先日にGoogleが公開したティザー動画からも4モデル構成となるGoogle Pixel 9シリーズの中でGoogleは特に「Pixel 9 Pro」と「Pixel 9 Pro Fold」をしっかりと売りたい可能性があります。
Pixel 9 Pro Foldに関しては価格的にも特殊な形状からも興味を持つユーザーは限定的になると思いますが、Pixel 9 Proは小型のProモデルが欲しいと思っていたユーザーにとっては待望の存在になると思います。
今回はPixel 9シリーズの中でも特にPixel 9 Proの失敗は許されないと思う理由について主観的にまとめたいと思います。
起点になる存在に。
直近のリーク情報をみる限りPixel 9 Proがシリーズの中心になっている可能性が高く、Pixel 9 Proを起点に考えると自分のニーズに沿った機種を選びやすくなる可能性があります。
Pixel 9との主な違い | Pixel 9 | Pixel 9 Pro |
表示解像度 | FHD+? | 2K+? |
リフレッシュレート | 120Hz(段階式)? | 120Hz(可変式)? |
ピーク輝度 | 2000nits? | 2400nits? |
RAM | 8GB | 16GB |
ストレージ | 128/256GB | 128/256/512GB |
リアカメラ | 50MP+50MP | 50MP+50MP+50MP |
インカメラ | 10.5MP | 50MP |
あくまでリーク情報から推測するとPixel 9とPixel 9 Proの主な違いはディスプレイ周りとカメラ周りです。なのでディスプレイやカメラにそこまでの拘りがないなら「Pixel 9」を選ぶという流れになると思います。
Pixel 9 Pro XLとの主な違い | Pixel 9 Pro | Pixel 9 Pro XL |
本体サイズ | 1520.8×71.9×8.5mm | 162.7×76.6×8.5mm |
重さ | ? | ? |
ディスプレイサイズ | 6.3インチ | 6.8インチ |
ストレージ | 128/256/512GB | 128/256/512GB/1TB |
バッテリー容量 | 4780mAh | 5000mAh? |
充電速度 | 30W? | 45W |
同様にPixel 9 Pro XLとの主な違いになりますが筐体サイズの違いから発生するものが多いです。そのためPixel 9 Proのサイズ感で物足りない人は大型モデルであるPixel 9 Pro XLを選べばいいという流れになります。
少なくともPixel 9 Proはシリーズの中で中心的な立ち位置の可能性がありPixel 9 Proが不安定だとシリーズ全体で選びにくくなる可能性が出てきます。
懸念事項もある。
現時点で全てのスペックがリークしているわけではなく、仮に全てのスペックがリークしたとしてもユーザビリティの部分を確認することが出来ません。その中でやはり不安に感じてしまうのは電池持ちや発熱含めた安定性の部分です。
Google Tensorに移行してからPixelの電池持ちはイマイチで発熱しやすいというイメージが強いと思います。少なくともPixel 9シリーズはSamsung製のGoogle Tensor G4を搭載することからも劇的な改善は期待できませんが、それはシリーズ共通のことでもあります。
ただPixel 9と比較して本体サイズやバッテリー容量が一緒でディスプレイスペックに差があるのであればPixel 9 Proの方が燃費が悪く発熱しやすく電池持ちが悪い可能性もあります。
一方で共通化されているスペックが多いPixel 9 Pro XLと比較するとPixel 9 Proはバッテリー容量が少ない上に筐体サイズが小さい分排熱しにくいので発熱しやすく電池持ちが悪い可能性があります。
Googleが実際にどのように仕上げているのか不明ですがAppleでみても「iPhone 15 Pro」や「iPhone 14 Pro」など歴代Proモデルはいつになっても電池持ちが悪いままという感じです。
なのでPixel 9 Proも電池持ちや発熱に関してはあまり期待出来ないですが起点的な立場だからこそ意地でも安定性にフォーカスしてチューニングしてほしいところです。結局Pixel 9 Proに期待出来ないとなるとシリーズ全体にあまり期待出来ないという事態になりかねないです。
今年から新たに追加されるモデルで既存ユーザー以外も興味を持つ可能性があり、だからこそ失敗が許されないように感じます。