本当におすすめか?Galaxy Z Fold 6は「最高」じゃないけど「最善」の選択肢

7月31日よりGalaxy Z Fold 6やGalaxy Z Flip 6など先日発表されたばかりの新製品が発売予定となっており7月17日からはキャリア含めて予約開始と非常に悩ましい展開になります。

今回は先日よりSamsungさんからお借りしているGalaxy Z Fold 6は本当におすすめ機種なのか主観的にまとめたいと思います。

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フローティングデザインの採用。

先日よりSamsungさんよりGalaxy Z Fold 6をお借りして短期間使ってきたので改めて本当におすすめの機種なのかまとめていきたいと思いますがまず気になる部分を確認したいと思います。

一つ目としてはヒンジ部分でSamsungによるとフローティングデザインを新たに採用したとしています。ざっくりいえば本体を閉じた時にディスプレイが浮いているかのように見えるデザインを採用しています。

一時期ネットで本体を閉じた時に隙間が発生すると話題になっていたので改めて確認したところ隙間という隙間はないですがフローティングデザインというコンセプトで誤魔化している感じに見えます。

Galaxy Z Fold 4までは本体を閉じた時にヒンジ部分の周辺にかなりの隙間が出来ていました。一方でGalaxy Z Fold 5では水滴型ヒンジを採用したことで隙間はほとんどなくなった感じになりました。

ただGalaxy Z Fold 6では開いた時の本体の厚みは薄型化していますが合わせてヒンジ部分のパーツも最適化させなかったという感じなのかヒンジ部分の高さは一緒で本体だけを薄型化すると折り畳んだ時に隙間が発生しますがベゼル部分の高さを増したことで隙間が発生しないようにカバーしているように見えます。

実際のところは不明でディスプレイの折目やコストの問題などもあるのかもしれませんがコストカットで隙間ができたのをフローティングデザインの採用で誤魔化しているように見えます。

Samsungの狙いが分からないので何ともですがフローティングデザインを採用していなのであれば折り畳んだ時の厚みはもっと薄くできた可能性があり個人的には薄型化の方が良かったです。

ちょっと個人的に気にしすぎなのかもしれませんが上手くコストカットしたなという印象です。

電池持ちはあまり良くない。

そして2つ目としてパフォーマンスの持続性と発熱に関してですが発熱はここ数日天候が悪く外気温が下がっていることもあり日常使っている上で目立って遭遇することもなかったです。

また先日にベンチマークで負荷をかけてみましたが内部温度は40度を超えないように制御されている印象を受けます。そのためかスコアで見れば同じSnapdragon 8 Gen 3を搭載したGalaxy S24 Ultraより低いです。

ただベンチマークスコアに何かしらの異常が発生しているのでスコアは参考にするべきではないです。というかベンチマークスコアだけでその機種のゲーム性能などを計測することが出来ないのでゲームをやる人ほどベンチマークスコアに振り回されないようにした方がいいのかなと思います。

そしてここ数日使った印象になりますが電池持ちはあまり良いとは言えないかなと思います。少なくとも現時点ではバッテリーの最適化も終了していないため今後改善する可能性は高いと思う。

なのであくまでも現時点での評価になってしまいますが高負荷なゲームをやらない自分の使い方で電池残量が60%前後という感じでベンチマークやカメラを使うと簡単に50%以下になる印象です。

少なくとも自分の使い方であれば充電なしでも2日弱はもつという感じ個人的には十分です。また通常のスマホと比較するとディスプレイが大きいブック型の折畳式機種であることを考えると十分に安定しているかなと思いますが今やフラッグシップモデルの電池持ちが急激に改善しています。

バッテリー容量やディスプレイサイズの違いを考えると仕方ないですがGalaxy S24 Ultraほどの安定性があるという感じではなく折畳式機種の良さと引き立てるためにももっと頑張ってほしかったです。

正直電池持ちはユーザーの使い方や求めるレベルで評価が分かれるので難しく個人的には十分です。ただ海外サイトのバッテリーテストで見ればおそらく12時間前後の電池持ちかなという印象です。

「最善」だけど「最高」ではない。

また3つ目としてカメラがあまり進化を感じられないのが残念で娘を積極的に撮っていますが動体の撮影は他のGalaxyと同様に相変わらず弱いなどコストの問題もありますがちょい残念です。

自分は折畳式機種が好きなので日本で未発売の機種も多数使っており現時点で評価するとGalaxy Z Fold 6は最善であっても最高の選択肢ではないのかなと思ってしまいます。

少なくとも中華メーカーの機種と比較すると本体の薄さや重さの面で見れば約1年遅れという感じです。またスペックで見ても折畳式機種あるあるのコストカットが目立ちあまり特徴的ではないです。

少なくとも技術やスペックで勝負してくる中華メーカーには太刀打ちが出来ないという印象です。

一方でSamsungが先日のイベントで明らかにしたこととして折畳式機種ユーザーの大半は既存の折畳式機種から買い替えているとの話でおそらくですがSamsungは新規ユーザーの獲得よりも既存のGalaxy Zシリーズユーザーが買い替えたいと思える進化を優先したのかなと思います。

