Vision Pro 開封レビュー。久しぶりに「未来」を感じたガジェット

Appleの現状の問題点の一つとしてiPhoneの売り上げに大きく依存していることであり新型のiPhoneの評価がイマイチであれば株価にも大きく影響が出るからこそAppleは数年前よりiPhone依存から脱却するためにとまずはサービス分野に力を入れ始めたとされています。

そしてハード面での脱却を図るために開発されたと言われているのがVision Proだとされています。今回は非常に高価であるApple Vision Proを購入したので開封レビューをしてみたいと思います。

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開封。

まず化粧箱がめちゃくちゃ大きく今の自分の撮影環境だと正直上手く撮影出来ないくらいです。白を基調とした化粧箱ですが何よりVision Proが変に圧迫されないように余裕のある梱包です。

付属品を確認すると本体にすでにソロニットバンドとライトシーリングクッションは装着済みです。

またライトシーリング用のカバーも装着されている状態となっておりその他の同梱物を確認すると予備用?のライトシーリングクッション。

ポリッシングクロスが数枚に説明書が同梱されています。

そして本体のバッテリー。

30W対応の電源アダプター。

最後にUSB-Cケーブルが同梱されています。

ユーザーごとにカスタマイズされている。

また顔に装着することが前提だからか購入する際にFace IDに対応したiPhoneが必須です。購入時に自分の顔の大きさを計測する仕様となっており自分の場合だとソロニットバンドがMサイズです。

ライトシーリングは33Wとサイズが表示されており購入者の顔の大きさに合わせて最適化されています。

Face IDで簡単に計測できるので個人的には楽に感じましたが対応機種を持っていないユーザーはこの時点でちょっとハードルが高いかなという印象で何よりカスタマイズしているからこそ他のユーザーと装着感という部分で共有しにくくなっているのがちょっと難点に感じます。

だからといって装着感がイマイチでも使いやすさに影響するので非常に難しいところです。

従来のiPhoneやiPadであれば本体を初期化することで他人に譲ることができますがVisino Proの場合は初期化してもサイズ感が合わない可能性があるので気軽に譲れないと思います。

ケースは購入しておいた方がいい。

また今回購入にあたって周辺アクセサリーをチェックしていませんでしたが一つ後悔したことがあります。それはケースで本体のガラス部分はカバーがついているので問題ないですが内側のレンズ部分は剥き出しの状態になっているので埃などが気になる人はケースを買っておいた方がいいと思います。

一応純正ケースも用意されていますが価格が3万4800円と非常に高価ななので自分はAmazonでとりあえず安いものを購入しましたが買い遅れたせいもあり執筆時点で手元に届いていないです。

自分が几帳面なこともあるかもしれませんが持ち運び関係なく収納ケースは一つあってもいいと思います。

購入前に超不安だったこと。

そして細かい使用感や操作性に関してはすでに多数のレビューが公開されているのでカットします。自分よりよほど詳しい人がしっかりレビューしていると思うのでそっちの方が参考になると思います。

一方で自分は購入するにあたって気になっていたことが大きく2つあり一つ目は酔わないかどうかです。映画館で配られる3Dグラスや一昔前の3D DSなど擬似的に立体に見せるツールはことごとくダメで合いませんでした。

少なくとも自分は酔っちゃってダメで今やARグラスなど含めれば多数の製品がありますが今までお金の無駄になるかと思い一切手を出してこなかったのでVision Proも怖かったです。

ただ実際にここ短期間使った感じでは特段酔うこともなく想定よりは快適に使えています。正直酔いがひどく自分に合わないとなればレビューを公開せず返品もちょっと考えていたくらいです。

ただ酔わないことが判明したので返品する必要もなく開封後は毎日使っている感じです。

想定以上に長時間使える。

そして2つ目の懸念点としては本体の重さで実際に長時間使っていて疲れないのかどうかです。これは正直使い方次第だと思いますがバッテリーは充電なしで最大2時間という感じで個人的には連続で使える時間としてはバッテリー容量と同じく最大2時間かなという印象を受けます。

今のところ頭頂部分でも支えてくれるデュアルループバンドを使っていないのであくまでもソロユニットバンドのみ使った印象になりますが自分の場合は首がかなり疲れてきます。

また目も思っていたより乾燥する感じなので電池持ちの悪さがある意味いい区切りになっていると思います。

ちなみにバッテリー部分自体もかなり重いのでポケットに入れていても正直邪魔に感じます。結局のところバッテリーを内蔵させると本体がより重くなるからこそ外付けにした可能性があります。

ただバッテリーとはいえ有線で繋がっている部分があるからこそちょっと鬱陶しい感じです。目が乾燥するなどは正直厳しいと思いますが本体の重さなどはアクセサリーを上手く活用して負担を減らすことは可能という感じで気になる部分はあれど大きなマイナスではないです。

エンタメデバイスとしての実力。

そして今回購入した目的としては大きく2つあり一つ目としてはエンタメ用です。普段くつろいでいる時にタブレットで楽しんでいることをVision Proで試してみたかったという感じです。

現状だとVisio Proに最適化されたアプリは限定的で話にならないという感じですが自分は動画サービスを見れれば十分と考えていたので最適化されたアプリが限定的でも気にならないです。

