ちょっと期待しすぎたのかも。Pixel 9シリーズのカメラ構成判明

近年Pixel関連のリーク情報はかなり多めで正式発表前にそのほとんどが分かってしまうことが多いです。一方でPixel 9シリーズは昨年より約2ヶ月の前倒しの正式発表になることもあるのか現時点で全容がまだ見えない状況にあります。

今回Android AuthortiyがGoogle Pixel 9シリーズのカメラ構成に言及しているので簡単にまとめたいと思います。

Pixel 9のカメラ構成。

先日には認証情報からもGoogle Pixel 9シリーズの分解画像がリークしており、合わせて充電速度やバッテリー容量などが判明しています。そして今回カメラ構成に関する情報がGoogleの内部コードから判明したとしています。

今回の情報ではレンズ構成などが不明であることに加え同サイトはPixel 8シリーズのカメラ構成もリークしましたがその時は大ハズレ。なので今回の情報を鵜呑みにするのは危険ですがメインカメラセンサーは一緒です。

大きな特徴としては超広角がIMX858に刷新されていることで高画素化していることからもマクロ撮影時の画質が強化される可能性があります。ちなみにIMX858はXiaomi 14 Ultraが超広角/望遠/望遠で採用しているので聞き馴染みがあるかもしれません。

あとインカメラに関してはセンサー自体は変わらずとも「オートフォーカス」に対応。逆に言えばGoogleはPixel 8で何かしらの理由で制御していたことになります。

Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLのカメラ構成。

次に刷新が期待されていたPixel 9 Proシリーズのカメラを確認すると以下のようになります。

個人的に意外だったのがPixel 9 Proシリーズでカメラ構成が全く一緒であることです。また言ってしまえばPixel 9含めて広角/超広角は一緒で、おそらくですが可能な限り共通化することでコストカットしている可能性があります。

Pixel 9と同じく超広角にIMX858を採用していますが望遠に関してもIMX858を採用しています。ちなみに分解画像からもPixel 9 Proシリーズの望遠はペリスコープ機構を採用していることが確定です。

現時点でズーム倍率は不明ですがセンサーサイズがPixel 8 Proからほとんど変わっていないことを考えると光学5倍/デジタル30倍と変わらないのかもしれません。

また面白いと思うのがインカメラでリアカメラに使われることが多いIMX858を採用しており他社の機種と比較してもセンサーサイズは大きい。リアカメラは順当なアップデートという感じですがインカメラは一気に改善した上で特徴になるのかもしれません。

またSony製の採用比率が増えておりPixel 10シリーズでメインカメラセンサーがSony製に変更されれば以前のようにオールSony製に戻るのかもしれません。

Pixel 9 Pro Foldのカメラ構成。

最後にPixel 9 Pro Foldのカメラ構成を確認すると以下のようになります。

ハードだけで判断しきれいないとはいえ現行モデルと比較して「退化」しているように見える。同サイトによると超広角が小型化したのは本体の薄型化の影響としていますがインカメラも同様の理由かもしれません。

折畳式機種に関してはリアカメラでセルフィーを撮れるのでそこまでインカメラの性能を気にする必要がないですが今回の情報通りであればリアカメラも弱いと微妙なところです。

またSamsung製のセンサー比率が高くなっているので露骨にコストカットしているように見えます。個人的にはPixel 9 Pro Foldのカメラに期待していたので残念という感じでPixel 9 Pro XLもしっかり差別化してくるかと思いきやそこまでの差別化もなし。

ハードだけで見ればちょっと期待しすぎたのかなと思っちゃいます。