Samsungは2019年から折畳式機種にかなり力を入れてきたメーカーという印象で2024年の第一四半期に初めてシェア1位から陥落したとはいえグローバル市場では圧倒的な存在です。
また折畳式機種であるGalaxy Zシリーズは同社にとって主力機種であることも明言しています。今回は正式発表されたばかりのGalaxy Z Fold 6などSamsungの新製品に触れる機会があったのでまとめたいと思います。
Galaxy Buds 3
今回Samsungさんに正式発表されたばかりのGalaxy Z Fold 6やGalaxy Z Flip 6など新製品に一足先触れる機会を頂いたので気になる新製品について確認していきたいと思います。
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まず一つ目としてデザインが大幅に刷新されたGalaxy Buds 3シリーズでざっくりとオープン型のGalaxy Buds 3にカナル型を採用したGalaxy Buds 3 Proの2種類展開になっています。
イヤホン部分に関してはオーブン型とカナル型の違いからもデザインももちろん違います。ただ専用ケースに関してはほとんど一緒という感じで何よりAirPods Proなど他社のワイヤレスイヤホンと非常に似たデザインに変更しており個人的には逆に良かったと思います。
Galaxy Buds 2 Proだとケースへイヤホンをしまう際に落としそうになったこともあり何よりイヤホンの形状自体が自分の耳に合わず逆にGalaxy Buds 3と同様のデザインを採用したイヤホンであれば今まで困ったことがないので個人的には嬉しい変更という感じです。
それぞれシルバー/ホワイトの2色展開で個人的にシルバーのシックさはめっちゃいいです。Samsungによると大きな特徴の一つとして音の最適化で人が話かけてきた時や救急車など非常用のサイレンが聞こえる場合は聞き取りやすいようにノイズキャンセリングを自動調節する仕様に進化しています。
従来であれば再生中の音楽を止めたりイヤホン自体をはずすなりしていましたが実機で簡単に試した感じだと耳につけた状態でも十分に聞き分けがしやくすなっているので楽です。
Samsungオンラインショップにおいて7月17日より予約開始で7月31日に発売予定です。またGalaxy Buds 3は2万7500円でGalaxy Buds 3 Proは3万8500円と安くないです。
Galaxy Buds 3 | Galaxy Buds 3 Pro | |
カラバリ | シルバー/ホワイト | |
予約開始日 | 7月17日 | |
発売日 | 7月31日 | |
価格 | 2万7500円 | 3万8500円 |
ただ自分はそろそろワイヤレスイヤホンが欲しかったのでGalaxy Buds 3 Proを購入予定です。
ちなみにGalaxy Buds 3シリーズの購入で専用ケースが実質貰える引換クーポンがもらえます。さらにGalaxy Z Fold 6もしくはGalaxy Z Flip 6を予約期間内に予約/購入した上でアプリから応募することでGalaxy Buds 3が貰えるのも魅力です。
Galaxy Watch Ultra
次にリークの段階から地味に気になっていたのがSamsungにとって初のUltraモデルとなるGalaxy Watch Ultraで筐体にチタンを採用していることもあるのか質感はめっちゃ高めです。
リーク段階だとGalaxy Watch 7シリーズのグリーンが良さげかなと思っていましたがGalaxy Watch Ultraを見てしまうと質感がかなり高くてやはり欲しくなっちゃう感じです。
今年は従来のProモデルやClassicモデルがない代わりに新たにUltraが追加されておりサイズ感としては47mmで従来の大型モデルに属し本体だけでも60.5gもあるので重いです。
何よりGalaxy Watch 7の40mmや44mmと比較すると2倍近くの重さがある感じで本体の厚みも2mm以上あるのでGalaxy Watch 7の40mmは逆に小さくて軽すぎておもちゃみたいな感覚になります。
少なくともGalaxy Watch Ultraは取り回しの部分ではGalaxy Watch 7に大きく劣ります。
ただ何よりの特徴としては耐久性で現状トップクラスの防水/防塵性能に対応しているのでプールや海はもちろん筐体がチタンにディスプレイはサファイアクリスタルなのであらゆるシーンで本体の耐久性を気にすることなく使えるのが大きな特徴となっています。
日常使いでは完全にオーバースペックですがアウトドアが好きな人におすすめという感じでバッテリー容量も590mAhとスマートウォッチの中ではトップクラスで電池持ちは優秀です。
なので高性能かつ電池持ちが優秀なスマートウォッチが欲しい人にとってもおすすめです。
