SamsungはGalaxy Z Fold 5で他社と同じく「水滴型ヒンジ」を採用したことで本体の薄型化に成功。さらにGalaxy Z Fold 6ではスクエアデザインを採用しつつアスペクト比の変更をした上で本体の薄型化/軽量化に成功しています。
歴代Galaxy Z Foldシリーズユーザーからすれば嬉しい進化をしている一方で中華メーカーを中心とした他社と比較した場合正直競争力のあるデザインとは言えないのが現状です。
今回GSM Arenaによると次期Galaxy Z Foldでは大幅に薄型化される可能性が出てきたので簡単にまとめたいと思います。
一気に薄型化。
今回の情報によるとSamsung MX部門のトップであるTM Roh氏が次期Galaxy Zシリーズのデザインに言及していることが判明したとしています。同氏によると次期Galaxy Zシリーズでは「超スリムな折畳式機種の開発」を開発チームに求めたとしており次期Galaxy Zシリーズでデザインが刷新される可能性があります。
また同氏は開発チームに対してGalaxy S24シリーズと同程度の厚みになることを求めたとしています。
本体の厚み | |
Galaxy S24 | 7.6mm |
Galaxy S24+ | 7.7mm |
Galaxy S24 Ultra | 8.6mm |
Galaxy Z Fold 6 | 12.1mm |
来年登場するGalaxy Z Fold 7に間に合うのか不明ですが仮にGalaxy S24 UltraレベルになるのであればGalaxy Z Fold 6より3.5mmも薄型化されることになります。
一方で現状世界トップの薄さを誇るHONOR Magic V3でさえ9.2mmであることを考えると9mm以下にするのはあまり現実的ではないのかなと思っちゃいます。
デザインが刷新される可能性。
少なくともGalaxy Z Fold 6で見ても他社と比較してデザインが劣る理由の一つとして本体サイズが考えられます。もちろんコストの問題などもあると思いますがGalaxy Z Foldシリーズは中華メーカーの折畳式機種と比較すると一回り近く小さいです。
筐体サイズが小さいということは内部スペースに余裕がなくスペックを強化するにもコンポーネントを最適化する必要があるためコストもかかり安い。今回の情報通り薄型化を最優先してくるのであればおそらくですが本体サイズは一気に大型化する可能性があります。
本体サイズが大きくなればコンポーネントの最適化は必要とはいえ薄型化しても内部スペースは確保しやすくなる可能性が高い。また先日より噂されているGalaxy Z Fold 6 SlimもGalaxy Z Fold 6より薄型化されているといわれていますがその分本体サイズも大型化していると言われています。
このことを考えるとGalaxy Z Fold 7ではGalaxy Z Fold 6が比較にならないほどの刷新になるのかもしれません。ただデザインが刷新されるということはコストも増加するので値上げは覚悟した方がいいのかもしれません。