少なくともiPad用アプリを楽しむことができ自分が愛用しているPrime Videoをあります。ただYouTubeに関してはアプリが配信されておらず現時点ではブラウザ版なのが不便です。

またVison Pro用のアプリをインストールした場合はホーム画面に配置されますがiPad用だとインストールしてもホーム画面に配置されないのが不便で自分が設定を見逃しているのかAmazon Prime Videoをみる時も都度Siriで検索して表示しているのでアクセスがかなり悪いです。

今後iPad用のアプリはどんどん配信されていくみたいなのでホーム画面も合わせて使いやすくなってくれればもっとユーザビリティが改善してくると思いますが現状だと微妙です。

とりあえず現状だと不満はあれど自分の好きなサイズに調節して楽しめるのがやはりいいです。

スピーカーが想定以上に優秀。

またびっくりした部分としてはスピーカーでとりあえず再生してみました。あくまでも音漏れの状態での音質になりますが想定以上に音質が良いからこそ没入感がすごいです。

一方で音量次第ですがそれなりに音漏れはしやすいのでシーンによってはイヤホンを使うべきかなと思います。少なくとも普段自分がリビングで使っている時は音漏れはほとんど分からないとい言われます。

なので音量をかなり上げない限り日常のエンタメデバイスとしては神経質になる必要もないです。

また漫画に関してですが見開き表示で自分の好きなサイズで表示できるので見やすいです。ただページをめくる時にセンサーが反応する位置まで手をあげる必要があるので面倒です。

最近動画を見るときは無印のクッションに寄りかかった状態で見ることが多いので本体の重さが気になることもなく快適に見ることができるからこそ漫画を読む時に手を挙げる必要があるのは個人的に面倒で何か別の方法でページをめくる方法があればもっとグータラできると思います。

個人的にはVison Proに最適化されたアプリを使いたいと思っていないからこそ酔わずに使えiPad用のアプリが使えるからこそ自分の用途にあっており比較的満足度が高いのかもしれません。

外部ディスプレイとしての実力。

そして2つ目の購入した目的としては特に外出時の外部ディスプレイ代わりとして使いたいからです。

普段使っているMac Studioから外部出力をする際がミラーリングの設定が必要ですがMacBookから外部出力する際はVision Proをつけた状態でMacBookをみると接続というアイコンが出るのでタップすればミラーリング状態になるので接続は非常に簡単に感じます。

普段Studio Displayを使って仕事をしていることから外出の際にMacBook Airで仕事をするとディスプレイサイズが小さいというか作業領域が狭いのがストレスでしたがVision Proを使うと単純にMacBookの画面を拡大して使うことができるので視認性はしっかり改善します。

また自分は2階で仕事をする時はLGのウルトラワイドディスプレイに出力して使っています。動画を編集する時はそこまで気にならないのですが記事を書く時にドット感がどうしても気になります。

そのためStudio Sidplayをもう一枚買おうかなと思っていたところに丁度Vision Proが発売してくれた感じです。

写真だと伝わりにくいですが少なくとも解像感という部分では申し分なくむしろ下手なディスプレイを使うより綺麗です。ただ自分の中でまだ固定化出来ていないのがパネルの大きさでパネルを大きくすると視認性は改善しますがその分首を動かすことになるので結果Vision Proを長時間つけるのか厳しいです。

だからといってあまり控えめのサイズ感にすると結局はMacBookでやった方が早いという感じになります。ちょっとこれは自分の中でまだ固まっていないので今後じっくり使って見つけたいと思います。

ちなみにVision Pro単体でもブログの記事作成などは可能ですがデジタルキーボードーは個人的には実用性がないと思っておりキーボードやTrack padは別途用意した方がいいです。

少なくともMacBookからミラーリングしている時はMacBook本体のキーボードを使えば問題ないです。

ただ普段タイピングする時に都度キーボードを見ていないのにVision Proをつけるとなんか感覚が狂うというかいつも以上にキーボードを見てタイピングをしてしまいますがその際に完全に周りの景色を消してしまうとキーボード自体も見えなくなるのでやりにくいです。

そのため周りの景色も見える状態にして作業をしていますがこうなると今度はパネルがちょっと見にくくなり今後慣れれば違うのかもしれませんがタイピングのしやすを優先すると結果視認性がちょっと悪くなると今はジレンマにはまっている感じで正直悩ましい感じです。

当たり前の話ですが物理のディスプレイと比較するとメリットもデメリットもある感じです。

未来を感じるデバイス。

この台本自体もVision Proを使って書いていますが個人的には十分に快適という感じです。ただ自分のように家で仕事をすることが圧倒的に多い人はあまり価値観を見出すことは難しいかもしれません。

一方で出先で仕事をすることが多い人にとってはニーズがかなり高いのかなと思います。とはいえ認知度やユーザーの数からも出先でVision Proを使って作業すると目立つ可能性もあります。

正直60万円の価値があるかと言われれば難しいところですが逆に代わりになるものもないです。エンタメから仕事も幅広く使える上にApple製品との連携も優秀とAppleユーザーには堪らないと思います。

正直個人的にはここまで夢中になって使うと思っていなかったので想定外という感じです。久しぶりに使って未来を感じるデバイスで後継機種には価格よりも軽量化を優先して欲しいです。

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