Watch 7/40mm | Watch 7/44mm | Watch Ultra | |
カラバリ | グリーン/クリーム | グリーン/シルバー | シルバー/グレー/ホワイト |
Bluetooth | 5万7200円 | 6万2700円 | – |
LTE | 6万2700円 | 7万9640円 | 12万6940円 |
ただGalaxy Watch UltraはLTEモデルしか存在していないこともあり12万6940円と高めです。Apple Watch UltraのまさにAndroid版と価格にしろスペックにしろかなり似ています。
Galaxy Buds 3シリーズと同様にSamsungオンラインショップで7月17日より予約開始です。また現時点で詳細は不明ですが7月下旬以降の発売予定となっており個人的にはかなり悩ましいところです。
正直10万円以内であれば絶対買っていましたが約13万円となるどうしても高く感じてしまいます。あとは手持ちのGalaxy Watch 6 Classicの下取りがいくらになるかで考えたいと思います。
Galaxy Z Flip 6
そして3つ目として今年世界で最も売れる折畳式機種になる可能性があるGalaxy Z Flip 6です。正直なところデザインにしろスペックにしろGalaxy Z Flip 5からほとんど変更点がないです。
なので気になる部分だけ確認していきたいと思いますがアップデートサポート期間は最大7年に拡張されています。
一方で本体サイズをほとんど変更せずSnapdragon 8 Gen 3を搭載した上でGalaxy Z Flip初のベイパーチャンバーを搭載しており放熱性能を強化することでパフォーマンスの持続性を維持しています。
ちなみにGalaxy S23 Ultraが搭載していたベイパーチャンバーより1.5倍大きいみたいです。さらにワイヤレス充電に対応した上でバッテリー容量は前モデル対比で300mAh増加の4000mAhに増加したにも関わらず本体サイズがほとんど変わらなかったのは逆にすごいです。
また折畳式機種としては初となるIP48に対応したのでついに防塵性能も強化されたことになります。
そしてGalaxy Z Flipシリーズの魅力の一つとしてはリアカメラを利用したセルフィーです。Galaxy Z Flip 6ではメインカメラセンサーが50MPに強化された上でクロップすることで実質光学2倍相当のズーム撮影に加えAIを駆使したオートズーム機能に対応したことが特徴です。
被写体を検出した上で自動で最適なフレームになるようにズームを調節してくれるので今まで以上にセルフィーが撮りやすくなったことはもちろん画質自体も底上げされてます。
あと個人的にびっくりしたのはメインディスプレイの折目でかなり目立ちにくくなりました。
ディスプレイ輝度が強化されたこともあり今まで以上に折目含めて見やすくなったと思います。セルフィーを多用する人や出来るだけスマホをコンパクトに持ち運びたい人におすすめです。
ただ実機を触って思うのはめっちゃ軽いけど開いた状態だとそれなりの大きさに横幅なのでぱっと見の印象と比較すると意外に片手操作はしにくいので気になる人は実機を確認するべきです。
そしてSamsungオンラインショップにおいて7月17日より予約開始で7月31日に発売予定です。
256GB | 512GB | |
ブルー | ⚪️ | – |
シルバー | ⚪️ | ⚪️ |
ミント | ⚪️ | – |
イエロー | ⚪️ | – |
ブラック(オンライン限定) | ⚪️ | – |
ホワイト(オンライン限定) | ⚪️ | – |
価格 | 15万9000円 | 17万7700円 |
512GBモデルはシルバーのみとなっており驚きだったのがオンライン限定色が用意されていることです。そして価格は256GBモデルが15万9000円で512GBモデルが17万7700円なのでありだと思います。
Galaxy Z Flip 5/256GBの直販版がなかったのでアメリカの価格を参考にすると$999です。それを現時点での為替で計算すると約16万円で税込にすれば17万6000円くらいになります。
そのため256GBモデルは為替を考慮すると安いという感じで512GBモデルに関してもGalaxy Z Flip 5の直販版の発売当初の価格が17万9900円なので2000円程度安くなっているなどかなり頑張ってくれた印象です。
Galaxy Z Fold 6
そして最上位モデルであるGalaxy Z Fold 6を確認していきたいと思いますが折り畳んだ状態で本体の上部を確認するとマイクにスピーカーグリルを搭載しています。
そして本体右側面を確認すると音量ボタンに電源ボタンにSIMトレイを搭載しておりキャリア版に関してもおそらく共通だと思いますがミリ波用のアンテナスリットを搭載しています。
最後に本体下部を確認するとUSB-Cにマイクにスピーカーグリルを搭載しています。
