国内において7月31日より発売予定となっているGalaxy Z Fold 6ですが先日より短期間使った印象としては「完成度」が非常に高い。また他社と比較して国内市場においてはサポートも手厚いからこそ「安心」を提供してくれる折畳式機種なのかなと思います。
少なくとも全体的なバランスは優れているとはいえ気になる部分もあります。今回GSM ArenaがGalaxy Z Fold 6の各種テスト結果を公開していることが判明したのでまとめたいと思います。
電池持ちはイマイチ。
まず気になるユーザーが多いと思う電池持ちですが上記の画像からも「11時間31分」を獲得したことを確認することが出来ます。
スコア | |
Galaxy S24 Ultra | 13時間49分 |
Galaxy Z Fold 5 | 12時間01分 |
OnePlus Open | 11時間59分 |
Galaxy Z Fold 6 | 11時間31分 |
HONOR Magic V2 | 10時間35分 |
実際に使っていて12時間前後のスコアになるかなと思っていましたが想定より悪かったという印象です。折畳式機種の中で見れば決して悪くはないという感じですがGalaxy Z Fold 5より悪化しているのは気になるところです。
ゲームをやらない自分であれば1日使って電池残量が50%以下になることは滅多にないですがカメラを使ったりベンチマークをかけると簡単に50%以下になるのでハードユーザーからすれば心許ないかもしれません。
Galaxy S24 Ultraなど最近の通常のフラッグシップモデルの電池持ちが良すぎということもありますがちょっと物足りないと感じるかもしれません。
充電開始 | フル充電に要した時間 | |
OnePlus Open | 80% | 42分 |
HONOR Magic V2 | 72% | 52分 |
Galaxy S24 Ultra | 69% | 65分 |
Galaxy Z Fold 5 | 50% | 84分 |
Galaxy Z Fold 6 | 38% | 101分 |
ちなみに充電速度に関しては前モデルから改善していなかったため期待していませんでしたがバッテリー容量は変わらず充電速度は遅くなっています。ただ充電速度に期待してGalaxyを買う人はあまりいないと思うのでそこまで気にする必要はないのかなと思います。
ディスプレイ輝度の改善がエグい。
少なくとも電池持ちでみると「普通」という感じですが大きな特徴になっているのが「ディスプレイ輝度」です。Samsungの発表によるとGalaxy Z Fold 6はメインディスプレイもサブディスプレイも最大2600nitsの輝度に対応しています。
自動調節の場合 | |
Galaxy Z Fold 6 | 1630nit |
Xiaomi Mix Fold 3 | 1277nits |
Galaxy Z Fold 5 | 1257nits |
OnePlus Open | 1238nits |
HONOR Magic V2 | 933nits |
まずメインディスプレイで計測した場合になりますが十分に明るいディスプレイとなっています。ちなみにvivo X Fold 3 Proと比較してもディスプレイ輝度に明らかに違いがあることを確認できます。
自動調節の場合 | |
iPhone 15 Pro Max | 1787nits |
Pixel 8 Pro | 1600nits |
Galaxy Z Fold 6 | 1559nits |
Galaxy S24 Ultra | 1447nits |
Xperia 1Ⅵ | 1310nits |
Galaxy Z Fold 5 | 1143nits |
次にサブディスプレイですが「折畳式機種」の中ではトップクラスであることに加え、通常のフラッグシップの最上位モデルと比較しても見劣りしない明るさに対応していることを確認できます。
アスペクト比が変更されたことで視認性や操作性が改善したことに加えディスプレイ輝度の強化とかなり見やすいディスプレイに進化しています。やはりディスプレイが安定しているからこそ満足度は高いのかもしれません。