先日にはPixel 9とPixel 9 Pro XLの実機動画がリークするなど正式発表が近づいていることを考えると正直当たり前という感じですが、一方でスペックに関してはいまだ詳細が出てきていません。
少なくともGoogle Tensor G4を搭載していることはほぼ確定だと思いますが、一方でバッテリー容量やカメラの詳細などフラッグシップモデルを求める多くのユーザーが知りたい部分はリークしていないです。
今回Android AuthorityがGoogle AIとGoogle Pixel 9シリーズについてアンケートをとっているのでまとめたいと思います。
Google AI目的のユーザーは少ない。
今回同サイトが「Google Pixel 9シリーズを購入するにあたってGoogle AIは重要なファクターか?」という内容でアンケート調査を行なっていることが判明しました。少なくとも上記の画像からもGoogle AIは重要なファクターだと投票しているユーザーは全体の20%程度しかいないことになります。
一方でよく分からないですがAIを理由にPixel 9シリーズをスキップするという意見は全体の11%となっています。ちなみに現時点でPixel 9シリーズで追加されるAI関連の新機能のほとんどはよく分かっていません。
一部機能はリークしているとはいえそれが全部とは思えず現時点でAIを理由にスキップするかどうか判断するのは難しく、言い換えればAIを理由にしているだけでPixel 9シリーズに興味がないと判断することも出来ます。
残念なことに今回の投票総数は不明で規模が不明です。一方でGalaxy S24シリーズが発売された後にGalaxy S24シリーズを購入したユーザーをターゲットに海外の調査会社がアンケート調査を実施。
「Galaxy AI」を目的に購入したユーザーは全体で25%とほぼ同程度と言えます。これはAIに関係なく「新機能」にどの程度のユーザーが魅力を感じているかとほぼ同じ感じになるので今回のアンケート結果=AIに興味がないユーザーが多いと判断するのは難しいところです。
一部スペックの進化も誘因としては弱い?
また事前情報からも「超音波式指紋センサー」を搭載する可能性があると予測されており同サイトが同様にアンケート調査を行っています。上記の画像からも「超音波式画面内指紋センサー」を搭載することでPixel 9シリーズへ買い換えると回答しているユーザーは全体の3割です。
少なくともGoogle AIの時と比較すると多いように感じますが、一方で他の理由でPixel 9シリーズを購入すると回答しているユーザーが29%いることを考えるとめちゃくちゃ買い替えを誘因するような進化ではないのかもしれません。
現行モデルは光学式指紋センサーを搭載していることに加えGoogleのチューニングの問題なのかユーザーとの相性が出やすいです。これが超音波式に変更されれば多くのユーザーが使いやすくなると思います。
コストカット優先のPixelで見ると超音波式の採用はかなり思い切ったなと思いますが多くのユーザーにとってはそこまでインパクトのある進化ではないと判断することが出来るのかもしれません。
全体で判断するユーザーが多い。
Galaxy S24シリーズやiPhone 15 Pro Maxなど完成度が高いメーカーの機種であれば「細部」の進化が買い替えの大きな要因になる可能性があります。一方でPixelの場合は他社と比較してハード面でもソフト面もでも完成度は劣ります。
そのため「Google AI」や「超音波式指紋センサーの採用」など細部で判断するユーザーはまだまだ低いと判断することができ、完成度の高さに期待しているユーザーが多いからこそ全体で判断している可能性があります。
もちろんPixel 9シリーズはフラッグシップであることからも細部の進化も重要ですが逆に言えばその段階にまだ到達していないと言えるのかもしれません。品質が安定した上でユーザビリティがある程度高いレベルで安定しているならぱっと見では進化はしていないと見られても細部の進化は有効的なのかもしれません。