中華メーカーと比較すれば見劣りするとはいえ前モデルからしっかり薄型化された上で軽量化sています。短期間使っていて特に軽量化された恩恵は大きく薄型化されたよりもインパクトが大きいと思います。

またデザインに関しては自分好みの角ばったデザインに進化した上でサイドフレームもフラット化しています。前モデルと比較すれば全体的に角ばったからこそ手へのフィット感はイマイチになったのかもしれません。

とはいえ本体を閉じた時に横幅が68mmと他社と比較すれば圧倒的に持ちやすいことに違いはなく逆にフィット感がイマイチになったからこそスペック以上に本体が軽くなったという印象のかもしれません。

何より自分が昔好きだったXperia 5Ⅲのフロストシルバーに手持ちのシルバーかなり似ています。指紋は僅かに目立ちやすいとはいえ高級感がありつつもシックな印象も受けかなりカッコいいです。

自分好みの進化を遂げた上で自分が好きな色味だからこそ実際に使っていて所有欲を満たしてくれます。またサブディスプレイのアスペクト比はスペックで見れば本当に僅かな違いだと思いますが実際に使ってみると明らかに違いを実感でき特に文字入力がかなりしやすくなったという印象です。

コンテンツの視認性に関しては本体横向きの全画面表示にした時に僅かに恩恵を受ける印象です。

個人的にGalaxy Z Fold 6を使って改めて実感したのはサブディスプレイにおける文字入力のしやすさを割と重要視していることでサブディスプレイを通常のスマホのように使いたいです。

だからこそ視認性よりも操作性を重要視していたことに気付かされた感じでGalaxy Z Fold 6はスペック以上に進化を感じれるからこそ国内版がめちゃくちゃ欲しいとなっています。

少なくともスペックでみれば最高ではありませんが既存ユーザーが感じている部分をしっかりと底上げしてくれたからこそ最善という感じで完成度の高さは相変わらず抜群かなと思います。

使いやすくて優しい折畳式機種。

少なくとも折畳式機種を初めて使ってみたい人や完成度の高い機種を使いたい人におすすめです。まず折畳式機種の最大の懸念事項である耐久性ですがメインディスプレイのフィルムは1年くらい使っていると経年劣化でダメになってくるので貼り替える必要性が出てきます。

ただ一方でメインディスプレイのフィルムはディスプレイの一部という扱いになるため自分で勝手にサードパーティ製などに貼り替えた場合は保証の対象外になる可能性があるなど面倒です。

ただSamsungは国内でのサポートも強化しておりSamsung原宿で要件を満たしているユーザーはその場で無償で貼り替えてもらえるサービスがあり一部docomoショップでも対応しています。

折畳式機種の最大のハードルは価格だと思いますがその次がメンテナンスの煩わしさになります。ただSamsungは今までサポートもしっかり拡充してきたからこそ他社より安心して使いやすいと思います。

また折畳式機種を使う上で最大のメリットは大画面でコンテンツを消費できることだと思います。ここ短期間使っていてもディスプレイ輝度の強化によってオールシーンで見やすい明るさに対応しています。

少なくとも屋外でも十分に見やすい明るさを実現しており可変式120Hz表示の対応で快適に感じます。ディスプレイの見やすさという部分では流石Samsungという感じですが合わせて重要なのがスピーカーの音質だと思っており個人的にはここ最近使った折畳式機種の中で最も優秀です。

正直折畳式機種の中でGalaxyのスピーカーを超えられるのはHUAWEIくらいなのかなと思います。それくらいSamsungは折畳式機種でもスピーカーにしっかり拘ってくれている印象です。

他社のスピーカーは音量だけでGalaxy Z Fold 6ほど安定しておらず自分は日常生活でイヤホンをほとんど使わないからこそスピーカーの音質が安定しているだけでもかなり魅力的に感じます。

先ほどの話とも重複しますが派手なスペックはありませんがユーザーの満足度を最大化するためにハードもしっかり底上げされており不安なハード面のサポートも他社と比較して充実しています。

またソフトにあまり興味がない自分であってもGalaxyのカスタマイズ性は優秀だと思います。折畳式機種の特徴としてフレックスモードがありますが対応しているアプリが本当に少ないです。

動画系かつアプリ側でしっかり対応しているのはYouTubeくらいなのではと思っちゃうくらいです。ただGalaxy Z Fold 6はアプリごとにフレックスモードに対応させるかオプションで選択が可能でAmazon Primeをよく見る自分にとってフレックスモードに最適化されているだけでも印象が違います。

またメインディスプレイからサブディスプレイへの継続性など他社の機種は一律設定の中でGalaxyはアプリごとの個別設定が可能など設定は大変ですが自分好みに設定ができます。

折畳式機種を使ってみたいと思うユーザーにこそ細かいカスタマイズが出来るのでおすすめしやすいです。

まとめ。

今回はGalaxy Z Fold 6を短期間使った上で本当におすすめなのかまとめてみました。為替を考慮すると直販版が25万円以下というのはかなり安く限定色まで用意されているのが魅力です。

この動画の台本を書いている時はカラバリが最終決定していませんが絶対に購入します。無難で保守的だけど折畳式機種でありながら安心を提供してくれる機種なのかなと思います。

今後もしっかり使っていきたいと思っておりアクセサリーも早く充実させたいところです。

製品貸出: Samsung Japan

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