昨年と比較するとSonyはXperia 1Ⅵで「直販版」にかなり力を入れてきた印象で、直販版限定カラバリの強化に加え初めてストレージオプションを用意しています。
さらに直販版でも256GBモデルが追加されたことでベースモデルの価格は19万円以下と前モデル対比で安くなっているように見えるのもポイントに感じます。今回はXperia 1Ⅵのdocomoオンラインショップにおける売れ行きについて主観的にまとめたいと思います。
かなり頑張っている印象。
大手キャリアからは6月7日より発売されたXperia 1Ⅵですが執筆時点で約1ヶ月経過したことになります。docomoオンラインショップにおける売れ筋ランキングにおいて初登場の際は無事1位を獲得していましたが上記の画像からも今週は9位を獲得していることを確認できます。
機種名 | |
1位 | iPhone 14 |
2位 | Xperia 10Ⅴ |
3位 | iPhone 15 |
4位 | Pixel 8a |
5位 | iPhone 15/256GB |
6位 | Galaxy S24 |
7位 | Galaxy A55 |
8位 | AQUOS sense 8 |
9位 | Xperia 1Ⅵ |
トップ10で見るとフラッグシップモデルに該当するのはiPhone 15とGalaxy S24くらいで立ち位置とすれば「無印」に該当します。その中でXperia 1Ⅵは「最上位モデル」の立ち位置でまだ9位に残っているのは相当頑張っている印象です。
国内で圧倒的に人気が高いiPhoneの最新シリーズである「iPhone 15」が売れているのは当たり前で逆に入っていないとなれば安いiPhoneしか売れないと今後の日本市場が不安になるくらいです。
一方で最上位モデルとなる「iPhone 15 Pro Max」はランク外となっており結局20万円近くの価格帯になると本当に初動だけ売れて長続きしないことがほとんどですがXperia 1Ⅵはとりあえず耐えてくれている感じです。
この価格帯の機種になってくると実店舗で購入する人よりもキャリアのオンラインショップや直販版を購入する人が多いと思いますので実店舗における売り上げランキングよりもオンラインにおける売り上げランキングの方が参考になるのかなと思っています。
在庫改善は8月下旬頃かも。
執筆時点においてAmazonにおけるXperia 1Ⅵの出荷予定時期を確認すると依然として「8月下旬以降」から良くも悪くも変わっていない状況です。直販版でみるとRAM16GBの最上位構成のみ8月下旬発売となっていますがSonyの担当者によると「生産上の問題」から発売時期が遅くなっているとの話です。
実際のところは不明ですが価格的にも容量構成的にもカラバリ的にも動きが最も悪い可能性があり後回しにされた可能性があり、何より他のモデルの動向と市場の評価が固まってくる時に発売することで在庫も調整しやすいのかもしれません。
逆に言うと直販版の在庫状況が改善するのはRAM16GBが発売される8月下旬頃と考えた方がよくSonyとしてもある程度合わせて生産していることから在庫状況に大きな変化がないのかもしれません。
昨年のXperia 1Ⅴの時は納期が伸びても最終的には地味に前倒しになっていましたが今回の場合はあまり前倒しの報告を聞きません。昨年と違って発売されていない容量構成があるからこそ調節されている可能性があります。
逆に前倒ししているのに出荷予定時期が改善しないのであればかなり売れていることになります。何よりSonyの想定を超えている可能性があり推測の部分が多いですが昨年と比較するとしっかりと売れているのかなという印象です。