%以下との話も。

少なくとも歩留率が60%を超えないと大量生産に入れないとも言われておりモバイル部門が仕様を最終確定させる時までに歩留率を改善させることができるのかが非常に注目されています。

仮に改善されるのであればグローバルモデルはExynos2500を搭載している可能性が高い一方で改善されないのであればGalaxy S25シリーズはSnapdragon 8 Gen 4搭載モデルのみになります。

ユーザーとしてはSnapdragon 8 Gen 4搭載モデルの方がありがたいと思いますがExynos2500がなければ全体的に高価格化する可能性は十分に考えられます。一部情報によるとExynos2500ではついにSnapdragon 8 Gen 4の「電力効率」に迫る可能性があると予測されており今後の情報が楽しみです。

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