全体的に角ばった印象を受けますが持ちにくそうに見えるかもしれませんが横幅は68.1mmなので持ちやすいことに違いはなく何より軽くなったことをはっきりと実感することができます。
一方でカラバリにもよると思いますが今回試したシルバーを思っていたよりも指紋が目立ちます。
残念なことにサイドフレームは事前情報と異なり耐久性が10%改善したアルミフレームを採用しています。とはいえ実機を見ると質感はかなり高めでスペック以上に洗練されていることを確認できます。
またGalaxy Z Fold 5は本体を閉じた状態の厚みが13.4mmに対してGalaxy Z Fold 6は12.1mmでスペック的には薄型化されていますが正直比較しないと分からないレベルです。
実際に触っていてもGalaxy Z Fold 6はサイドフレームがフラットになったことや全体的に角ばったことからも薄型化されたという印象はあまりですが重さに関しては全然違います。
Galaxy Z Fold 6は僅かとはいえ横幅が増して大きくなったように感じるからこそ軽く感じます。正直他社の折畳式機種と比較すると物足りないですが前モデルと比較すると明らかに進化していることを実感できます。
またディスプレイの折目に関して前モデルと比較すれば僅かに改善したかなという印象です。ただGalaxy Z Flip 6と比較すると圧倒的に折目が目立つ感じで逆になぜこんなに違うのか気になるところです。
やはりGalaxy Z Fold 6でもセンター部分が狭く深く折目がついているので気になると思います。特に音ゲーなどをやるユーザーにとってこの折目はかなり気になるのかなと思います。
ただゲームをやらない自分からすればGalaxy Z Fold 5の時点でもほぼ気にならない感じです。
ちなみにヒンジの開閉に関してGalaxy Z Fold 5は全体的に硬いという印象を受けますがGalaxy Z Fold 6は140度を超えたあたりから一気に硬くなるという感じで印象が違います。
フレックスモードで使う際にヒンジの固定が難しい130度あたりからしっかり強化した一方でそれ以下の角度では前モデル対比で柔らかく感じるので全体的に開閉しやすくなった印象です。
何より全体的に角ばったことで個人的にはより好みのデザインになっており物欲を刺激されます。
またディスプレイ輝度がGalaxy S24シリーズと同じく最大2600nitsに対応したことで全体的に明るくなっていることを確認できサブディスプレイの視認性も僅かですが改善しています。
そしてSnapdragon 8 Gen 3を搭載しておりベイパーチャンバーは前モデル対比で1.6倍の大型化となっており放熱性能が強化されているのでパフォーマンスの改善にも期待です。
細かい部分は実機を入手してからの確認になりますが何よりデザインは想定以に素晴らしいです。
256GB | 512GB | 1TB | |
シルバー | ⚪️ | ⚪️ | ⚪️ |
ネイビー | ⚪️ | – | – |
ブラック | ⚪️ | – | – |
ホワイト | ⚪️ | – | – |
価格 | 24万9800円 | 26万7800円 | 30万3800円 |
またシルバーとネイビーの2色展開に加えオンラインショップ限定のブラックとホワイトのが用意されています。512GBモデルや1TBモデルが欲しい人はシルバーに限定されますが自分はブラックが欲しいです。
昨年はキャリアに忖度した結果なのかオンラインショップ限定カラバリのグレーのみを扱っていた感じですが今回はレギュラー色に加えオンライン限定カラバリもあるので本気に感じます。
7月17日より予約開始で7月31日発売予定と今回第2次販売国に選ばれた感じになります。そして価格は想定以上に安く256GBモデルが24万9800円から購入できるのはかなり魅力です。
ちなみにGalaxy Z Fold 5のアメリカにおける価格は$1799なので現時点での為替で計算すると税抜で約28万9000円で税込になれば30万円を普通に超えてくる感じになります。
この中で25万円以内に抑えてくれたのは相当嬉しいところで個人的にはかなり安く感じます。
まとめ。
今回はGalaxy Z Fold 6など新製品に一足先に触れる機会があったのでまとめてみました。個人的にかなり残念だったのがSamsung初の指輪型デバイスであるGalaxy Ringの国内展開がなかったことでFelica対応なら自分は7万円とかでも絶対買っていたと思います。
少なくともグローバルモデルとのタイムラグがほとんどなくなったことに加え本体価格の安さとこのことを考えるとSamsungは日本市場にかなり力を入れてくれる印象を受けるのでGalaxy Ringが気になるユーザーはネットで声をあげていく必要があるのかもしれません。
今回のイベントでめちゃくちゃ残念だったのが本当にGalaxy Ringがなかったことくらいです。
取材協力:Samsung Japan